井原忠政のレビュー一覧

  • 三河雑兵心得 : 13 奥州仁義
    この時代の武将たちの名前と仕事は知っていたつもりだったが、九戸政実のことは初めて知った。茂兵衛の人柄は優しくて応援したくなる。
  • 姉川忠義 北近江合戦心得〈一〉
    新たな心得シリーズは、姉川の戦い後、敗軍の将・浅井長政の家臣、遠藤与一郎と郎党・弁造が主役という、最初からハラハラさせる設定。与一郎らが、小谷城から長政の長男・万福丸を一時は敦賀に落ち延びさせたが、於市の方の手紙が要因で織田方へ投降。万福丸は獄門首になり果ててしまう。そこから与一郎の復讐が始まる。織...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 13 奥州仁義
    本拠を江戸に移すことになった家康。配下武将の茂兵衛宅も新築されてワクワク感がすごい。お隣さんが因縁のライバル、服部半蔵の家とか笑っちゃう。なんだかほんわかしたムードの第13巻。
    後半は奥州征伐で待ってましたの攻城戦も展開される。久しぶりに戦場で100丁の鉄砲斉射音が聞けて、これまたワクワク感。既に4...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義
    良い。
    良い。
    武士というより、管理者になってきた。
    真田はやっぱり戦上手。具体的な描写が素晴らしい。
  • 三河雑兵心得 : 13 奥州仁義
    朋輩辰蔵の重症、綾女との決着、娘との対決(未満)、奥州仕置九戸政実の乱と、胃に穴があきそうな中間管理職の茂兵衛。
    活躍と史実との辻褄合わせも楽しく読み終わり。

    因縁の相手綾女の潔さに痺れました!
  • 長篠忠義 北近江合戦心得〈三〉
    越前の一向宗に潜入した与一郎は徳川家中の大賀弥四郎が武田勝頼を招き入れ謀反を行う事を画策している事を知る。大賀の暗殺を命じられた与一郎は自慢の弓で無事成功させ、秀吉の馬廻として取り立てられる。大賀暗殺により振り上げた拳を下ろせなくなった勝頼は長篠城を囲み、舞台は長篠の戦いへ。
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義
    リアルな描写で変わらず面白い。
    ストーリーはもちろん、その中での心の動きや行動の原理など、生身で生きる人物が、生き生きと、悩みながら、折り合いをつけながら行動していく姿がとてつもなく面白い。英雄豪傑ではなく、一人の人間として主人公を描いていることに共感を覚える。
    そんな話だからこそ、様々に心に刺さる...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義
    シリーズも11作目。
    今回は合戦場面が無かったが充分楽しめた。

    作品紹介・あらすじ
    侍大将となり、意気軒昂な茂兵衛。だが、「真田との和解を天下に示す策を述べよ」との家康の問いに、苦し紛れに本多平八郎の娘・於稲と、真田源三郎の婚姻を提案したから、さあ大変。当然のように平八郎の説得を命じられてしまう。...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義
    北条討伐の山中城、韮山城戦での茂兵衛の奮闘に楽しませてもらった今巻。
    裏事情の推察や先読みも上手くなり、でも驕らず初心を忘れない(?)彼の魅力が満載でした。
    そして毎回の、そこで終わるの!?
    次巻も楽しみです。
  • 三河雑兵心得 : 5 砦番仁義
     本作も安定の面白さ。長篠後から信康切腹までを描く。史実としては地味な時期であるが、信康との絡みをこう描くかと唸らせられた。
     何より茂兵衛の将としての成長が余すところなく描かれていたのが良かった。家康や酒井忠次から直接の密命を受け、30〜50名規模を率い活躍。特に密命時に本多や榊原から貸し受けた足...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 13 奥州仁義
    出世物語はおもしろい。

    奥州征伐の話は、詳しく知らなかった。江戸から九戸城のある二戸までの大軍勢での大移動。馬上の者はまだ良いけど、その後、戦するんだから徒歩は辛すぎる…
    もしかして、次は海を渡るのか?

    遂に追いついてしまった。
  • 三河雑兵心得 : 13 奥州仁義
    今回の奥州征伐については全く知らず、予備知識無しに純粋に楽しめた。
    相変わらずの板挟みの中間管理職の茂兵衛、悩み多き立場が共感できる。
    無能なボス秀次。新人寄騎の教育。無茶振りの家康。
    ベテラン兵と若手の経験値差からのギャップ、戦がないんだからなんとも埋まらないよね。
    なんだかんだとやらなしょうが無...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 13 奥州仁義
    一足早く最終話を迎えた「どうする家康」の進行とは違い、信長の死の後、天下を取った秀吉に反抗の意を唱えた東北の武士たち。
    それを治めよという指令を受ける。
    だが、家康はいつか来るはずの、豊臣との戦いに備え、東北の民たちから嫌われたくは無い。
    それで、派遣される茂兵衛たちに、苛烈には戦うな、ほどほどに、...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 13 奥州仁義
    実戦では強いのに、私生活では弱くなる茂兵衛。特に娘からは名前を呼び捨てにされながら、強く注意出来ない。たった一度の行為で出来た子供の母親の綾女に対しても揺れ動く。
    今回は家康に従って江戸へ住居を移した茂兵衛だが、すぐに岩手の九戸への出陣を命令される。家康からはまたもや厄介な頼み事。
    何とか果たそうと...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義
    待ってました!
    このところロビー活動ばかりが目立ってくすぶっていた茂兵衛推し(私)に朗報。小田原攻めでは大乱闘を演じてくれている。嬉しい。

    肉体的には、はや40代。私と同年代かと思うと、槍と槍のぶつかり合いは望めない。鉄砲100丁を率いる姿は知将の雰囲気さえ漂っている。心中では「おらぁコイツのこと...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義
    このシリーズ、引き込まれました。
    追いつくまでは最優先で読み進めています。

    茂兵衛のキャラが良い。
    よく人の面倒をみて、人を活かしている割にクールな面もあり、そのくせ命を張って人を救ったり。
    苦労の連続と成長、出世、そしてまた輪をかけたような苦難の連続。歴史のターニングポイントにも絡んで本当にこん...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義
    いよいよ追いついて来た。

    読み進めていると、なんとなく軽視されつつある組織の中での人との繋がりや関係性にふと気づく事、共感する事があったりするので、それで引き込まれるのかも
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義
    歴史的事実は基本的に歴史の教科書通りに進めながら、家康の人物像が、山岡荘八や、どうする?のそれらとは大きく違っている点も面白いが、本書は百姓上がりの中間管理職的な茂兵衛の物語にこそ惹かれるものがあって、ここにきてまた面白くなりそうな展開になってきた。
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義

    三河弁ダメ。ストーリー良

    架空の人物と実在の人物、事実かうまく絡んでいて、面白い。でも三河弁が変。こんな三河弁の使い方はない。
  • 三河雑兵心得 : 7 伊賀越仁義
    茂兵衛が成長して戦国武将と渡り合っていく。物頭目線で描かれた作品は新鮮で面白く、ずっと読み続けたい。