cazumixさんのレビュー一覧
レビュアー
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購入済み
ボディブロー
、、のよーにジワジワと効いてくる感じ。一穂さんの作品て、こお地味とゆーかやたら現実味があるとゆーかファンタジーぽさがなくジリジリ物事が進むので途中までちょっと退屈とゆーか挫折しそうになるんですが(汗)焦らされつつ読み進めてくと一気に蓄積された何かがドッと溢れてくるよーな。本作も然りで、遙のどことなく飄々とした態度と叶わない想いを諦めてる様が生い立ちに理由があってでもただ暁行とだけは離れたくないって気持ちが語られる件で涙腺崩壊。切なすぎる、でも、うんきっと遙ならそうするだろう事が納得できるのでハピエン期待しつつ泣きましたね。暁行の態度もBL目線で読めばかなりイラっとくるんでしょうが極一般的に考え
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購入済み
つかね、焦ったいわ!
チョコレートの描かれ方がめちゃくちゃ素敵、お高いショコラを読む度つい購入したくなっちゃいますねぇ。恋愛がテーマであると同時に仕事に対する真摯な姿勢やそれぞれの思惑だったり葛藤なんかがリアルに描かれていてヒューマンドラマとして秀逸な作品なんではないでしょうか。ドラマ観てないので現在7巻まででのレビューですがこのたまらなく焦ったい展開にハマってしまいました(笑)つかどーしたいんだよサエコ、みたいな。何となく彼女にとって爽太は不可侵な領域みたいなもんなのかな、なんて勝手に想像してますが。。現実にいたら絶対友達にはなりたくないタイプだけど(笑)サエコにも色々あるんでしょう、今後彼女の裡が公開されて「な
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購入済み
確かに優しい
15年くらい前のハルヒワールド、今よりずっと淡い世界観ですね(笑)複雑に絡まった人間関係やら深く掘り下げられた心理描写に重苦しいトラウマといった昨今のハルヒさん作品の傾向はまだナリを潜めてますがお話の構成力や表現力は元々センスある作家さんなんだな〜と改めて痛感した一作でした。宙彦の無垢で浮世離れしていつつも夜の顔は淫蕩ってキャラ設定は「らしい」、好きです。志朗の包み込むような穏やかさは正直19じゃ無理あるだろぉ?とツッコミ入れつつ、すっかりメロメロ骨抜き状態(笑)濡れ場が濃いのはこの当時から、でもその表現がまだ割と直裁なぶん逆に生々しく、ウンこれはこれでイイな〜って感じです。
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購入済み
パンチはないけど
長い長い執着愛の執念深さがいい味出てる本作(笑)出てくるキャラがこぞって性に関してのハードルが低いとゆーかモラル的なものへの認識が薄いとゆーか同性愛どころか義父と息子ってゆー禁忌感もないしアッサリしてます。いや寧ろセフレと息子とソフト3Pてゆートンデモ設定も盛り込まれててビックリはしましたが(笑)なかなか大宮がいいです、冷めたセフレであると共に捻くれてはいるもののその実かなり親身に一総を支えて時に見守って、、うーん婚約破談になったしユキとのスピンオフでも出ないかな(笑)英田さんにしては平凡(?)なお話ですがこの緩さは嫌いじゃなかったな〜。
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ネタバレ 購入済み
コレめちゃくちゃイイ!
前作、アキのツレなさから途中までは読むのが苦痛ですらあったんですが、ちゃんと意味ありましたねぇ。恋人のいる自分に振り向いてくれない同性への不毛な片恋に周りを慮れず一人苦しむ美里、ストレートすぎて人付き合いが苦手な上に猜疑心が強く不器用なアキ、そんな2人が想いを通じ合わせられたのに別れたまま付き合いが続く本作、切ない以外に何と言えばいいのか。周りに応援され親からも静観すると許しを得られ共に人生を歩み始められて感動的でした。アキの「こんな男を好きになってくれてありがとう」にポロリ、始めウザい奴〜とお思って申し訳ありません(笑)朝丘さん作品良し悪しにムラっ気ありますが(心理描写が悲観的にくどかったり
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購入済み
前半イラっ後半ジーン
何度も放棄しようかと思うくらい中盤までアキの掴めないツンキャラと美里のグズグズした空気にイライラしましたが辛抱して読み進めて良かった(笑)アキの気持ちが動いていく様が読み取れず気づけば「好きそう」な素振りをしてて若干の違和感はありましたが想いが通じてからの短い蜜月にはじんわり温かくされます。お父さんに簡単にばれちゃってカテキョだから?同性だから?で別れた件、子供だからって付き合うために説得しよーって姿勢もなく別れちゃったのはなんだかな〜て感じ、簡単に手放すの?みたいな。しかも美里は結局男と付き合ってんじゃん、矛盾〜(笑)小さいツッコミ所があり続編もあるので総評は出来ませんが今のところ3寄りです
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購入済み
ぐはっ痛い。
後書きでハルヒさんご自身も仰ってますがこの基くん痛い受けナンバー1じゃないかな。肉体的な痛い描写が苦手な私としては読むにつれ苦行のよーになってしまいました。。通常でもハルヒさん作品には重かったり陰鬱な気分になる問題が盛り込まれていますが(笑)本作は解決できない社会問題でもある虐めや虐待に焦点を当てた考えさせられるお話でした。基の父親がね、漠然とした背景しか分からないけど相当イっちゃってて、、マジメに怖かった、ホラーだ。。さて大変珍しく(?)いつものようなドロっと濃厚な濡れ場がなく「あ、終わっちゃった?」だったのがちょっと残念でした、文庫化記念に?ちょっと甘い書き下ろしあったら良かったのになぁ。
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購入済み
長かった〜。
実際には5巻でめっちゃ長編とは言えませんが前半が読むのキツかった。「売れてる」上位にあったのと警察やらSPの男の世界観まあ好きだし他サイトでのレビューもまあまあだったので決めました。が、ちょっと表現が稚拙(会話とキャラの思考が)なのとやり過ぎ感の否めないコミカルさでこのハードボイルドな世界観が台無しなんじゃないかと。。(汗)警護のエキスパートで出来る男の美晴は下半身節操なさすぎの恋愛体質、未来の攻め様・剛志はど直球な直情型でオツムが弱く行動が短絡的(笑)で進展しない2人関係に半ば興味を削がれつつ途中放置。で再読し始め巻き起こる波乱な展開が面白くなってきてSATやSPのアレコレも興味深いし(しか
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購入済み
ふーん?
右京さんのBL、正しくはは左京さんの、ですが大好きでこちらの少女にも手を出してみたわけですが〜掲載誌のせいでしょうね?エロさ低めで子供の時から好きだったとか割とベタな展開でしたね。が、このちょっぴり傲岸不遜で俺様な男子は「うう〜んアッパレ!」の一言、キラリンです(笑)美緒はなかなか勝気で健気で親しみあって応援したくなるタイプ、対して王子は破天荒っぷりもなかなかでどこにツッコミ入れていいか分からない超高校生、ヘリで高校通学するとか(笑)な割に場末のパブ?みたいなとこでバイトしてみたり、ね。。美緒は最後まで「王子」呼ばわりしてたけど(イタしてるとき「おうじ〜!」て。笑)ううん、この先どこの2人ーな
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ネタバレ 購入済み
イタいなぁ。。
過去読んだ遠野さん作にハズレないし優雅な生活〜の茅島氏がチョイ出ってのも気になっていそいそと読み出しましたが途中で若干後悔。何故って聖司の扱いが酷すぎて可哀想を通り越して憐れで。実兄に抱かれてました〜ってだけなら平気でしたが(?)反抗する事なく男娼の様にヤらされまくってしかもそれが実兄の歪んだ愛情故に〜ってのは私の理解や想像の範疇から逸脱しているしその諸悪の根元の実兄が友臣と殴り合って和解か?って流れも全く意味わかんないし気分が悪い。。本作、唯一お日様みたいな友臣に救われてる感じですかね。。ちょっと辛口ですがスイマセン本当に聖司の設定でどーにも滅入っちゃいました。。
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購入済み
むぅ
微妙です、何がって全てが中途半端って感じで。同人誌で発表してた作品とのこと粗削りなのも頷けますが異世界トリップした割に泰然としてる志藤に違和感が拭えない(先日読んだ成瀬さんのやっぱり異世界トリップものでも同様に感じましたが。。)。あと結構グロい描写もあってダークな空気醸し出しつつ起こる問題はポンポン片付いて妙に軽いってゆーアンバランスさ、さらに言葉でのコミュ不可なシーカリーとの間に芽生えた愛ってのも志藤のキャラが飄々と淡白なだけにピンとこなかったな(性に関して奔放なのもキャラ違くない?みたいな)。シーカリーみたいな野生的(いや本当に野生だけど)ハンサムが甘えん坊とか超ツボにも関わらず、すみませ
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購入済み
高評価に偽りなし〜!
しばらく気になりつつも、絵がねぇ〜とか巻数多いなぁ〜と手を伸ばせないでいたところ半額のチャンス到来でやっと購入。いやぁウダウダしてないでもっと早く読めば良かった。一言、面白い!ご都合主義はエンタメなんでツッコミ無用(笑)モテキングでついでにタラシな蘭丸が気になり出して恋心を自覚してでも手に入れられない桃子の切なさだったり、想いが通じて幸せなはずが障害が起きてしまいでも信じて待てた強く純粋な気持ちだったり、女子のの大好物って感じでキューンときました。無論言わずもがなですがこの作家さんのギャクセンスが素晴らしい、秀逸!特に桃子の誇大妄想癖がね、何カ所も声立てて笑っちゃいましたよ、外で読むのは要注意