井原忠政のレビュー一覧

  • 殿様行列 人撃ち稼業(二)
    試しに撃った貼り付け獄門の小僧。しかし、不審に感じた本多圭吾という同心が探りを始める。

    水野、鳥居耀蔵から悪人と言われた老中を撃ったあと、玄蔵は心身に異常がおこる。

    動物でなく二人も人間を撃ったという事実とその達成感に自分を疑うのだった。
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義
    茂兵衛が騎乗の身分になり、段々と出世し始めた!

    徳川と武田の攻防も目が離せないし、茂兵衛に嫁が出来たので、これからまた男として一歩一歩大きくなっていくのも楽しみ。

    これは、シリーズ物の醍醐味。
    戦国時代を堅苦しくなく読めて、歴史好き以外の人にも楽しめそうだし。
    お気に入りのシリーズになっています...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義
    足軽茂兵衛は、十名の足軽を従える小頭となった。

    そしてついに、武田軍が遠江へと進軍してくる。
    一言坂から三方ヶ原の戦いまで、茂兵衛と一緒に戦っているかのように、引き込まれて一気読み。

    そして三方ヶ原、茂兵衛の恩人である夏目次郎左衛門と大久保四郎九郎の最期が描かれ、茂兵衛と共に涙が込み上げてしまう...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義
    面白い。超リアルな戦国もの。時代劇としての、ヒロイックなものではなく、悲惨さや、武将の等身大の人間臭さも描かれる。その中での仲間、立身などの物語としての面白さもある。
  • 三河雑兵心得 : 5 砦番仁義
    良い。
    相変わらず、戦国時代のいくさの描写が具体的で良い。
    家康の息子は、信長の都合で亡くなったと思っていたが、家康の思惑もあった説もあるとは知らなかった。
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義
    今までにない足軽の視点から、戦国の気風や戦闘の実態が生々しく描かれる。
    どうする家康ともリンクしていて、面白い。
    これから、如何に主人公が出世していくか、楽しみ。
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義
    百人鉄砲隊を率いる茂兵衛だが、侍大将になることができなかった。後に本多平八郎から、茂兵衛が真田方に捕虜になったことが、昇進を阻む一因と知らされる。当時の慣習からすれば仕方ないかも知れない。秀吉が出した惣無事令の最中、何故北条方は戦を仕掛けるのか? 真田に挑発されたとは言え、家=国を滅亡に向かわせる暴...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義
    植田茂兵衛は、昔からの譜代衆に疎まれ、侍大将への出世とはならなかったものの、小荷駄隊をもつ鉄砲百人組頭となる。家康の信頼厚く、自由に動き回る事の出来る部隊となったのである。
    豊臣秀吉の天下統一も目前となり、北条を取り巻く情勢が緊迫してくる。
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義
    三河武士団は極端に読み物が少ない気がする。
    やはり地味な印象があるからか?
    そこで出世と言われてもイメージが湧かなかったのだが 生まれ故郷の村を追われ最下級の雇われ足軽からスタートする主人公。
    しかも三河一向一揆側ってそりゃ負け戦やん。
    なるほど、そっち側ならいくら手柄をたててもチャラに出来て次巻も...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 10 馬廻役仁義
    植田茂兵衛は生きていた。真田源三郎の戸石城の土牢に囚われていた。茂兵衛の勇猛さに感嘆し、源三郎に殺される事なく、手厚く生かされていた。
    地震の際、源三郎に逃がしてもらい、茂兵衛は浜松城に逃げ帰る。戻った源三郎を徳川家康は、欲と恐怖の薄い茂兵衛を信頼し、馬廻衆として、家康側近として側近くに仕える事とな...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義
    小牧長久手の戦いの後始末で家康の次男於義丸を大阪まで護衛し、秀吉と面会した茂兵衛。秀吉の迫力に圧倒され、刺し殺す事もできない。
    北条との関係を考え、沼田を真田昌幸からとりあげようと画策する家康。茂兵衛は、真田昌幸のもとへ日参し、情報収集を試みるも、煙にまかれ、ついに上田合戦が勃発、殿軍として奮闘する...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 6 鉄砲大将仁義
    浜松城に呼び戻され、立派なら侍大将となった植田茂兵衛。
    武田の甲州征伐が始まり、内応を密約した穴山梅雪の寄騎として行動する。
    織田信忠に気に入られる一幕もあるなか、本能寺の変が勃発する。
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義
    100人の鉄砲隊の頭となった茂兵衛。
    百姓上がりを嫌われ侍を部下にする侍大将にはなれなかった。

    信長が死に、秀吉の天下となり、家康は秀吉と戦うか、恭順するかで迷うも、今戦う時期ではないと判断。

    親戚となった北条の動きが危うい。
    本田平九郎の娘と、真田家の三男、源三郎の結婚をなし、徳川と真田の距離...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義
    先手弓組筆頭寄騎となった植田茂兵衛は、徳川家康の縁戚である上司の松平善四郎の姉を嫁に迎えることになる。
    武田信玄亡きあとの武田勝頼は、遠江に侵攻を開始する。
    東三河衆で、あまり接点のない松平伊忠の麾下で、武田勝頼との長篠城での戦いに参加する。
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義
    前作で百姓から足軽になった茂兵衛が、今作では本多平八郎の旗指足軽になった。
    ちょうど大河ドラマで家康をやっているので、俳優さんの顔も浮かんできたり…。
    なかなか落とせなかった掛川城、下っ端の茂兵衛たちの目から見るのがやはり面白い。

    ここまで無欲だった茂兵衛が、後半ある事をきっかけに「ほうだら。今後...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義
    徳川家康の旗本先手役の一員となり、本多平八郎に仕えることになった植田茂兵衛。
    今川氏真が籠る掛川城攻めに参加。植田茂兵衛は 朝比奈備中狙撃という大功名となるが、銃撃され重症となる。
    浅井朝倉連合軍と姉川の戦いで激突する。植田茂兵衛は、ついに徒侍となり、足軽小頭となる。
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義
    前作で次は侍大将との予告が、横槍で足軽大将のまま据え置かれてへこむ茂兵衛。ところが本に入っていた作者の詫び状で、作者の勘違いからの設定だったとのこと。それを上手く作品に繋げている。
    相変わらず家康や上司の平八郎達に良いように使われている茂兵衛。今回は、それに加えて敵だった真田昌幸の企てた謀略にもハマ...続きを読む
  • 人撃ち稼業
    チーム編成からの準備、演習で終わってしまった。
    先は長そう。今後に期待。

    チームの面々が個性を発揮しだしたら、すごく面白い展開になりそう。
  • どうした、家康
    バラエティー豊かて楽しい一冊。
    新しい視点が良いと思うのは、「長久手の瓢」山本巧次である。
    上田秀人の「親なりし」はさすがの安定感。
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義
    腕っぷしは強いものの出世欲が無く、人が良い茂兵衛。千石取りまでまだ道は遠いが頑張れ〜。

    刀槍で戦う時代から鉄砲へ戦う時代へ変わったが、茂兵衛はどうなる?