香山リカのレビュー一覧
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精神科医でありカルチャー系の著書も数多い筆者。61歳にして大学教授を辞めて北海道でへき地医療に携わる。
行き当たりばったり偶然の連続の波乱の展開。これだから人生は面白いのだろう。キッカケとなる2つの死も結果としてプラスに。
60歳過ぎてもまだまだ人間には新たな可能性がある。勇気づけられる一冊。、Posted by ブクログ -
未婚、既婚問わず子どもがいない女性に焦点を当てた一冊。
作者の言う「ノンママ」のそれぞれの事情、理由。そしてそれに伴う問題点、それぞれの苦悩。ノンママたちの実際の声もおさえつつ、精神科医として、そしてノンママとしての自身の見解をズバッと述べている。
結婚も出産も個人的なことなのに、あれこれ口を出さ...続きを読むPosted by ブクログ -
すらすら読めてしまった。ひたすらヒトに認められようと生きてきた20年、ふと燃え尽きてしまって大学にも行けていない、摂食障害にもなった。見栄も張らず私なりの人生を探してみようかな。Posted by ブクログ
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「もしかして私は発達障害ではないでしょうか」
と言って、診察を受けに来る患者さんが増えている
そうです。
ところが現代医学においても、実は発達障害の定義
は定まっていないそうです。
前半はそうした発達障害に関わる問題点を説きます。
後半は、この書名に対する著者の回答が述べられて
います。
非常に...続きを読むPosted by ブクログ -
「わかってもらいたい」という病。香山リカ先生の著書。私もわかってもらいたい、理解してもらいたい、認めてほしいという欲求、承認欲求を強く感じることが多いから、香山リカ先生から「わかってもらいたい」という気持ちは人間にとって当然の欲求と言ってもらえてどこかすっきり。でもそういう承認欲求を上手にコントロー...続きを読むPosted by ブクログ
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オジサンはなぜカン違いするのか。香山リカ先生の著書。カン違いするのはオバサンよりもオジサンが圧倒的に多い。しかもオバサンのカン違いは無害でかわいらしかったりするけれど、オジサンのカン違いは有害で周りにとって迷惑千万なこともしばしば。非常識なことを非常識と素直に理解できるだけの常識力がないオジサンにこ...続きを読むPosted by ブクログ
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比べずにはいられない症候群。香山リカ先生の著書。幸福感も不幸感もすべては比べずにはいられない症候群から来ているのかも。自分絶対主義を貫けば、他の誰かと比べて劣等感も嫉妬感情も感じないし、ましてや自分が不幸だなんて思わないはず。香山リカ先生の言うところの比べずにはいられない症候群を克服するのが幸せへの...続きを読むPosted by ブクログ
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精神的な病気は、どう診断されているのか?を知れました。具体的な事例も書いてあり、納得する内容が多かったです。本当の「うつ病」がどれほど辛い病気なのか?を知る手立てにもなりました。Posted by ブクログ
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「わかってもらいたい」は、現代人の心の病であるとともに、人間の持つ固有の病でもあると思われ、興味深く読めた。前半は最近の心理的な病の概論で面白くなかった。太宰治と心中した女性たちの心を著したところあたりから、具体的で面白くなった。▼「共依存性はエスカレートする」「無条件に支えてほしいというワガママ」...続きを読むPosted by ブクログ
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著者が子どもの時分の回想から、現在日々の診察室で感じる格差の拡大。
そもそも明治時代の中葉までは、貧民という概念は存在すらなかったらしい。高度成長からバブル、新自由主義へと弱者の切り捨てに至る時代の変化。
自分自身の思いを問い詰め、リベラル知識人の責任や、そもそも弱者を救済すべき根拠があるのか...続きを読むPosted by ブクログ -
いじめや差別について、とても丁寧に書かれていて分かりやすい。中高生に読んでほしいが大人にもオススメ。
著者の体験が例として語られていて、自分にも少しは意見を表明でくるのではないかと思わせられる。Posted by ブクログ -
病院で怒号を上げ、電車では酔って暴力を振るう人。学校に理不尽な要求をする保護者。
世の「イライラ」は、いつからなぜ、増えてきたのか。欧米的自己主張、成果主義。高まる自己責任論、情報過多など要因は多い。
最近の脳科学から、「扁桃体-vmPFC-海馬」と、抑制の制御に関する研究も紹介される。
著者おすす...続きを読むPosted by ブクログ -
いじめられているときは逃げること、差別されているときは気にしないこと、いじめているときは気付くこと。これができないから、いじめ差別はなくならない。Posted by ブクログ