三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義

三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義

704円 (税込)

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主命とはいえ、秀吉との和平を進言し、家内ですっかり孤立してしまった茂兵衛。お陰で、家康の次男・於義丸を大坂まで送り届けるという損な役目まで命じられてしまう。一方、かねてより懸案だった沼田領の帰属をめぐって揉めに揉め、ついに真田昌幸が徳川に反旗を翻した。黒駒合戦で北条、小牧長久手戦で秀吉と、強敵を続けて破ったことで自信満々な徳川勢は、過信から真田への侮りを隠せない。蔓延する気の緩みに、茂兵衛は危機感を募らせるが……。戦国足軽出世物語、油断大敵の第9弾!

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三河雑兵心得 のシリーズ作品

1~13巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~13件目 / 13件
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義
    693円 (税込)
    喧嘩のはずみで人を殺め、村を出奔した18歳の茂兵衛は、松平家康の家来である夏目次郎左衛門の屋敷に奉公することに。だが時悪しく一向一揆が勃発。熱心な一向宗門徒である次郎左衛門は主君に弓引くことを決意する。立身出世どころか謀反人になってしまった新米足軽・茂兵衛の運命やいかに!?
  • 三河雑兵心得 : 2 旗指足軽仁義
    693円 (税込)
    ついに三河を統一した家康。「松平」から「徳川」へ姓も改めた。今川領、遠江侵攻を皮切りに、朝井・浅倉攻め(金ケ崎の退き口、姉川の戦い)、浜松城築城と、家康、勇躍の時。がんばれ茂兵衛、出世のチャンスだぞ! 戦国足軽出世物語、シリーズ第2弾。
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義
    693円 (税込)
    迫りくる甲斐の武田信玄との戦い。家康生涯最大のピンチ、三方ヶ原の戦いが幕を開ける。怯むな茂兵衛、ここが正念場! 戦国足軽出世物語、早くもクライマックスの第3巻!
  • 三河雑兵心得 : 4 弓組寄騎仁義
    693円 (税込)
    三方ヶ原の敗戦で織田との同盟が揺らぐ中、信玄の跡を継いだ勝頼が再び遠江に侵攻してきた。決戦の地は長篠! ついに最大最強の敵と雌雄を決する時が迫る。それ行け茂兵衞、武田へ倍返しだ!
  • 三河雑兵心得 : 5 砦番仁義
    715円 (税込)
    長篠の戦いで、ついに宿敵・武田を破った織田徳川連合軍。だが、ここ遠江から武田勢がすべて去ったわけではない。武田側の拠点である高天神城への補給路の寸断をを命じられた茂兵衛は、森に籠って荷駄隊への襲撃を指揮することに。初めて一隊を率いる立場となった茂兵衛はいかにして任務をこなすのか?
  • 三河雑兵心得 : 6 鉄砲大将仁義
    693円 (税込)
    4年に及ぶ国境の砦番を解かれ、浜松城に呼び戻された茂兵衛。俸給も配下も増え、押しも押されもせぬ足軽大将となった。が、出世を喜んでばかりもいられない。本多平八郎からは「今後おまんは殿から徹底的にこき使われる」と脅かされてしまう。程なく、いよいよ武田の息の根を止めんと、信長の号令一下、甲州征伐が開始された。茂兵衛は、内応を密約した武田の重鎮、穴山梅雪の妻子を奪還するため、敵の本国である甲斐に潜入するように命じられる。戦国足軽出世物語、胆大心小の第6弾!
  • 三河雑兵心得 : 7 伊賀越仁義
    693円 (税込)
    信長、本能寺に死す! 京を脱出した茂兵衛がもたらした一大事に、わずかな供回りのみの家康は、突如、敵地と化した畿内から伊賀を越えて本国三河まで逃げることを決意する。だが、信長の同盟者である家康の首を狙って、後ろからは謀反人の明智軍、前では落ち武者狩りや、天正伊賀の乱の復讐に燃える伊賀者が待ちかまえていた。本多平八郎らと共に殿軍についた茂兵衛は、血と泥に塗れながら伊賀路をひた走る。戦国足軽出世物語、天下大乱の第7弾!
  • 三河雑兵心得 : 8 小牧長久手仁義
    704円 (税込)
    新たに版図となった甲斐と信濃を踏みならすため、茂兵衛は信州惣奉行の寄騎として東信濃に派遣される。彼の地でまみえたのは有力国衆である真田昌幸。実力は申し分ないながら狡猾さと変わり身の早さから信用が置けないと評される御仁である。一方その頃、主君家康は苦悩していた。織田家を簒奪した秀吉との間で開戦の気運が高まるものの兵力の差は歴然、しかも血気に逸る徳川家臣団は制御不能に陥っていた。かような訳で、隠れ非戦派の茂兵衛にもついに出陣が命じられるが……。戦国足軽出世物語、右顧左眄の第8弾!
  • 三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義
    704円 (税込)
    主命とはいえ、秀吉との和平を進言し、家内ですっかり孤立してしまった茂兵衛。お陰で、家康の次男・於義丸を大坂まで送り届けるという損な役目まで命じられてしまう。一方、かねてより懸案だった沼田領の帰属をめぐって揉めに揉め、ついに真田昌幸が徳川に反旗を翻した。黒駒合戦で北条、小牧長久手戦で秀吉と、強敵を続けて破ったことで自信満々な徳川勢は、過信から真田への侮りを隠せない。蔓延する気の緩みに、茂兵衛は危機感を募らせるが……。戦国足軽出世物語、油断大敵の第9弾!
  • 三河雑兵心得 : 10 馬廻役仁義
    715円 (税込)
    大敗した真田との戦で殿軍を務め、単騎で敵に突っ込み、戦場に消えた茂兵衛。「茂兵衛、討死」の報せは徳川に衝撃を与え、朋輩たちは涙に暮れる。だが、ところがどっこい、茂兵衛は生きていた! 戸石城の土牢に囚われながら、じっと救出の時を待つ。一方、家康と秀吉の駆け引きは変わらず続いていた。しきりに秋波を送る秀吉を家康はのらりくらりと躱すばかり。そんな中、徳川の屋台骨を揺るがす大事件が出来する。戦国足軽出世物語、堅忍不抜の第10弾!
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義
    715円 (税込)
    ついに侍大将、と喜んだのも束の間、思わぬ横やりで足軽大将に据え置かれた茂兵衛。徳川家で生きていくのは甘くない。そんな折、秀吉の惣無事令に従うため「真田との和睦を天下に示す策を述べよ」と家康に命じられる。思わぬ無茶ぶりに四苦八苦するうち、本多平八郎の娘・於稲と真田昌幸の嫡男・源三郎の婚姻が持ち上がったから、さあ大変。当然のように平八郎の説得を押しつけられてしまう。はたして茂兵衛は、家中きっての「真田嫌い」の猛将を陥落させることができるのか!? 戦国足軽出世物語、難攻不落の第11弾。
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義
    726円 (税込)
    秀吉による天下統一の総仕上げとして、北条征伐が始まった。だが、北条氏の本拠である小田原城は、かつて謙信や信玄も落とせなかった天下の堅城。さらには関東一円に張り巡らされた支城網により備えは万全だった。これに対し、二十万人の秀吉軍は各個撃破を選択、徳川勢は東海道からの進軍を阻む箱根の山中城を攻略することに。茂兵衛率いる鉄砲百人組は西の曲輪の陥落を目指し、北条流の築城術に苦しめられながらも、知恵と根性をふり絞って少しずつ前進する。戦国足軽出世物語、悪戦苦闘の第十二弾!
  • 三河雑兵心得 : 13 奥州仁義
    726円 (税込)
    秀吉の命令により、北条氏の旧領である関東に移封となった徳川家。家康に従い、一族郎党を引き連れて江戸にやってきた茂兵衛だが、辺りは葦が生い茂る湿地ばかりのうえ、あちらこちらで土を掘ったり埋めたりと喧しい。そんな中、陸奥国、南部家の家臣、九戸政実が秀吉の奥州仕置に異を唱え反旗を翻した。井伊直政の寄騎として出陣することになった茂兵衛は、家康から例によって難題を押しつけられる。戦国足軽出世物語、反乱勃発の第十三弾!

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三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月16日

    真田昌幸方の諜報活動に茂兵衛が就かされるも、当然のことながら昌幸のほうが一枚も二枚も上手で、結局茂兵衛は裏切りの兆候さえ掴めず、上田合戦の火蓋が切られた。徳川方は昌幸の仕掛けた罠にまんまとはまる。小牧長久手戦での勝利で慢心があった徳川軍。茂兵衛も違和感を覚えながらも攻め上がり、果ては殿軍まで務めるこ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年11月30日

    このシリーズ、引き込まれました。
    追いつくまでは最優先で読み進めています。

    茂兵衛のキャラが良い。
    よく人の面倒をみて、人を活かしている割にクールな面もあり、そのくせ命を張って人を救ったり。
    苦労の連続と成長、出世、そしてまた輪をかけたような苦難の連続。歴史のターニングポイントにも絡んで本当にこん...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2023年11月03日

    上に立つ者は愛嬌が必要
    台風も、下を向いてじっと耐えていたら、いつのまにか通り過ぎていく
    言葉一つで気持ちに火がつくか、つかないか
    部下の間の関係を読み解く家康

    家康をちゃんと読んでなかったので、時系列で起きたことと、徳川家が大きくなっていくことを、知る良い機会。
    そしてそれを、一雑兵からの視点で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年04月08日

    小牧長久手の戦いの後始末で家康の次男於義丸を大阪まで護衛し、秀吉と面会した茂兵衛。秀吉の迫力に圧倒され、刺し殺す事もできない。
    北条との関係を考え、沼田を真田昌幸からとりあげようと画策する家康。茂兵衛は、真田昌幸のもとへ日参し、情報収集を試みるも、煙にまかれ、ついに上田合戦が勃発、殿軍として奮闘する...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月13日

    真田と徳川の戦いは2度行われ、2度とも真田が圧倒し真田贔屓が増えた有名な戦い。今回は茂兵衛が散々通って真田親子と仲良くなったのに、その間に真田昌幸が浜松城へ手切れの文章を出すという、茂兵衛の面目丸潰れの結果となる。家康をこき下ろす上杉との直江状を思い出す展開。
    茂兵衛は事務方では無いので調整は苦手と...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月20日

    本の帯に11月刊行予定とあるから、これが完結ではないのだろうが。

    徳川家から人質とも言える次男の豊臣秀吉に養子を請われる。大阪行きに警護に着く茂兵衛。

    また徳川の目の上のたんこぶとも言える、強かで信用ならない六文銭、上田の真田昌幸が、突然の反旗。
    たった二千人の真田に七千人の徳川が打って出るが、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月15日

    2023.2.15
    今までで1番辛気臭い巻だった。
    仲間とのつながりも少なくて悲しい。
    偉くなるってそうゆう事なのかね。。
    茂兵衛どうなる?
    生きててくれよ〜

    0

    Posted by ブクログ 2022年12月18日

    愛すべき足軽大将 茂兵衛。
    今回の敵は、知将真田。

    上田城を巡る攻防で、配下を救いに行った茂兵衛。
    このままでは終われない。
    次作が待ち遠しい。

    0

    Posted by ブクログ 2022年10月24日

    前作の読感で、本シリーズは全20巻はいくんでないかと予想したのに、本書の目次を読んでビックリ! 最終章?!って、こんなんで終わるはずないよなぁ・・・

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2024年03月09日

    良い。
    良い。
    武士というより、管理者になってきた。
    真田はやっぱり戦上手。具体的な描写が素晴らしい。

    0

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