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ユーザーレビュー

  • 文化人類学の思考法

    Posted by ブクログ

    本書を通じて一貫して示されたのは、我々が「当たり前」だと思い込んでいることの多くが、実は確固たるものではないということである。自然と文化、科学と呪術、商品と贈り物、国家と社会——これらは相互に対立するものとして捉えられてきたが、実際には境界があいまいで、つながり合い、相互に影響を与え合っている。

    著者たちが示すのは、世界が単純な二項対立で成り立っているのではなく、複数の「わからなさ」や「揺らぎ」を抱えながら構築されているということだ。しかも、その揺らぎの中にこそ、人と人、人と物、人と自然との関係の豊かさが存在している。

    特に興味深いのは、この思考法が単なる学問的議論に留まらず、現代社会の課

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    2026年03月31日
  • 文化人類学の思考法

    Posted by ブクログ

    「かもしれない」の領域についての話が面白かった。調査者が完全にフィールドの人々に同化はできないが、自分の更新前の考えとその差異に戸惑いながら「かもしれない」を生きていくという話が印象に残った。また、フィールドの人たちにとっても呪術は「かもしれない」の領域だというのが面白かった。
    また、戦争と平和の章で関係が「深まりすぎてしまうから」戦わざるを得ないということがある、という話が面白かった。
    またいつか読み直したい。

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    2024年04月11日
  • 文化人類学の思考法

    Posted by ブクログ

    文化人類学とはどういう学問か、初心者にもわかりやすい言葉で書いてくれていて読みやすかった。考えるということの概念?幅?が広がったので個人的には面白くまた読み返したいと思った。
    白黒つけず、どうすればいいか、読書が考える余白を持たせながら話が終わるので各章読み終わった後も余韻とともにいろいろ考えを巡らせたりもした。
    しっかりと学んでみたいと思ったしまた、他の本も読んでみたいと思った。

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    2024年02月19日
  • 文化人類学の思考法

    Posted by ブクログ

    文化人類学を学んでいる学部生だけではなく、広く人類学に触れてみたい一般の読者も読みやすい仕上がりになっている。

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    2019年09月03日
  • 文化人類学の思考法

    Posted by ブクログ

    文化人類学がどういう学問かについて、扱う範囲を横断的に取り上げた入門書。学生向けのようですが、一般の読者にも大いに参考になると思います。
    30年近く前、大学生の頃に少し文化人類学を学んだのですが、当時とは比べものにならないほど文化人類学側の意識が変わっていて、決して解釈を押し付けない、人々にどこまでも寄り添おうとする態度が印象的でした。

    たとえば、呪術の章でシャーマニズムが取り上げられていましたが、大学時代にはこれが社会の安全弁として機能する側面もあると学びました。シャーマンとして託宣をする者が貧困層の出身で、託宣を聴きに来る者が富裕層である場合などは特に。
    しかしこの本では、そうした解釈を

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    2019年08月23日

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