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Posted by ブクログ
感想
殴られ屋向田源兵衛が登場。見た目は分からないが渋い雰囲気を醸し出している。
磐音の相手は武芸者に限らず乱波を相手にこれを打ち破る。おこんと婚姻を上げるも穏やかな日々はまだまだ遠そう。
あらすじ
おこんが尚武館に入り、尚武館に慣れようとしていた頃、磐音は町で殴られ屋稼業をしていた向田源兵衛と出会う。磐音は向田を尚武館に誘い、客分として迎え入れる。
そんな折、西の丸家基より、鰻を食したいとの要望があり、桂川の見習い医師に化けて磐音が西の丸に宮戸川の鰻を届ける。
竹村武左衛門の窮状を救うため、磐音は武左衛門の長女の早苗に尚武館での奉公を提案する。そんな中、雑賀泰造とおつねの子供の奸三郎丸が磐音を仇討ちするため、西の丸で暗躍するが、磐音によって討ち果たされる。
向田源兵衛は、芸州広島藩での起こした騒動に決着をつけるため、私闘を挑まれるがこれに勝利し、旅に出る。
Posted by ブクログ
読み終えてからなんやかんやと忙しく、感想を書けないまましばらく経ってしまった。
ついこの間『初午祝言』で初めてお会いした向田源兵衛さんが出てきたから、うれしくてすぐ書きたかったんだけど。
尚武館に剣友格で稽古に来ることになったものの、何やら事情があるようで、微妙に距離を置く源兵衛さん。
これっきりではもったいないお方です。
きっとまたどこかでひょいと現れてくれると信じてますよ。
もうひとつこの25巻でうれしかったのは、品川柳次郎が尚武館に入門して稽古に通うようになったこと。
これまで以上にちょくちょく会えそうで楽しみ。
一方、竹村武左衛門が……(涙)。
そこに思い至らなかった磐音と柳次郎の悔しさも伝わってきて、つらかったわ。
でも娘の早苗ちゃんの奉公先も決まったし、3人にはこれからも良き友でいてほしい!
そして本巻の一大イベントは、なんといっても女子会でありましょう。
おこんはもちろん、玲圓の妻おえい、今津屋のお内儀お佐紀、柳次郎の母幾代、おそめの妹おはつに、その母おきんも加わり、宮戸川での鰻ランチと、船に乗っての深川見物。
いいなぁ、私も入れてぇぇ。
そんな中、西の丸に奸三郎丸多面という乱波が入り込んでいるとの情報が。
しかもその正体は……そうきたか!
今回もめっちゃおもしろかったけど、南町の面々との絡みもないとちょっと寂しいと思う今日この頃、続刊の発売を待つ(もうじきだけど)。