【感想・ネタバレ】無月ノ橋 居眠り磐音(十一)決定版のレビュー

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Posted by ブクログ

んはぁ、切ねえ、切ねえぜぇぇぇ(涙)。
おこんさんの磐音への想いに胸を締め付けられたと思ったら、今度は磐音の白鶴への想いがラストシーンに溢れていて、もうもうもうどうしたらいいの。
切なすぎてもう。

〈悟ったようでなかなか悟りきれねえ。だから、人間、一生修行するんじゃござんせんか〉
〈下手に悟ったら万事が終わりだ。悩むからいいんでさ〉
この老船頭の言葉、沁みたわぁ。

てことでこの11巻もまた良かった。
品川柳次郎の哀しい秘密が明らかになったり、大頭与力笹塚孫一が斬られて危篤状態に陥ったり、人助けで巻き込まれた鳥取藩の内紛もまだくすぶってたり、他にもいろんな問題があって、とにかく本当に目が離せない、おもしろい。

幸吉「貧乏御家人の小倅が訪ねてきたぜ!」
松吉「馬鹿野郎。いくら北割下水の貧乏たれといって、本気で貧乏御家人と呼ぶ奴があるか!」
品川「いかに貧乏御家人とはいえ、こうも派手に喚き合われては、顔を出すのもいささか気恥ずかしい」
もうこのやり取り最高。
読み始めて2ページで大笑いしてしまった。

あぁ次巻の発売が待ち遠しい。

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2019年07月23日

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