配信予定・最新刊

作品一覧

  • 暴政株式会社―私的権力はいかにして自由を破壊したのか
    NEW
    -
    1巻2,860円 (税込)
    私たちは「政府による暴政」には敏感だが、生活の大半を過ごす職場や市場で、巨大企業が振るう「私的暴政」に対しては驚くほど無防備である。 トイレ休憩さえ秒単位で監視されるアマゾンの倉庫。転職や発言の自由を奪う不合理な雇用契約。利益のために破壊される地方紙や救急サービス。そして、法の抜け穴を使い、被害者への賠償から逃れる億万長者たち。 これらは一部の悪徳企業による暴走ではなく、新自由主義が政治を無力化し、市場を「無法地帯」に変えた結果生じた、構造的な必然である。 著者は、膨大な取材を通じて、富裕層が資産なき人々を一方的に強制するメカニズムを白日の下に晒す。 かつてニューディール政策が成し遂げたように、私たちは再び「政治」の力で市場を飼いならし、労働者の「拮抗力」を取り戻すことができるのだろうか。 左右の垣根を超え、真の自由と尊厳を取り戻すための「新しい合意」を提唱する、現代人必読の警鐘。現代資本主義の暗部を鋭く告発する、衝撃的なノンフィクション。 <現代社会の新たな脅威は国家ではなく、経済的手段で自由を奪う「私的暴政」システム> 【職場の罠】 ●「契約の自由」という幻想 労働者は圧倒的に不利な立場で、生活のために不平等な雇用契約に同意させられる ●裁判所への道をたつ「強制仲裁」 企業は紛争を会社に有利な民間の「仲裁」に持ち込み、労働者の法的権利を奪う 【市場の悪用】 ●企業を「略奪」するウォール街 プライベート・エクイティは投資ではなく資産の切り売りを行い、シアーズのような企業を解体する ●民主主義を蝕む「ニュース砂漠」 ヘッジファンドが地方紙を買収・解体し、権力監視機能が失われ、地域社会が衰退する 【法廷からの逃走】 ●億万長者のための「破産」制度 巨大企業は破産制度を悪用し、自らは富を保持したまま、製品がもたらした被害への責任を免れる <あなたの会社も「暴政」のメンバーかもしれない> 「見えざる独裁」が私たちの自由を蝕む イデオロギーの壁を超えた、若き「保守」論客による全米震撼の話題作 ★ワシントン・ポスト、ニューヨーク・タイムズ、The Economistなどの各メディアも絶賛
  • 秩序崩壊 21世紀という困難な時代
    3.5
    1巻3,960円 (税込)
    トランプのエネルギー支配外交を予言! 西洋近代は「文明の死」に向かうのか。 「エネルギー、グローバル金融、民主主義」3つの歴史を軸に、長期的な地政学的物語でそのゆくえを鮮やかに描く。 『フィナンシャル・タイムズ』ブックオブザイヤー。 誤解を恐れずに、トンプソンの歴史的分析をさらに約言するならば、2016年のブレグジットやトランプの大統領選勝利、2022年のロシアによるウクライナ侵攻の原因は、1960年代から70年代にかけて、エネルギーを巡って生じた世界の政治経済構造の亀裂に求めることができるということである。――中野剛志「日本版解説」より 【本書のポイント】 ◎大混乱の起源は「1956年のスエズ危機」 ・スエズ危機とは:エジプトのナセル大統領がスエズ運河を国有化し、イスラエル船舶の通行を禁止。英仏イスラエルの3か国はエジプトに軍事行動を開始したが、アメリカがイギリスに圧力をかけ停止。英国の国力低下が白日の下に ・この件で、西欧諸国は「ソ連産」原油に頼ることに。NATOの結束に亀裂が生じる ・2022年のウクライナ戦争で、ロシア産のガス・原油に依存するドイツなど欧州諸国が、対露制裁を求めるアメリカとの間でディレンマに→1956年のスエズ危機と同じ構造が続いている ◎グリーンエネルギー重視が招く中国依存、雇用喪失、貧困と分断 ・化石燃料にとって代わるどころか、むしろ、その投入に頼る結果に ・電気自動車などの生産は、先進国ではなく、化石燃料に依存するアジアで行われる ・ゆえに、化石燃料が生み出してきた地政経済学的力学は、当面残存 ・レアアースという希少資源を産出する中国への依存度を高め、新たな地政学的問題を生む ・グリーンエネルギーへの投資は、一部の企業や投資家たちを儲けさせる一方で、国内の雇用をあまり創出しない→エネルギーのコスト高を招いて労働者階級を苦しめ、社会を分断 【本書の内容】 21世紀は、地政学(エネルギー)、経済(グローバル金融)、政治(民主主義)、それぞれの面で強烈な衝撃が世界を襲った。その結果、各国の中央銀行は25兆ドルを超える新たなマネーを創出し、地政学的競争の新時代が到来し、中東は不安定化し、欧州連合(EU)は加盟国間の軋轢が激化し、アメリカでは古くからの政治的断層が露呈した。 本書は、この現在の政治的瞬間を緻密に描いた歴史書である。地政学の歴史、世界経済の歴史、西側民主主義諸国の歴史という3つの歴史を織り交ぜて語り、パンデミック直前の数年間が政治的に無秩序な状態にあったなかで、それぞれの混乱が一つの大きな物語を紡ぎだしてきた様子を説明している。また、その混乱の多くが、化石燃料エネルギーによって引き起こされた問題に端を発していることを示し、グリーン・トランジション(環境に配慮した持続可能な社会への移行)が進むにつれ、エネルギーが必然的に生み出した長期的な課題がなかなか解決できない事情を明らかにしている。
  • 新しい封建制がやってくる―グローバル中流階級への警告
    3.6
    1巻2,200円 (税込)
    格差の拡大は確かに問題ではあるが、それを「封建制」と言うのは大げさだと思うかもしれない。しかし、本書を読めば、そのような認識が甘かったことに気付くであろう。ーー中野剛志氏「日本版解説」 あなたは「新しい貴族階級」か。 「新しい奴隷階級」か。 私たちはどう生き残るのか。 階級や格差の固定化、社会的地位上昇機会の喪失がもたらす「新しいかたちの貴族制」を徹底分析。 アメリカを代表する都市問題研究者によるシリコンバレー発「地獄の黙示録」。 <「新しい封建制」社会はこうなる!> 【第一身分】 コンサルタント、弁護士、官僚、医師、大学教員、ジャーナリスト、アーティストなど。 高度な知識を有し、支配体制に〈正当性〉を与える「有識者」(現代の聖職者)。 【第二身分】 GAFAなどの巨大テック富裕層が率いる「新しい貴族階級」。 >>>>>>>>>>>>>> 超えられない壁 >>>>>>>>>>>>> 【第三身分】 それ以外の人びと。中小企業の経営者、熟練労働者、民間の専門技術者など。 21世紀の「デジタル農奴」「新しい奴隷階級」。
  • 新しい階級闘争―大都市エリートから民主主義を守る
    3.5
    1巻2,200円 (税込)
    フィナンシャル・タイムズ、タイムズなど欧米メディアで絶賛!イブニング・スタンダード紙のブックオブザイヤー受賞。「資本家」対「労働者」から「大都市エリート」対「土着の国民」へ。左右ではなく「上下」対立の時代を読み解くバイブル!ポピュリズムは病原ではなく症状だ。民主主義を滅ぼす病原は新自由主義にある 【欧米メディア&識者が絶賛】 ◎これまでで最も優れたポピュリズム分析の書(「イブニング・スタンダード」紙) ◎力作だ。欧米の政治が簡潔ながらも繊細に分析されている。ポピュリズムは、大学を出ていない労働者たちから経済的交渉力、政治的影響力、文化的威厳を奪ってきたテクノクラート新自由主義に対する反動だとリンドは主張する(デイヴィッド・グッドハート、『The Road to Somewhere』著者) 【中野剛志氏】 ポピュリズムの原因は、新自由主義的な政策によって労働者階級を抑圧し、政治・経済・文化のいずれの領域においても労働者階級を疎外してきたエスタブリッシュメントの側にある。ポピュリズムは確かに健全ではないが、それは、エスタブリッシュメントの新自由主義的な支配という疾患に現れた症状に過ぎないのである。私は、リンドの思想に全面的に賛成である(巻頭解説より) 【施光恒氏】 本書は、戦後実現した「民主的多元主義」の安定した政治が、1970年代に始まった新自由主義に基づく「上からの革命」の影響を受けた結果、機能不全に陥り、米国の国民統合が現在までにいかに脅かされ、分断が進んだか、またどのように分断の解消を図っていくべきかについて考察したものである。民主的多元主義の再生を可能ならしめるために、現行の新自由主義に基づくグローバル化推進路線の転換が必要だと本書は論じる。新自由主義的な改革に明け暮れてきた欧米諸国や日本に新しい視点を与え、自由民主主義の意味や条件を考えさせる貴重な一冊だ(監訳者解説より)

ユーザーレビュー

  • 秩序崩壊 21世紀という困難な時代

    Posted by ブクログ

    久々に面白い海外政治、経済の本だった。
    翻訳しにくい文章なのだろうか、少し読みにくいが意味は伝わる。エネルギーとトルコ、中国の影響力、30年前とは様変わりの力学を感じた。北極圏ルートと海軍力もキーワードだった。

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    2025年08月04日
  • 新しい封建制がやってくる―グローバル中流階級への警告

    Posted by ブクログ

    翻訳読みやすかった。
    歴史は繰り返すのかな。
    世界的に格差は広がり、しかも固定化している。そしてそれは、次第に寡頭勢力そのものも脅かす。。。
    そんな話だと理解しました。
    私にできることはなんだ?
    とりあえず、選挙は行くよ。

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    2025年07月18日
  • 新しい封建制がやってくる―グローバル中流階級への警告

    Posted by ブクログ

    有識者と呼ばれるアカデミックなエリート層と、テック企業を中心とする一部の上位の「新しい貴族」となった富裕層と、「新しい農奴、奴隷」となったその他大勢との溝は、経済格差や人種差別、LGBTQ、クリーンエネルギー、教育、少子化など、様々な問題が顕在化すればするほど、さらに大きくそして深くなっていく。
    そして民主主義勢力の大きな脅威となって台頭してきた、中国やロシアなどの権威主義的な国家。
    「封建制」という言葉の、新たな認識を突き付けられたような一冊。

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    2024年03月28日
  • 新しい封建制がやってくる―グローバル中流階級への警告

    Posted by ブクログ

    新しい階級闘争と一緒に東洋経済で解説されていたので、入手。新しい階級闘争と結構被っているが、あっちは欧米、こっちは日本含めたアジアにも言及している。新自由主義とリベラルが結びついて「意識高い」(意識高い系ではない)層が、経済的、政治的、文化的に正論はいいことだを振りかざして来る有様が解説されている。こんな本を読んでいる時点で筆者も「意識高い系」に分類されちゃうのかもしれないが、それでも昨今抱いている違和感(LGBTqとかグリーンディールの欺瞞とかパレスチナ問題に対するアメリカの態度とか)に対して、明確に文字化してくれている。

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    2023年12月07日
  • 新しい階級闘争―大都市エリートから民主主義を守る

    Posted by ブクログ

    東洋経済にて、新しい封建制がやってくると合わせて紹介されていたので入手。いわゆる「西側」諸国(ぶっちゃけ欧米)を今までリードしてきている新自由主義が何をもたらしているか、を解説する。基本思想が強者総取りのところに更にテクノロジーによる支配を加速させて、少数のテック貴族によって多数の下流層(中流層は下流層にに叩き落される)が支配され、民主主義が蔑ろにされていく現状が語られている。そのような状況だからこそ、トランプのようなデマゴーグがそういった層のニーズをすくい取って伸びていく、と解説される。筆者は多元民主主義(地方の有力者に率いられた集団が多数ひしめき合う状況)の復活を提示しているが、テックオリ

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    2023年12月07日

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