井原忠政のレビュー一覧

  • 三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義
    第一次上田合戦(前哨戦込み)への徳川側の侮り具合をじわじわと感じさせつつ、茂兵衛が何気に天下の重要人物たちに翻弄されるのをドキドキしながら読んでたら茂兵衛が死んだー!
  • 三河雑兵心得 : 8 小牧長久手仁義
    信長が亡くなり織田vs豊臣をベースに真田昌幸と繋ぎをつける様子や、徳川軍内の井伊隊武田残党兵に弔い戦を挑まれる森長可、という戦場の熱気と流れにドキドキしました
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義
    引き続き軽快。ただ、とある人物Yとの事件の詳細が不明瞭。著者も良いアイデアが浮かばず、無理があっても押し切ったのかな?
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義
    戦国最強と言われた、武田信玄との戦。
    今までとは違って、自分の配下の足軽を従えての戦い。
    部下への指示や、上とのやり取りもあり、圧倒的不利な状況から必死に生き残ろうとする茂兵衛。
    次から次へと色んなことが起こりつつ、ハラハラドキドキしながらの一気読みでした。
    さて次はどうなる??
  • 三河雑兵心得 : 5 砦番仁義
    シリーズ第5弾

    百姓上がりの出世物語は、最前線の山城の砦の足軽大将ということで、今なら工場長といったところか。

    だんだん人徳が出てきてしまって、少々物足りなさ感も出てきたが、基本的に出来事は史実の通りに進むので仕方ないか。
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義
    三方ヶ原の合戦。三万の武田信玄が相手なので敗北に終わるが、茂兵衛は大活躍。茂兵衛はマンガの主人公のようにシンプルだが、徳川家康の代わりになって死ぬ武将など戦場はリアルだ。兜をつけた武将の首をとると位があがるため首なし死体ばかりが転がっている
  • 三河雑兵心得 : 7 伊賀越仁義
    三河雑兵心得 第七巻
    巻を重ねるごとに面白くなっていく、三河雑兵心得。

    今回は、本能寺の変から秀吉と家康の争い序章まで。
    信長亡き後、三河、駿河、甲斐、信濃で展開された徳川の勢力拡大の戦。
    その中を縦横無尽に駆け抜ける、我らが茂兵衛。
    しかも、戦の間には、心に染みるエピソードが散りばめられている。...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義
    本の帯に11月刊行予定とあるから、これが完結ではないのだろうが。

    徳川家から人質とも言える次男の豊臣秀吉に養子を請われる。大阪行きに警護に着く茂兵衛。

    また徳川の目の上のたんこぶとも言える、強かで信用ならない六文銭、上田の真田昌幸が、突然の反旗。
    たった二千人の真田に七千人の徳川が打って出るが、...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義
    シリーズ第4弾

    今回の舞台は「長篠の戦い」
    信長も登場

    改めてウィキペディアの記事を読み返すと、ほぼその内容の通りの展開になっていた。もちろん、そちら(ウィキペディアの記事)に茂兵衛は登場しないが・・・
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義
    家康が武田信玄にコテンパンにやられた三方ヶ原の戦いが舞台。足軽としての育ての親である夏目次郎左衛門と大久保四郎九郎を失う。
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義
    農民から足軽。足軽から騎乗の士分となり、ついに嫁を娶った植田茂兵衛。シリーズ第4巻は、武田との壮絶な戦い。

    勇猛果敢なだけでなく、頭は切れるし情にも厚い。
    ただ、女にはからきし弱くて、引っ込み思案。
    今後の展開が楽しみ。
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義
    『家康直属の旗本先手役の一員となり、本田平八郎忠勝に仕えることになった茂兵衛。家中でも恐れられる猛将の旗印を預かる旗指足軽として数々の戦場で修羅場をくぐる。主君家康もついに三河を統一し、遠江に侵攻を開始する。戦国足軽出世物語、第2弾。』

    漫画の主人公のような時にコミカルな主人公と精緻すぎる合戦の様...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義
    三河足軽出世物語第3巻
    文句なしに面白い。

    足軽茂兵衛は、足軽小頭として10人の足軽を束ねる徒の侍となっている。
    徳川と武田の戦においても、その技と知恵で戦場を縦横無尽に走り回る。
    そして、次は騎乗の侍となる。
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義
    文庫時代劇人気ナンバー1。なるほど足軽を主人公にした物語、戦の様子は珍しいのでは。コミカルなとこもあるのだが、戦いのシーンなどは非常に細かい。少年マンガの主人公のようなキャラは応援したくなる。といって「あきない世傳金と銀」ほどではないな。
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義
    シリーズ第2弾

    百姓からの成り上がり足軽の出世物語。

    前巻から本巻の終盤までは、出世欲とか関係ない生き様で、相棒からも責められていたのが、最終章あたりで出世欲に目覚めるようになった。しかし、その動機がなぁ・・・ちと共感できん。

    それにしても三河弁が違和感なくすんなり入ってくる(とはいうもの生粋...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義
    最近ハマっている時代小説で一番面白い本。

    田舎で百姓をしていた、茂兵衛はあるキッカケで家康の家来になり、
    足軽として入る。
    その足軽からどんどん出世するお話がドキドキして面白い。

    この本の特徴は、主人公の茂兵衛の活躍していく前向きな姿勢もいいが、
    その時代背景の描き方が実際の数字を使って納得する...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義
    本屋さんの店頭でランキング本として陳列されていたのが目について購入した本。
    時代小説を読むのは何年ぶりになるか・・・

    百姓のはみ出し者が足軽になって、これから出世していくんだろうね。史実に沿った歴史物で主人公が歴史書に出てこないような庶民(?)であるというのが、新鮮な視点でした。

    とりあえず、続...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 8 小牧長久手仁義
    織田信長の死のあと、秀吉が後継者のように振る舞い始めた。織田家は二分された。

    秀吉の武力と比べると家康は圧倒的に不利。
    信長の遺児との協定は筋道としては正当なものであったが。
    いかんせん、この信雄があっさりと秀吉に城を次々明け渡す。
    梯子をひかれた格好だ。
    正当な後継が秀吉と和睦をした後、家康も停...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 7 伊賀越仁義
    家康の練りに練った作戦で、信長の仇討ちにも出たという事実と、甲州への領土拡大という作戦もどうにか成功する。

    またしても足軽たちは重労働だ。

    そんななか、茂平にも長女が生まれる。

    百姓上がりの茂兵衛は武勲よりも、生きてることが重要。
    仲間を一人でさえ無くさぬようにと采配し戦う。
    そしてそんな茂兵...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 6 鉄砲大将仁義
    武田信玄が病に倒れてからというもの、武田の勢力はだんだん弱くなっていった。
    三河の家康も武田から城を奪い返す。
    そして、織田信長も好機を逃すはずはない。

    信長と幼い頃から知り合いであった家康だったが、今では巷で三河は信長の犬、尻尾を振って命令を聞くと噂される。

    武田軍の息の根を止めた後、信長から...続きを読む