井原忠政のレビュー一覧

  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義
    ・私が井原忠政「三河雑兵心得 足軽仁義」(双葉文庫)を 読まうと思つたのは、内容ではなく純粋に言葉の問題であつ た。つまり三河弁である。三河弁の使はれた小説は、あることはあるのだが、ほとんど知られてゐない。本書の主人公は三河の雑兵である。時代は三河国一向一揆の頃、舞台は西三河、家康がまだ岡崎にゐた、...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義
    足軽目線の戦国時代小説。面白い。三河国の足軽となった茂兵衛が気がつけば一向一揆側に回ってしまい、どうするんだろう。という感じで、いいテンポで読み進められる。
  • 三河雑兵心得 : 12 小田原仁義
    秀吉の天下統一の仕上げとして、北条征伐が始まる。茂兵衛率いる鉄砲百人組も、山中城、韮山城攻めに参陣する。
    徳川家康と今川での人質時代に懇意であった北条氏規に対し、茂兵衛は家康より開城を説得し、和睦交渉の使者とすべく命令を受け、四苦八苦しながらも、戦場を駆け巡る。
    面白いね、茂兵衛はこれからどうなるの...続きを読む
  • 人撃ち稼業
    笑顔と泣き顔に、その人の性根は出るもんだ。日頃、人は取り繕って生きとるから、真顔では分からんのさ。
    人が生きて、一つも罪を起こさないことなんて無理。大事なことは犯した罪を憎み、悔い改め、許しを請うこと。そうすれば、デウス様はきっと許してくれる。
  • 人撃ち稼業
    凄腕猟師の玄蔵が、妻が切支丹だと言う事で脅され妻子を人質に取られ江戸で暗殺をさせられる事になる序章

    全部終われば妻子と共に家へ戻してやる、とか悪党の常套句に騙される玄蔵に頭を抱えるも、メンバーが楽しくて盛り上がりました
  • 姉川忠義 北近江合戦心得〈一〉
    浅井長政の家臣、遠藤家の嫡男与一郎が、信長によって陥落される小谷城戦を生き延びる所から始まり、裏切りと忠義に翻弄されながら秀吉の元に辿り着くまでの第一巻
  • 三河雑兵心得 : 10 馬廻役仁義
    シリーズも10作目。
    茂兵衛も主君家康の近くでの奉公となったが、どうなるか?
    内に外に波乱が続くのは戦国ならでは。
    次は北条攻めあたりかな。

    作品紹介・あらすじ
    上田合戦で大敗した徳川勢の殿軍を務め、単騎で真田勢に突っ込み戦場に消えた茂兵衛。「茂兵衛、討死」の報に、辰蔵は泣き、寿美は愚痴り、八兵衛...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 7 伊賀越仁義
    シリーズ第七弾。

    本能寺の変の直後、畿内から伊賀を越えて逃げる道中をドキドキしながら読み、乱世で生き残るための徳川の汚れ仕事を茂兵衛と同様に「ま、ありそうなこったァ」と読んだ。
    落ち武者狩りや、復讐に燃える伊賀者たちに狙われながら、本多平八郎たちと殿を務める茂兵衛。
    全て茂兵衛の目線での物語なので...続きを読む
  • 人撃ち稼業
    「三河雑兵心得」に続いて読んで見た。
    熊獲り名人の玄蔵が家族を人質に取られ、嫌々人を撃つ仕事に就かせられる。その黒幕が悪名高い鳥居耀蔵とくると、内容は一気に暗くなってしまう。鳥居が善人に描かれるのを見たことが無いほどの人物。言うことを聞いて人を撃っても、最後は口封じで殺されるのではと思ってしまう。
    ...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 10 馬廻役仁義
    茂兵衛、生還。家康の馬廻役に抜擢。家康、秀吉の妹・旭と結婚。地震と洪水で、秀吉の攻撃を免れる。北条氏と面談後、大阪で秀吉と面談。
  • 殿様行列 人撃ち稼業(二)
    あり得ない歴史物だが、活動する仲間達が個性溢れており、面白い。くの一の人物描写もうまく、本の中でありながら、色気に負けそうに感じてしまう(笑)
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義
    装丁から勝手にコミカルな作風をイメージしていましたが、大真面目な戦国サクセスストーリーでした。
    たまたま三河一向一揆について知っていたので、武将や地名、戦況などがわかって楽しかったです。
    でも内容的に盛り上がりに欠けるところがあるので2巻は読まないかも。
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義
    今回は北条の没落と真田の暗躍ってところか。
    豪傑荒武者の時代の終焉。どうする茂兵衛?、になってきた。
  • 三河雑兵心得 : 7 伊賀越仁義
    本能寺の変勃発後、植田茂兵衛は、本多平八郎らとともに伊賀越えを行う。
    休む間もなく、植田茂兵衛は、主人なき甲州へと向かい、武田滅亡後の甲斐、信濃支配の足固めを行う。
  • 三河雑兵心得 : 5 砦番仁義
    侵攻する武田勢の補給路の寸断を命ぜられた植田茂兵衛は、森に籠り荷駄隊への衝撃を指揮する。
    この功績により、植田茂兵衛は足軽大将に任ぜられ、二俣城代の大久保忠世の寄騎として、高根城を任せられる。
    徳川信康率いる岡崎衆との反目が広がり、ついに徳川信康は切腹させられてしまう。
  • 三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義
    三河雑兵心得シリーズも9巻目。
    茂兵衛が上田の合戦で殿軍となり部下を助けるべく奮戦の後に討ち死にしたか。。。というところで終る。
    次巻もあるので捕らえれて生き延びるのだろうな、と。
    一気に読ませる面白さは健在で飽きることが無い。
    戦国合戦の下層階級である雑兵たちのリアル。
    そこには救いも無いが主人公...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 3 足軽小頭仁義
    ついに足軽身分から徒侍へと昇進した植田茂兵衛。役目は、本多平八郎麾下の足軽小頭。
    信濃から東三河へと侵攻してきま武田信玄との戦いが始まる。
    三方ヶ原の戦いでは、松平善四郎率いる弓組の筆頭寄騎として、壮絶な戦いを繰り広げる。
    絶望的な状況下、朋輩だから死ぬまでは仲間を決して見捨てない茂兵衛。敵は倒すま...続きを読む
  • 三河雑兵心得 : 1 足軽仁義
    松平家康の治世、三河の田舎に住む暴れ者の茂兵衛は、村を出奔し、家康の家臣夏目次郎左衛門のもとに仕えることとなる。
    時は三河一向一揆が勃発、一揆方として野場城の攻防戦が始まる。
  • 三河雑兵心得 : 11 百人組頭仁義
    とても好きなシリーズなので逆に厳し目の評価で。

    今回は特に盛り上がりのある場面もなく、次巻以降の繋ぎといった印象。

    並行して北近江合戦心得シリーズも始まったが、できればこちらに専念してほしい…刊行ペースも落ちてしまい寂しい限り。
  • 三河雑兵心得 : 9 上田合戦仁義
    2023.2.15
    今までで1番辛気臭い巻だった。
    仲間とのつながりも少なくて悲しい。
    偉くなるってそうゆう事なのかね。。
    茂兵衛どうなる?
    生きててくれよ〜