くろさびさんのレビュー一覧
レビュアー
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平安風!雅な世界
風情も雅もある、素敵なBL です。シリーズものだというのは読んでいて気付きました。私、他のニ編も読んだ事がごさいました。それぞれ楽しい作品です。
さて、今回は都を騒がせる義賊が出てきます。捕まえるのは堅物の光則様。なかなか尻尾を掴ませぬ相手に繋がる手掛かり、それは帝からうち捨てられ、荒れ果てた屋敷に住まう姫君!気位だけはさすがに高く、口も悪く、御簾の向こうでけんもほろろ!なのに彼女と再婚することに!はい、勿論これBL ですから、姫は男の子です。
この姫君の秘密に、いかなる因縁かと悩む光則様。義賊十六夜問題をどのように解決するかもハラハラさせられます。
徐々に心を通わせる二人の姿は微笑ましいです -
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じれったい!すれ違い!
はぁ、最後までハラハラさせられました。元々が物静かな主人公。クラスメイトに恋心を抱いていることを悟られまいとして、冷淡かつ上から目線の物言いをすると取られてしまう。どんどん嫌われていくわけです。一方、主人公にはネット限定で親しくしている人がいます。その人のホームページを度々来訪するうちにメル友に。パソコンのみで、スマホもSNS も無い時代です。帰宅してパソコンを立ち上げて初めて連絡のつく相手です。オフ会にも顔を出さない主人公は、ホムペ主からは謎の女子高生と勘違いされています。ネタバレありなので今更ですが、このホムペ主こそ、尚二なわけです。このすれ違いが歯痒い!トモの想い人が自分じゃねーの?と気
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潤君、またもや受難!
潤君が飛び込んだ(連れ去られて、受け入れたわけだけれど、彼は超前向きな性質)竜人の世界は、弱肉強食の階級社会。
朝っぱらから可畏様の流血沙汰でテンション下がりっぱなし。暴君竜健在!こんな朝はラクトベジタリアンの潤君にはきつい。なのに、可畏様は「反省」し、これでも自重している(愛ゆえに本能を抑えている)ので許容する。
このシリーズは潤君のこの「懐の深さ」で保たれているのよね。天使なの?いやいや女神なのかも?彼は決して女性っぽくはないのですが。
今回もまた誘拐されてますが、最後には相手を許すのです。恋人の気持を汲んで暴君竜・可畏も敵対した相手を許すことになるのですが、これは味方を増やすことに -
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蕪木の生い立ちが明らかに
蕪木が薄情にも妹ごと過去を切り捨てたのは既に描かれています。しかし、その理由については明かされていませんでした。妹さんの様子からは悲惨な家庭環境は感じ取れませんでしたから、
進路問題あたりかな?と予想していました。
そして今回、遂に彼の生い立ちが明かされました。他人から見れば羨ましい、恵まれた環境です。それでも彼は居心地が悪くて飛び出したのです。
元親友からのコンタクトをきっかけに、過去を振り返る蕪木。そして尾上くんの助言、存在のお陰で、捨ててきた過去にも何も無かったわけではないと認識を改めます。
愛って素晴らしい!尾上くんは彼にとって得難い存在なのですね。
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フィギュアスケート大好きなので
美しいフィギュアスケートに打ち込む男の子達の物語です。ああ、楽しかった!幼少期よりフィギュアスケートが大好きですが、永遠のにわかファンとでもいいますか、あまり選手個人の事や、ジャンプの見分け方には詳しくありません。
ただ、選手達の情熱や、怪我のために一線から退かざるを得なくなった選手達の姿は知っています。
リアルではゲイが怖くてフィギュアスケート、クラッシックバレエ、洋楽を楽しめるか!という感じですね。フィギュアスケートにゲイは珍しくありません、ええ。
でもやはり創作のBLは大歓迎ですよ。カワイイ二人でした!楽しかったです。夢のような二人のタンゴ!素晴らしい!
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作者らしいお話
取り立てて物凄い事件が起こるでもなく(まあ大抵設定がレアで事件ですけど)、そのキャラクターの日常生活の中で恋が生まれる。その日常生活がとても愉しくも愛おしく、読んでいて癒される。これが山本小鉄子さんの世界。今回は鳥の言葉を理解する、ただそれだけの自称・探偵さんが主人公でした。その能力をフルに使って鳥使いになれば結構な難事件も解決しそうなのに!!絶対そうならない。町の片隅で一生懸命生きている何でも屋さん(本人は探偵だと言ってますが)です。言葉が解るけれど鳥が苦手な彼は実は結構孤独です。その孤独な心に触れたのは言葉を交わしたカラスでした。それと同時に年下の男の子に惹かれ始めます。2巻で話は終わって
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嵐を呼ぶ美しさ!
この巻では、主人公の魅力をしっかり認識しました。潤君はモテますよね。その理由がはっきり分かりました。
イラストの力を大いに感じました。…いやぁ、美しさ炸裂でしたね。圧倒的に美しいのですね、彼は!
お料理する姿、子育てする姿、そしてモデルの時の艶やかさ!
しかも、内面も良い。潤君は良い意味で楽天的な性質で、前向きに生きていこうというのが素晴らしい。
暴君竜のパートナーとなり、卵から生まれた双子の母となる、数奇な運命を受け入れて生きています。
潤君は、子育てをしながら竜人に囲まれる学生生活を始めたけれど、やはり苦労は多いわけで。
竜人組織から自分と子供たちが狙われる不安と緊張感の中、事 -
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仕事も恋も。
タイトル通りに、優しい雨のような落ち着いた話でした。
主人公は仕事にも恋愛にもきちんと情熱と欲を持って誠実に努力しています。もちろん上手くいかなかったこともあります。それは、先生も同じことです。彼の場合は狭い学問の世界にあって、師匠から裏切られるという憂き目に遭い、私生活でも恋人にも去られてしまって、精神的には世捨て人になっていたのです。淡々と自身の研究だけは続けてきたのは本当に立派なことです。
お互いの仕事への矜持を尊重した付き合い方が、大変好ましかったですね。
また過去の恋愛沙汰についても無理矢理聞き出すなんてことをしないのも。
でーもー。ベッドではなかなかお熱いので、メリハリきいて良かっ