強烈な個性を持つ登場人物たち、ドライブ感あふれる独特の文章、先の読めないストーリー展開、そして唯一無二の世界観。人気ライトノベル作家・西尾維新の魅力が全て詰まっているのが、本作「物語シリーズ」です。
ツンデレというよりツンドラって感じの毒舌ヒロイン・戦場ヶ原ひたぎをはじめとした、怪異と出会った少女たちと巻き込まれ型主人公・阿良々木暦が繰り広げる、不可解で不条理な物語群。独特な新房演出と物語世界がハマりすぎて、7シリーズ+2作の劇場版が制作されたアニメ版から入った人も多いのでは?(阿良々木くんのセリフが全てCV神谷浩史で再現される〜)
1冊あたりが分厚いうえに巻数も多く手を出しにくいイメージの西尾維新作品ですが、本シリーズは1話あたりがサクッと読みやすいボリュームになっているので、入門編にもぴったり。というか、サクサク読みやすすぎ、面白すぎで日常生活に支障をきたす……!
西尾作品らしいキャラクターのポップな破天荒さで読ませ、「人間の弱さが怪異を呼ぶ」というテーマで沼に引きずり込む――清く正しく読書を楽しんでいたはずなのに、いつの間にかぬかるみに足を取られたように心を囚われてしまっているだと……?
自分で自分がコントロールできなくなるほどに、猛烈に何かにハマりたい。そんな願望を持っている人なら読まない手はありません。めくるめく西尾維新ワールドに「蕩れ」ちゃってください!
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斧乃木余接の物語。強いて言うなら、阿良々木暦と斧乃木余接の物語。阿良々木くんの、斧乃木ちゃんを見る目が変わってしまったかな、と思いきや。
新たな登場人物が出てきて、また例の人たちの関係がよくわかったというか、わからなかったというか。いいのか、これで。
化物なんだね、斧乃木ちゃん。でもUFOキャッチャーの中に入れるとか。あのサイズで。いやむしろ出すほうが大変そうだぜ。
匿名
憑物語読みました。
あとがきにもあった通り終わりに向かうお話。
忍野扇ちゃん名前は出るけど詳細の出ない不思議な子。黒幕?みたいな立ち回りですね。
臥煙さんはなんでも知っているのでしょうか?
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評価:☆4.5
冒頭の熱く無駄な目覚まし語り、妹と風呂に入るあららぎくんなどの物語とあまり関係ないところで280P中80Pも消費するのは相変わらずw
(ストーリーの進行上必要だったとは言え)ムカついたら足の小指の爪をかかとで踏み潰す妹はやだなぁw
本筋の方は今回のメイン、斧乃木ちゃん(+影縫さん)の掘り下げと鬼のお兄ちゃんで変態なあららぎくんの変態騒動ですね。
羽川の胸揉みたさに回復力UPとかバカなことやってたけど、結構重要な転機となる巻だったと思う。
全て誰かに仕組まれたかのような展開、黒幕は誰なのか…普通に一番怪しいのは扇ちゃんだけどw
バレンタインデーで浮かれてるがはらさんが完全に別人で笑ってしまったww何だよこよこよってw
今後あららぎくんが吸血鬼の力を使わないなんてことはないと思うけど、そのときどうなるか。
そして果たしてアニメでは「タイトル・都条例」は再現されるのか…?ww
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うん。イントロはまた無駄に長い妹の戯れ合いw
前も妹とパンツの話で90P位使っていたけど、今回も妹と風呂の話で80Pは使って...
ってやっぱ変態紳士すぎるよな西尾維新。
物語シリーズ通して化け物バトルを繰り返してきたツケが廻ってきた因果応報物語。
成功譚よりも失敗譚、成功譚よりも成長譚を良しとする流れは好きだ。
無論成功して成長することに越したことはないというのも同意。
ただ、成功譚は単に鼻持ちなら無い話にしかなりえないから小説にはなりえないのだろうけれど。
面白かった。
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少しずつ扇ちゃんの目的とか判明してきました。
今のところ黒幕大本命なんですが、どうなることやら。
対抗策として忍野メメの存在が大きくなってきた感じだけれども見つかるのか否か。
暦のまさかの吸血鬼化進行で、頼った相手が影縫さんとか退屈させない展開。
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終わりへ向かう前菜…という感じでしょうか。
相変わらずの、関係無さそうな話とみせて、伏線として生きてくるところが好きです。
目覚ましと風呂でどこまで行くのか心配になってしまいましたが(笑)
うん、意味はある。ありますよね。
月日ちゃんとのからみで、ここから読んだ人にとってはただの変態兄貴としか見えないよ!ちがうんだよー!?
と、ひどく物悲しくなりました(笑)
いやどうだろ、やっぱ。
阿良々木くんは、変態な所も持ち合わせてほしい、かな(笑)
これからどうなっていくのかたのしみな半面、終わってしまうのが寂しいです。
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前半の目覚まし時計のくだりにはうんざりした。なんかくどい。その後火憐の為にためることになったお風呂に月火と入る展開へ。そこで暦は自分が鏡に映って無いことに気付く。そして臥煙さん経由で影縫余弦、斧乃木余接達に相談すると、もう二度と吸血鬼化できないといわれる。其れ迄吸血鬼化しすぎたからだとか。暦も過去の精算をしなければならないようだ。そして火憐、月火、神原が手折正弦に誘拐される。吸血鬼化せずに人間として助けなければならない。救助はあっさりとしたものだった。余接の「例外の方が多い規則」で人思いに殺された。今回扇は誘拐された神社の前で待っていた。いったいだれなんだろう。人間と化物の違いは殺すか殺さないか。
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ありゃりゃ
阿良々木君がぁ~~~!!!!
とんでもないことになっちゃったねこりゃ
3ndシーズンもアニメ化するのかな?
2ndシーズンに扇ちゃんが出てくるかにかかってますね~
久々の阿良々木君語りの作品でなんだかホッとしました☆
引き続き暦物語も読みたいと思いまーす
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ギャグパートが少なめな気がした、今作品。
謎が謎を呼び、さらに訳がわからなくなってきた気がする。
次巻で扇ちゃんのことが少しでもわかるのかしら??
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物語シリーズ第13弾!。このシリーズを読むことが待ち遠しくて堪らない。西尾維新の作品特に物語シリーズは他の小説と一線を画していて、このシリーズを楽しむために他の全ての小説があるんじゃないか、なんて冗談交じりに思ってしまう。今回の構成としては偽物語に近かったかな。前半ギャグで後半ストーリー。毎回と言えば毎回か。やっぱり前半のギャグパートは面白い!風呂がアニメと違うとかもうどこから突っ込めばいいのかw。なんていうか西尾維新にしかない笑いなんだよね。後半は今回少し退屈だったかな。いつもはストーリーを進めながらもギャグを混ぜてくるのが今回はあまりなかった感じ。物語シリーズもあと2巻ということで残念だけど、ここまで続いただけにあとは終わり方期待。
今回思ったことは上に「今回は少し退屈だった」と書いたけど、「ここが良くないからこうすればいいのに」とか注文を付けるのは違うよなぁってこと。どんな話も書いた作者本人しか書けないものなのに横取りするみたいに「こうすればいい、あーすればいい」なんて指摘は意味がないものじゃないか。読んだだけで自分にはもっといいようなものが書ける、みたいな錯覚はしたくない。最初から最後まで全部含めて作品だから一部をあげつらうのは良くないのでは?今はそんな気分。
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思えば確かに、阿良々木くんは人間離れしすぎていた。
あり得ない描写が日常茶飯事で麻痺していたけれど、ここら辺で阿良々木くんの吸血鬼化にストップが入って良かった。読者視聴者も置いてきぼりにされずに済んだような。
阿良々木くん、受験頑張って。
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目覚ましが嫌いなのと妹と混浴するのと、吸血鬼化が進む話。
手折正弦についてはほぼわからないまま終わってしまった感じで、この先語られるんだっけ?
読むのに少し時間はかかったけども、話自体はあまり進まなかった感じ。
このまま吸血鬼の力に頼らずに物語を終えることができるのか、なにかあって解消するのか。
あまりこの先を覚えてないので楽しみです。
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今までのツケを払う展開の物語。
目覚まし時計の件とか、風呂の件とか、ちょっと長い。無駄に長すぎ。
火憐ちゃんの常識じゃなくて非常識で考えろっていうセリフがすごく好き。
余接ちゃんも、今までドラえもんみたいな存在で見ていたけど、かわいいなと。
誰かの思惑にはまらないラストで、続きが楽しみ。
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うーん。兄と妹の関係が気持ち悪いなーでも楽しいなーって感じた。
あと何かを得るための対価って考え方も、ごもっとも。
そりゃ何も犠牲にせず、全てを手に入れることなんてできないよね。知識を得るにも、その分時間を犠牲にしているし、体力を犠牲にしているし。
ラッダイト運動…機械使用の普及により、失業のおそれを感じた手工業者・労働者が起こした運動。
返報性の原理…何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情。
宮沢賢治のスマイルズ…SとSに1マイルあるよ。
博多時間と沖縄時間…博多出身の人と沖縄出身の人が遅刻したときにはこのことがを使おう。
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シリーズ13巻目。
いよいよファイナルシーズンです。
ファーストシーズンが怪異の拡散、セカンドシーズンが収束と思っていましたが、ファイナルシーズンは終焉なのですね。
本巻自体はファイナルシーズンのプロローグということで、バッドエンドもなくホッとしましたが、不思議な転校生の扇の真相に時間以降で迫っていくようです。
語り部が暦だと本筋よりも脇筋が長すぎるのですが、そこがまた本作の原点という感じがします。
八九寺がいないのが痛いけど。
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”憑物語”西尾維新著 講談社BOX(2012/09発売)
・・・己の身体の変異に気づいた阿良々木暦は”不死の怪異殺し”を専門とする影縫余弦に相談をするが・・・。
・・・”物語”シリーズ・ファイナルシーズンの開幕巻。
(あとは”暦物語””終物語”(上中下)””続・終物語”で終了。)
前巻から2年以上空けて読んでるんですが、正直、このシリーズの”軽妙な会話”にだれを感じてしまった。
(アニメ・ガイドブック類をぼちぼち見ていたせい、かも?(笑))
ちょっと会話文を減らすだけで半分にはなりそうな感じがなんとも言えん。
ストーリーに関わる手折正弦とのエピソードやラストの印象良かっただけに残念な一冊。
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TVオンエアに合わせて、久々にこのシリーズを読む。いよいよ終焉に差し掛かり、登場人物ひとりひとりをフィーチャーしだした。今回は斧乃木余接であるが、彼女は人間ではない人形の式神である。物語は相変わらず言葉遊びがやたらと多く、進行上邪魔なくらいだが、これが面白いという読者もいるのだろう。方向としては忍野の捜索に向かっているようであるが、ちゃんと終わらせることが出来るのだろうか。余接がUFOキャッチャーの賞品になっているところだけは面白かった。
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暦に、今までのツケが回ってくる回で、最終話につながる回なんですが、そこまで深刻じゃないというか、エピソードが分散しているというか、無駄話パート長すぎる上に伏線も貼らないので冗長感がなかなか。
まぁ、次が本命ですからね。うん•••
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前作の内容をなんとなく忘れていても、大丈夫だった。
暦の吸血鬼の力が慣れてしまっていることには納得だった。
ゲーセンにいた余接ちゃん可愛い。
そろそろ忍野に登場して欲しい。
扇ちゃんはやっぱり怪しい。
著者の言う通り、このシリーズも終わりに近付いている。
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化物語シリーズのラスト3巻中1巻らしい。さて鏡に映らなくなった暦の運命は?終物語、続終物語に続くって・・また番外とか別冊でやりそうな気もするが(笑)
一巡した初期メンバーの怪異シリーズから、忍野達グループの過去が絡む内容中心になりそうだ。敵のラスボスはやはり扇なんだろうなぁ~、火憐の師匠ってのも伏線じみて登場しそう。まぁ、ラストスパートって事で、今回はキャラの存在感が弱かった気もする。
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久しぶりの日常感。
ストーリー上は重大な現象が起きるものの、逆にそのせいで日常度が増していると言いましょうか。
ここで息継ぎをして、一気に終幕になだれ込むのでしょう。
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まあまあかなって感じ。読むのに時間がかかってしまった。あんまり先の展開が気にならなかったなぁ…。すごくページ数を使ってるわりに、言いたいのはこれだけ?みたいな。
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最初は妹たちとの危ないシーンが続いて、え、この話どこに向かうの…とか思ってた訳ですがそういう風に着地したかーと言った感じ。終わりに向けてどうなっていくのか楽しみです。
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物語シリーズのファイナルシーズンの始まり。
そのせいか色々なセリフが回りくどい。元から戯言の多いシリーズ・作者だと思うが、それでも多かった。本当に終末に向かっているのか解らない部分が多く、この巻に必要性があるのかは疑問。
まぁ戯言好きな私には面白かったけど。
Posted by ブクログ
ほとんど雑談。雑談こそが本編。結局何もわからないままこの本はおわり。よつぎとよづるメメの関係とか。そのへんもっと掘り下げてみてもらいたかった。最後はあっけなく、おわり、意図もわからずというのもなあ。このシリーズをアニメ化するのは監督と脚本の力がいるんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
面白かったです。でもなんとなくマンネリ化してるなあという印象を受けました。
それはそれとして、雑談スキルが存分に発揮される阿良々木くん語りはやはりいい。何か明かされたようなそうでもないような、着地点の見えないファイナルシーズンですが、とにかく早く忍野さん再登場してください…