【感想・ネタバレ】恋物語のレビュー

強烈な個性を持つ登場人物たち、ドライブ感あふれる独特の文章、先の読めないストーリー展開、そして唯一無二の世界観。人気ライトノベル作家・西尾維新の魅力が全て詰まっているのが、本作「物語シリーズ」です。

ツンデレというよりツンドラって感じの毒舌ヒロイン・戦場ヶ原ひたぎをはじめとした、怪異と出会った少女たちと巻き込まれ型主人公・阿良々木暦が繰り広げる、不可解で不条理な物語群。独特な新房演出と物語世界がハマりすぎて、7シリーズ+2作の劇場版が制作されたアニメ版から入った人も多いのでは?(阿良々木くんのセリフが全てCV神谷浩史で再現される〜)
1冊あたりが分厚いうえに巻数も多く手を出しにくいイメージの西尾維新作品ですが、本シリーズは1話あたりがサクッと読みやすいボリュームになっているので、入門編にもぴったり。というか、サクサク読みやすすぎ、面白すぎで日常生活に支障をきたす……!

西尾作品らしいキャラクターのポップな破天荒さで読ませ、「人間の弱さが怪異を呼ぶ」というテーマで沼に引きずり込む――清く正しく読書を楽しんでいたはずなのに、いつの間にかぬかるみに足を取られたように心を囚われてしまっているだと……?
自分で自分がコントロールできなくなるほどに、猛烈に何かにハマりたい。そんな願望を持っている人なら読まない手はありません。めくるめく西尾維新ワールドに「蕩れ」ちゃってください!

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匿名

購入済み

恋物語読みました。

語り部は貝木泥舟。
千石撫子に殺される未来を回避するため戦場ヶ原が貝木に依頼するところから始まる。
思いがいろいろ詰まってて読んでいて面白かった。

#アツい #ドキドキハラハラ

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2023年06月03日

Posted by ブクログ

1番お気に入りの本です。
読み終わったら大抵の本はすぐに売るのですが、この本は手離せません。
アニメを先に見てから読みましたが、最高です!
貝木泥舟の言葉に痺れるし、千石撫子は自分だと投影してしまいます。
お気に入りのセリフです。(私の記憶を頼りに書いてるので少し違うかも)
俺は金が好きだ。金は全ての代わりになる。物も買える命も買える人も買える心も買える幸せも買える夢も買える、とても大切なもので、その上でかけがえのないものではないから好きだ。

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2019年10月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

千石撫子の物語。もしくは、戦場ヶ原ひたぎと阿良々木暦の物語。恋物語というからにはこっちがメインかと思ったら、どっちつかずというか、まさかの貝木泥舟語り手とは。だが、千石に関して言えば、貝木の意見に大いに賛成する。馬鹿な子供。それしかない。前の話「囮」に対して感じた通り。この恋は偽りだった。この気持ちは嘘だった、とまでは言わないけれど。
それにしても貝木、やはりこの町に居てはいけない。若干同情しつつ思った。ヶ原さんとの約束は守ったほうが良いよ。

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2018年01月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

千石撫子の闇がより詳細に語られる。最後の貝木の発言に、揺り動かされてしまった。本当の夢だからこそ、人に言えなかったことがある。本当になりたかったものは、神様なんかじゃない。貝木、報われてほしいなあ。

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2017年03月20日

Posted by ブクログ

一行目で驚愕&興奮。
二桁に及ぶシリーズの積み上げがあってのことではあるが、本当に読者をアッと言わせたいという思いにまんまとはまりました。

アニメとの相互関係で後半貝木の台詞が刻みこまれた。

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2016年02月11日

Posted by ブクログ

阿良々木くんのラスボスはあいつかと思ってたんですが違いましたね。あの男がラストシーンで、どうなったのか、はっきり描かれてないので今後のストーリーもまだまだ気になります。
忍野扇、臥煙先輩がまだまだ謎すぎます。手強そう。

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2014年04月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイトルに騙され表紙に騙され内容に騙されオチに騙され、挙句の果てにあとがきにも騙される。
そんな終始騙されっぱなしな一冊だけど、内容としてはかなり面白い。
まさかあの貝木の語りで物語が読めようとは。

貝木ぃぃぃぃぃ!
てめぇよくも騙しやがったなぁぁぁぁ!

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2013年11月13日

Posted by ブクログ

語り部は詐欺師、そしてラスボスは蛇!最終ページまで(奥付も!)目が離せない物語でした。サードシーズン最終巻、お見事な展開。ラストはほろ苦いんだけど、ああ、ここでこうするのが西尾維新だよなあと。

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2014年09月06日

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ネタバレ

個人的に貝木泥舟と戦場ヶ原ひたぎの関係性がわりと好きだからか、最初のカフェでのシーンが好き。体を売ってでも、ってひたぎの台詞でオレンジジュースぶっかける貝木泥舟、かっこいいね。まぁ貝木泥舟はこの話ずっとかっこいいけど。笑

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2024年02月06日

Posted by ブクログ

978-4-06-283792-7
かつて阿良々木達の住む町に混乱をもたらした詐欺師、貝木泥舟が語りの本。神となった千石に殺されないために千石を騙して欲しいという戦場ヶ原の依頼を受け、町を訪れる貝木。徐々に千石に取り入り、騙せるという確信を持っていく。以前は悪役だった貝木が非常にかっこよく見える1冊だった。

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2022年04月15日

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貝木さんが語り。
戦場ヶ原さんとの関係性が変わったような変わらなかったような。
いいところは結局阿良々木くんが持っていったけど、受験勉強に励む彼のために、過去のしがらみに囚われず周りを頼って、事件解決に紛争した戦場ヶ原さんはかっこよかった。
アニメも全く見たことないのに情景が浮かぶ。
改めて作者さんすごい。

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2021年10月15日

Posted by ブクログ

アニメを見て初見から貝木さんにゾッコンだったので、
この恋物語は何回も読んだし、アニメも見た。
一言一言に重みと影、そして哲学的なメッセージがものすごく好き。
化物語の中でダントツに好きなキャラクターが語り手なのだからそれだけで高評価です。
ラストも含めて全体を通して、語り手が貝木さんなのであれば正直嘘も入り混じっているのかも。

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2021年06月23日

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ネタバレ

貝木さんが実はいい人なのかもしれないと思われせる話だった。
最後は辛い終わり方だったな。せっかく貝木さんを好きになりかけたのに。。

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2020年11月22日

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セカンドシーズン最終巻。ひたぎと貝木と撫子の話。このシリーズにしては非常に読みやすい文で、ひたぎメインということもあり、楽しめました。

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2020年05月27日

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さすがに終わる終わる詐欺がひどいので、
一旦ここまで
新しいアニメ化がきたら、続きを読もう。そうしよう。

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2017年03月05日

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まさかの貝木!これで一冊大丈夫かなと思いきや、なかなかどうしていい感じ!
宙ぶらりんだった千石にの問題に一応決着がついたことと、貝木のひねくれた格好良さは好感がもてます。微妙にスネイプ感もあるような。
まだまだ、明らかにされていない部分も多いですが、個人的には早いとこ扇をぶっ飛ばしてほしい・・・!

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2017年01月09日

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嘘かどうかわからないといいながら結局は貝木さんはお人好しなんだなぁ忍野メメの友達なだけある

貝木さんは忍野メメほど見透かせないけど、忍野メメより自分の気持ちで動いてるんだろうな

メメも貝木さんも優しいとか親切って思われたくない
恥ずかしいんだろうな
人に押し付けない優しさとは憎まれることも必要なんだろうな

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2015年08月02日

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ネタバレ

シリーズ12巻目???

この作者の変化球にはほとほと感心しました。
語り手が完全な脇役だったり、その視点のためハードボイルドな展開であったり、登場人物もごく最小限になっていたり、アクションがほとんどなかったりとシリーズの中では異例づくめな作品でした。
これでセカンドシーズンも終わり、一つの大きな謎を除いて、主な怪異は収束したのかな。
セカンドシーズンに入って、語り手がコロコロ変わって戸惑いましたけど、本作のようにスマッシュヒットがあるので見逃せない、いや読逃せないと思いました。

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2015年05月04日

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化物語シリーズはアニメから入ったので、原作を読むのが楽しみだった。
シリーズ内でも恋物語は好きな話。
まさかの主人公貝木泥舟。彼のキャラが抜群にいい。憎めないキャラ。
貝木さんと女の子たちとのやり取りが最高ですね。
戦場ヶ原ひたぎとのじゃれ合うような会話をしたり、
羽川翼に気圧されたり、
千石撫子とウロボロス綾取りしたり、
斧乃木世継にツッコミを入れたり、
なんだこいつ詐欺師にしては情がありまくりじゃないかと笑えてきます。
イラスト入り計画ノートを何冊も作ったり、なんだか予想を超えたコミカルなキャラで好感度増しましです。
戦場ヶ原にコーヒーぶちまけたり、いつまでも臥煙遠江に片思いしたり、神原駿河を助けようと思ったり、貝木っていう男は本当めんどくさい男だよw

貝木目線のオカ研時代の話が読みたいものです。

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2015年01月14日

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ネタバレ

まさかの貝木が語り。なるほどって思えることは多かったかな。撫子ちゃんとの決着は面白かった。詐欺師の本音とは…(笑)

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2013年11月07日

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2部完だそうで。
第2部は、暦と忍が出てくる話以外しゃべくり要素が少なかったな〜。重い話より軽い話が好物の読者としてはちと悲しい。

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2014年12月24日

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化、偽、傷、猫、まで確か読んで、その後花とか飛ばして読んだ。いっぱい知らない人がいた。
今回はあんまり変態要素がなかったような気が。

2014.10.13 再読

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2014年10月14日

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恋物語でもひたぎでもエンドでもない!著者が自ら悪趣味と評するのも頷ける悪趣味な一冊。キャラクターが人間性を取り戻すというコンセプトはシリーズ通して今回も同じ。一定以上のクオリティは勿論あるけどどうにも締まらない感がある。シリーズ中継ぎというのは難しいのかもね。次巻にも期待。

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2018年10月20日

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ネタバレ

囮物語の伏線を回収しつつ、シリーズ中の悪役の一人が意外にも悪人ではなかったという設定変更とおぞましいエンディング。

引き込まれるように読んだが、相変わらず西尾維新は凄いと唸らされた。

セカンドシーズンはこれにて完結。

さてサードシーズンも楽しみだ!

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2014年04月19日

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ネタバレ

話的には囮物語の続きだけど少し時間がたった感じ。
悪党だった貝木泥舟の印象がいい方向に変わる話。

戦場ヶ原と貝木の掛け合いは面白かった。
若干対等な関係ではなく戦場ヶ原が強く出れていないのが残念だけど。

そんなこんなで貝木が退場。
肉親はもともといないと言われる忍野の出生とかが気になる。

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2020年10月02日

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貝木語り。貝木さん結構良い人だな…(だまされてる?)ほんとにガハラさんのために仕事を引き受けたのか?読みすすめるうちにガハラさんに好意があるようにしか思えなかった。

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2018年07月01日

Posted by ブクログ

囮物語に続く物語。語り手は戦場ヶ原と見せかけての貝木さんです。
悪だけの人などいないのだと、ただ息を吸うようにウソばっかりついている人だったのだなとちょっと印象が良くなってしまった。相対的に阿良々木の株が下がる不思議な関係の人々だ。

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2016年03月28日

Posted by ブクログ

物語シリーズ・セカンドシーズン最終巻。貝木泥舟がストーリーテラー
詐欺師、嘘付き言い過ぎで何が言いたいのかよくわからない。
最後の引きが気になる。貝木は生きているんだろうか?

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2014年08月10日

Posted by ブクログ

囮物語の対、というか解決編。
読んだのはだいぶ前だけど、アニメを見てるとセカンドシーズンは読むに値するものじゃないと実感させられた。
面白いと思ったのはシャフトの手柄。

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2013年12月17日

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この人がこのようにあのエピソードのオチをつけるのかっ、という感じに読み始めからびっくりした話でした。
これまた西尾らしいと言うか。
そうだな、主人公以外がみんなちゃんと大人になる話でしたね。

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2013年11月10日

Posted by ブクログ

語り部が貝木なのは、読みやすかった。
神となった撫子を騙せるかのと言うスリリングと、黒幕的存在が出てきて面白かった。
撫子は明らかにズレている、狂っていると思ったが、漫画家になりたいと言う夢は普通の人間らしかった。
囮物語の解決編みたいだった。
結末で貝木が死ぬような描写がされて、貝木は戦場ヶ原や沢山の人を騙したのに、死んで欲しくなかった。
撫子と遊ぶ貝木は、普通のおじさんらしかった。
結果的に撫子を騙した貝木は、詐欺師らしくない詐欺師だと思った。
この話の撫子は個人的に共感出来なく、貝木に共感した。

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2013年11月08日

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