【感想・ネタバレ】朧夜ノ桜 居眠り磐音(二十四)決定版のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

感想
おこんがまだ、町人の時期であり、磐音と同行で闘争が起こった際に一緒に啖呵を切るところが面白く痛快。

また、磐音が縫箔職人のおそめをたしなめた時に、技と技の間の繋ぎこそ、重要といったことが印象的。

田沼との争闘が本格化し、田沼方が5人の刺客を送り込む新たなシリーズが始まった。楽しみ。

あらすじ
桂川家の祝言が催された。おこんもいよいよ速水家に養女として入った。

一方、尚武館道場では、三味線の鶴吉からの情報により、演習相良の田沼家にて、五人の腕利きの武芸者が雇われ、磐音の暗殺を企てているとの情報が入った。

一人目の久米某を磐音は道場にて打ち破る。磐音は読売を使って、田沼の策略を世に知らしめることで、相手方を牽制した。

二人目の琉球古武術の松村按針と田沼の剣術指南の伊藤が吉原から出てきたところに待ち伏せ、足に怪我を負いつつも退ける。

読売の成果もあって、残り3人の刺客は遠州相良に引き返したことを確認し、磐音とおこんの祝言が無事に行われた。祝言の夜にタイ舎流の河内が、現れ、尋常の勝負となり、打ち破る。

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2023年08月14日

Posted by ブクログ

書き下ろしスピンオフ『初午祝言』でこれから先の展開を知ってしまったのち、気を取り直して読み始めた24巻は、これまた感慨深く、記念すべき一冊でございます。

桂川さんと桜子の祝言で幕が開き、尚武館佐々木道場の道場破りがなぜか相次ぎ、今津屋には詐欺目的で大阪の薬種問屋が来店、かつて加賀金沢城下で出会った三味線造り名人の次男鶴吉とばったり再会、義弟の井筒遼次郎が尚武館へ入門、そしてそして、むふふふふ。

おこんさんの船をみんなで見送るシーンでは、私も胸がいっぱいになってジーンと来た。

でもタの字がよ、もうヒタヒタと忍び寄ってきているではないの。
今後の展開を知っているからこそハラハラしちゃう!

ただ個人的にはやっぱりちょっと寂しいのです。
「若先生」と呼ばれることはまぁいいとして、鐘四郎の磐音に対する言葉遣いがさ、丁寧になっちゃてるのがね、なんとも寂しいのですよ。
昔は立場に厳しかったから、仕方ないのかねぇ。

あと、これは書いておかなければ。
本巻で突然尚武館道場のワンコになった白山が、めっちゃかわゆいっ!
猫も嫌いじゃないけどどちらかと言えば犬派のあたくし(犬飼ってるんで)、白山が出てくるとふんにゃり力が抜けてニヤニヤしてしまいます。

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2020年02月24日

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