【感想・ネタバレ】終物語 (上)のレビュー

強烈な個性を持つ登場人物たち、ドライブ感あふれる独特の文章、先の読めないストーリー展開、そして唯一無二の世界観。人気ライトノベル作家・西尾維新の魅力が全て詰まっているのが、本作「物語シリーズ」です。

ツンデレというよりツンドラって感じの毒舌ヒロイン・戦場ヶ原ひたぎをはじめとした、怪異と出会った少女たちと巻き込まれ型主人公・阿良々木暦が繰り広げる、不可解で不条理な物語群。独特な新房演出と物語世界がハマりすぎて、7シリーズ+2作の劇場版が制作されたアニメ版から入った人も多いのでは?(阿良々木くんのセリフが全てCV神谷浩史で再現される〜)
1冊あたりが分厚いうえに巻数も多く手を出しにくいイメージの西尾維新作品ですが、本シリーズは1話あたりがサクッと読みやすいボリュームになっているので、入門編にもぴったり。というか、サクサク読みやすすぎ、面白すぎで日常生活に支障をきたす……!

西尾作品らしいキャラクターのポップな破天荒さで読ませ、「人間の弱さが怪異を呼ぶ」というテーマで沼に引きずり込む――清く正しく読書を楽しんでいたはずなのに、いつの間にかぬかるみに足を取られたように心を囚われてしまっているだと……?
自分で自分がコントロールできなくなるほどに、猛烈に何かにハマりたい。そんな願望を持っている人なら読まない手はありません。めくるめく西尾維新ワールドに「蕩れ」ちゃってください!

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Posted by ブクログ

上巻が一番好き。正直、ここ最近ので一番お話が面白かった。あららぎくんの1年生のときの学級会のお話。彼が数学を得意になったのが彼女と出会ったおかげなら、わたしが国語(特に現代文)好きになれたのは西尾作品のおかげかも。戯言読んでなかったら、読書離れしちゃってたか戻ってくるのにもっと時間かかったかも、とふっと思いました。

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2015年01月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

阿良々木暦の高校三年の10月の物語

第一話「おうぎフォーミュラ」

阿良々木暦は神原駿河から、一年生女子
忍野扇(忍野メメは扇の叔父)を紹介される。
ある日、扇が校舎に謎の部屋を見つけたと言い、阿良々木と共に調査することに。
放課後、2人がその部屋に入ると、窓も扉も一切開かなくなり、完全に閉じ込められてしまう。
閉じ込められた原因を探る扇と阿良々木。
そこで阿良々木は昔の事件を思い出す。
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阿良々木が高校1年の時、数学の試験で不正があり、
その犯人を見つける学級裁判があった。
不正が発覚したのは、試験前に学校で予習してたグループが
勉強してた内容と試験問題がほぼ同じだったから。
予習グループの誰かが試験問題を盗んだのでは?
そう思い学級裁判を開いたのは、学級委員長であり、
予習グループの内の1人でもあった女子
老倉育(おいくらそだち)だった。
老倉は阿良々木のことを何故か一方的に嫌っていた。

そんな老倉は、犯人が見つかるまで誰も教室から出さないと宣言。
クラスメイトで話し合うも犯人は見つからず。
ついに老倉は『多数決』で犯人を決めようと言い出す!
そして多数決で出た結論は
老倉だった。
それ以降、老倉は登校拒否になった。
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その事件を思い出した阿良々木。
結局当時はうやむやのまま犯人は見つかっていなかった。
扇はその事件の犯人を指摘すれば教室から出れるのでは?と提案。
実は阿良々木は当時から犯人を知っていた。
でも阿良々木は犯人を指摘しなかった。
犯人は試験問題を作った『担任の先生』だったから。
学級裁判に参加していた担任。
予習グループの勉強を問題の参考にしたと告白しない担任。。
さらには多数決で老倉に対して手を挙げた担任。。。

阿良々木が犯人を指摘したことで教室の呪縛は解け
無事謎の部屋から出られたのだった。


第二話「そだちリドル」

謎の部屋から脱出後、現世の教室に戻ると、
2年前の事件以降登校拒否してた老倉育が登校していた。
老倉はちゃんと在籍していて阿良々木と同じクラスだった。
高1の事件のときの担任が産休でいないから登校してきたという。
そして阿良々木と出会うなり恨み辛みで罵る老倉。
そこにひたぎが現れ修羅場と化す。
老倉はひたぎにビンタ
ひたぎは老倉にグーパンチ
両者ダウンしその場はお開きとなる。

その日の放課後
阿良々木は老倉との過去を思い出すため再び扇と行動を共にする。
そして阿良々木が中学1年のとき苦手だった数学を
老倉から個人的に教えてもらっていたことを思い出す。
当時老倉は、数学を教えるけど見返りはいらないと言っていて、
阿良々木は毎日数学を老倉に習っていた。
そして数学が好きになった頃、老倉はいなくなった。

でも老倉はその時本当は、阿良々木に助けて欲しかったのだ。
老倉は父親からDVを受けていて、両親が警察官の阿良々木に
察してもらって助けてもらおうとしてたけど、
結局阿良々木は最後まで気付かなかったのだ。

中1と高1の事件で、老倉は阿良々木のことが嫌いになったのだ。


第三話「そだちロスト」

阿良々木は中1と高1のときの謝罪をしようと
羽川翼と共に老倉をお見舞いすることに。
老倉宅を訪ねると、老倉育1人だけだった。
阿良々木は過去のことを謝罪。老倉から今に至る経緯を聞く。

中1に阿良々木から助けてもらえなかった後、
両親はすぐに離婚し、母親と引越し2人暮らしを始める。
父からのDVはなくなったが、母は部屋に引きこもり、
老倉は母の世話をすることになる。
学業と母の世話の両立で家はゴミ屋敷になり、
成績も悪くなり、そして中3の終わり頃、
置手紙など何もなく突如母親がいなくなった。
しかも母親が引きこもっていた部屋は密室だったと。

老倉はゴミ屋敷を処分し、地元に帰り1人暮らしを始め
そして、高1に阿良々木と再開したのだった。

そこで老倉が阿良々木と羽川に
母親を見つけてくれたら学校に行く。と言う。

一旦老倉の家を出た阿良々木と羽川が、
密室から突如いなくなった母親の行方を考えていたとき、
またもや扇が登場。
扇はその謎を解明していて、その後羽川も解明。
2人のヒント合戦により阿良々木も解明する。
老倉の母親は
どこにも行っていないし、部屋から出てもいない。
老倉は約2年間、餓死した母の世話をしていたのだ。
死体が腐り朽ち果てて消えてなくなるまで・・・
ゴミ屋敷の処分のときにも気付かないほどの母を・・・


阿良々木は老倉に真相を報告。老倉はあっさりと受け取った。

そして役場からの要請で老倉は引越しすることになり、
もう学校で会うことはなくなった。


<?>
忍野扇がすべての謎解きに参加し、阿良々木の過去や両親のこととか色々なことを知りすぎているのは何故か?

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2014年06月07日

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阿良々木暦と忍野扇、阿良々木暦と老倉育の物語。

忍野扇、羽川さんと同じで大変怪しんでるのだけど。一体なんなのこの子。これからまたどんどん出てくるんだろうな。

老倉育、羽川さんのことも壮絶だと思ってたけど、彼女もかなり、いや羽川のことすら霞んで見えるほど。阿良々木くんが関わる人って何故こういう子ばかり。だからじゃないけど、阿良々木くんじゃないけど、嫌いになれない。今後は幸せに生きていけることを望みます。

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2018年02月20日

Posted by ブクログ

BS11でオンエアしているけど既に地上波でやっていたんだ、録画していたのを見てやっと思いだしてきたが、ほとんど忘れている、やはり原作を読まないことには記憶には定着しないようである。上巻では記憶の話のようであったが、たしかに自分では忘れてしまっているようなことも他人にとってはとても大事な記憶となっているようなこともあるだろう。よくいじめっ子は忘れているがいじめられた方は一生恨んでいるなんてことよくあるんじゃないかな。

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2017年04月11日

Posted by ブクログ

「そだちリドル」での老倉育の母親についての真相が、ひさしぶりに西尾維新らしく救えない結論だった。けれど予想ができなくて面白かった。幸せになろうとしない人が幸せになれるはずがない、本当にそうだと思う。

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2017年01月22日

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ちょっと考えさせられるなあって思った。

多数決。それは最も醜い式。間違ったことも真実に変えてしまう。

ごもっとも。
群衆心理で、特に考えずとも、善が悪に変わる。
老倉の壮絶な過去に、多数決が与えた影響は計り知れない。
自分一人では生きていけないけど、レジスタンス、自分が自分としてあり続けられるくらいの抵抗力がないと、この世の中では生きていけない気がする。
中学生の時、不登校になった友達を思い出しましたとさ。

モンティホール問題というのも、面白かった!

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2016年12月24日

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なんて書いてあったんだよ気になるじゃねえか……。せっかく老倉育さんこと気に入りかけてたのに今回だけみたいですね……悲しいです。   

過去忘却は主人公の主人公たる所以の一つであるわけだけれども、この物語の主人公も多聞の例にもれず記憶を忘失しており、それを思い出すための上巻だったわけである。 
終わりの始まりは過去回想。 新キャラ(旧キャラ?)がたくさん。 
ところで忍野扇とかいうやつ、ぶん殴りたくなりますね。

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2016年02月21日

Posted by ブクログ

正直ひたぎさんがあんまり出てなくて残念でしたが笑 でも扇ちゃんの不思議な感じがもやもや…。まーいつもよりミステリ要素が強い感じで、楽しめました。怪異とか出てこないまま、老倉育と阿良々木さんの関係性の謎で続いていく…っていうのけっこう好き。

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2016年02月10日

Posted by ブクログ

 休日に上・中・下巻一気読みしました。さすがにもう西尾節はおなかいっぱい。

 「終」と銘打つだけあって、これまでの伏線を回収しまくり、「あの時あの人は何してたの?」的な疑問を解決し、これまで隠そうともしないラスボス臭を放っていた忍野扇の正体がようやく分かる満足な内容でした。
 
 しかし、なにぶん最初の『化物語』が出てから10年経っているので、私の記憶力では伏線があったことすらあやふやだし、結構時系列ばらばらで語られるシリーズなので、つじつまの合ってないことを書かれても気づかずに納得しそうな気がします。
 
 3冊の中では上巻が一番面白かったです。単に後になるほど集中力が落ちただけかもしれませんがw
 久しぶりに西尾維新のミステリが読めたし、「読者への挑戦」を入れてくる辺りも、乗せられてるとは思いながらもミステリ好きの端くれとしてはにやりとしてしまいました。それにしても羽川さんはどんどんハイスペックになってしまって、もはや人間じゃないですね。

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2015年10月05日

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ネタバレ

評価:☆4.5


阿良々木くんと扇ちゃんがあるはずのない教室に閉じ込めらるところから始まり、老倉育というキャラと阿良々木くんとの深い深い因縁が徐々に明らかとなる。
この老倉の過去が壮絶過ぎて読んでて辛かった・・・忘れてる阿良々木くんにも全く非がないわけではないが、この物語は誰が悪いというわけでもないんだよな。それ故にやりきれない。
最後に書かれていた言葉は「私はお前のことが嫌い」的な文なのかな。

ミステリーちっくな巻で楽しめましたが、やはり物語シリーズとしては怪異が絡んできて欲しかったかなというところ。

にしても扇ちゃんの不気味さが半端じゃないな。
阿良々木くんを誘導していたように思えるが、真意は一体どこにあるのやら・・・

「幸せを過大評価するな――あらゆる幸せは、お前にとってちょうどいいんだ」

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2015年08月22日

Posted by ブクログ

”終物語(上)”西尾維新著 講談社BOX(2013/10発売)

・・・何かの制裁を受けるかのように、じりじりと追い詰められてきた阿良々木暦。そのカギを握る謎の少女・忍野扇との出会い、そして、阿良々木暦自身の隠された過去に迫る!(公式サイトより)

・・・主人公阿良々木暦が”友達は作らない”というスタンスをとるに至った理由になる事件等、
阿良々木の過去に迫る三編を収録。
一話目の”犯人捜しの学級会”が出色。
二話目”数学の楽しさを教える少女の目的は”、三話目”引きこもっていた母親の失踪先は”
もぼちぼち。
あと、無駄話がほぼないので話が引き締まる感じがしましたね。

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2015年04月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後に上巻。突っ込みどころいっぱいだった。。。
「忘れていた」ってことで、はじめ(オチ?)られていても、「そんなことあるか~」って。高校三年生にとって、高一、中一、小学生のことはある程度覚えてるよね。
最後の謎もちょっと。。。普通周りの人、腐乱臭に気づくと思うし。
そもそも、担任もそんな会議やらせんと思うよ。それも進学校の。
で、転校していくのもちょっと。。。
扇ちゃんの巻だよね。
でもまあ、いろんな要素楽しめたから、4つけてしまった。

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2015年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

忍野メメの姪『扇』との出逢いから広がるストーリー。
サブタイは、扇フォーミュラ、そだちリドル、そだちロストと対象者は老倉育。

学級裁判の犯人探し、数学に偏重した訳、母親失踪の謎。
怪異が絡まりようもなくミステリになってはいるが面白い。
起きた過去の因果を解明するだけだが、最後がリドルになっていたから『そだちリドル』が適しているのかもしれない。

『人間強度が下がるから』の因果も掘り下げられる。
忘却と謎を主題にした話は面白かった。

NHKのアブダクション話思い出す。
自己暗示から入る偽の記憶を真実の記憶としてしまう物語を。
記憶なんて捏造されることはしばしばあるものだが、聞かされる方にとって矛盾を聞いた日には堪らないこともある。
偽の記憶というより嘘だと思わざるを得ない事柄。

過去の話というのは過大に話がちだから気を付けてはいるが、オレ自身の側面でしか捉えていない真実もある。

この話でもあった。
過去への責任に囚われ続けることで未来に得られるものはあるかと。
向き合ってこそ未来が拓かれると。

森見登美彦を引用すれば...
『ただでさえ三つ子の魂百までと言うのに、当年とって二十と一つ、やがてこの世に生をうけて四半世紀になんなんとする立派な青年が、いまさら己の人格を変貌させようとむくつけき努力を重ねたところで何となろう。
すでにこちこちになって虚空に屹立している人格を無理にねじ曲げようとすれば、ぼっぎり折れるのが関の山だ。』

粉々に折れ曲がってるけどw
新しい人格育てるしかないのかな…ペルソナ。

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2015年03月14日

Posted by ブクログ

西尾維新の怪異シリーズ「化物語」の続編。無駄なレトリックと長い前置きが特徴の本シリーズですが、今回はそういうの一切なし。物語は主人公の過去を紐解く話。不協和音が全体に漂っていていい感じです。その不協和音の元凶はおそらく今後のキーパーソンである忍野扇。この少女の得体のしれない雰囲気を狙って演出しているなら、作者はすごいと言わざるをえないすなぁ。とりあえず次回作に期待です。

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2014年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おうぎフォーミュラ、いよいよ忍野扇が紐解かれていく物語だ!と思って読んでみたら、なんとなんと阿良々木くんの過去を読み解く物語?
そこからまた登場人物が増えていき、そだちリドル、そだちロストと続きますが、どちらも阿良々木くんにとって大事な過去を掘り下げていく内容でした。
表紙が扇ちゃんなのに。
たいてい、物語シリーズでは、表紙に描かれている子の何らかが明らかになるのだけれど、今回もまだ扇ちゃんは闇の中。羽川の知るところになったのは1歩前進なんでしょうか、それとも。
終物語もあと2冊、早速続きを読みます!

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2024年03月03日

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ネタバレ

扇ちゃんに導かれて、暦が過去を思い出す話。暦の数学好きのルーツ、そだちの態度の理由、暦の生き方。今まで語られなかったことを丁寧に拾い上げてくれた。

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2024年02月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

扇ちゃんによる暦の過去にまつわる謎解きミステリー。

アニメを見ていたから正解を知っての読みとなったけど、
知らなかったら一応推理することも出来る内容でした。
いやあ、分からないと思うけどね。

扇ちゃんの正体は細かく覚えてないので読んでくのが楽しみ。
不気味ですねえ。

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2020年11月04日

Posted by ブクログ

今回はミステリ風。
人は都合の悪いことは記憶のフタをとじてしまう。自分の都合良いように。他の人にとっては重要な事でも。
新キャラ老倉育。いつか幸せになってほしい。
しかし扇ちゃんってほんとに何者?敵?

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2019年02月07日

Posted by ブクログ

割と早い時期の話。
扇のいやらしさと、暦の過去のあれこれが描かれています。
新キャラが出てきますが、これまたこじれていて西尾らしいと言いましょうか。(^^;
ここに至って、暦の性格のコアがわかる感じです。
ま、時系列にあれこれある前なので、ここまで老成した感じで良かったのかと思うところもありますが。(^^;

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2016年09月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

今回は、老倉育と阿良々木君の過去の話がメイン。特に怪異がらみの話はなく、(忍野扇が怪異っぽいような気もするが。)阿良々木君がどうして一時期友達を作ろうとしなかったのかという理由が明らかになる。阿良々木君ってまあ忘れっぽいというかある意味薄情だなと読んでいて感じる。今回の感想はそのぐらい。続きも買ってあるのであと3冊読んでいきたいと思う。

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2016年04月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ15冊目。

暦の過去に絡んだ育との物語が三話で構成されている。
各話ミステリー仕立てになっているが、一話は納得、二話は?、三話の蒸発は納得できず。
普通骨まで形状がわからなくなるほどではなくて残ると思います。
物語的にはキスショットと出会う前の話なので外伝的ですが、扇ちゃんと現在を絡ませて真の終物語の序章てきな巻になっているのではないでしょうか。
で、扇ちゃんは何者で、どのように物語シリーズを収束させるのでしょうか、期待です。

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2016年01月06日

Posted by ブクログ

阿良々木暦の昔語り。今の阿良々木暦を形作るエピソード。
数学が好きになるきっかけが載っている。
夏休みの間ずっと勉強会を開いた相手を忘れているってのは信じられない。

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2015年02月28日

Posted by ブクログ

いよいよ謎の存在だった忍野扇ちゃんがヴェールを脱いでいく。
発言が意味深でやけにフレンドリー。そして何故か暦がそんな存在を受け入れてるってのが気になるし、扇ちゃん自身不気味で気持ち悪い。

友達がいなかった奴が、友達がいらなくなるまでの過程の話と言うことで暦の過去語りが始まるわけだが、過去最多の登場人物で正直動揺しますw

前半部分のページが重くて重くて。
老倉ってキャラが分かってきてからはペースは上がってきたが、暦は自分が関わってくると探偵役としては落第点。

羽川の有能っぷりが今回も素晴らしい。
結局暦はおっぱい触られてもらったのか?

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2014年11月29日

Posted by ブクログ

想定外に続いたシリーズ、後付け、辻褄あわせに作者も苦労してる様子(笑)ともあれ敷いた伏線は拾わないといけないものなぁ、その集大成が終物語になるのかな?でも続もあるようだし(^_^;)
謎の悪役、忍野扇については男性だった事もあったような・・ともあれ彼女の正体は?その伏線は神仏に対する反応?そうすると例の奇怪グループが絡んでくるだろうなぁ~今回は老倉育とのエピソードがメイン。かなり強引で矛盾もある。まぁ、そういうシリーズだし・・読み流しで進みましょう~

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2014年11月21日

Posted by ブクログ

喜怒哀楽を手に入れた羽川さん大活躍。
キャラづけのために隠れているけれども、実は羽川さんが加虐趣味で、戦場ヶ原さんが被虐趣味なのだな、と再認識した。
花物語で神原も言ってたけど、暦3兄弟は人を疑えない性分なのね。

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2014年10月22日

Posted by ブクログ

またしばらく間があいてしまったので、前後を思い出せないけど、タイトル通り終わりに向かいつつあるのかな。

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2014年10月17日

Posted by ブクログ

主人公の過去を巡る話。
一人称描写を使った叙述トリック?いや、叙述トリックなるものがどんなものかよく知らないのだが。
つまりは意図的に情報を隠匿して犯人をわからなくする方法。一応、「探偵役」に解説されればわかるが。
正直あまり興味ないしな。

ぽっと出て消えていった新キャラが不憫で。

相変わらずキャラの投げ捨てをする人だな、と。
確かにラノベにあらず、だ。

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2014年08月16日

Posted by ブクログ

珍しくミステリー要素が強かったです。しかし、何者やねん忍野扇…中、下とどのように物語が加速していくのか楽しみです。しかし今回一番ひどいのは鉄の人でしたね…

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2014年06月19日

Posted by ブクログ

物語シリーズ最終章。終わりの始まり。
ちょっとミステリ仕立てのストーリー。綾辻行人あたりがやりそうな記憶系。
突然シリーズに登場して来た忍野扇の謎にもそろそろ解明が欲しいがまだまだ引っ張る。そしてここに至っても新キャラが登場するあたり本当に終わらせられるのが疑問。
また時系列もよく解らなくなって来た。読み直したら矛盾も出そう。本編はもっと短く終わりにしてスピンオフ的に出せば良いのにと思った。

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2014年05月06日

Posted by ブクログ

セカンドシリーズの内容忘れちゃったので、時系列がよくわかんなかったけど・・・

今までとは趣向を変えた、ミステリって感じでしょうか。
暦の過去に触れているし、壮絶な生き方をしている新キャラも出てくるけれど、内面での葛藤を描くとかいうよりは、不思議を解決していくというストーリ展開でした。

シリーズ中でも、ちょっと異色な感じが・・・
でもまぁ、ほぼ同時並行でセカンドシリーズのヘビーなお話も進行していますしね。

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2014年04月11日

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