香山リカのレビュー一覧

  • 悪いのは私じゃない症候群
    『他罰』

    自分が悪いかもしれないのに
    それはいっさい考えず
    人のせいだと
    他人や社会を責めること

    さらに
    自分が犯人にされる前に
    「悪いのはあいつ」と声を上げる

    いる!こういう人
    ってまず感じた

    もしかして、自分も!?
    って次に感じた

    けっこう認められなくて
    人のせいにすることある気がしち...続きを読む
  • キレる大人はなぜ増えた
    大変読みやすいし、共感できる。
    表面的なとらえかた方かもしれないが、コミュニケーションを考えされられる。
  • 悪いのは私じゃない症候群
    息子には「人のせいにしない。原因があって結果がある」と言い聞かせていますし、周囲を見回して、心の病気は被害妄想からはじまると感じていたのですが、やはり自分にも当てはまるケースなどもあって、身につまされる内容でした。
  • スピリチュアルにハマる人、ハマらない人
    この本を読むまで2年間近く怪しげなスピリチュアル関連の本をむさぼるように読んでいた。でもいまひとつスピリチュアルな本に書かれていることに信用を置けなかった。だって、だれもが同じことをしたら誰もが幸せになっちゃう。世の中そんなに公平にはできていないと思う。で、香山さんからスピリチュアルの中から引きずり...続きを読む
  • うつで困ったときに開く本
    やはり香山さんはタダものでない。
    このまとまり方、読みやすさ、読者のニーズの捉え方、は「パない!」

    主体・客体にとらわれず、当事者になったときに、
    この本を開けば、即座に対処法を練る作業に入ることができる。
    素晴らしい良本。
  • 女はみんな「うつ」になる
    個人的には、この本のタイトルがどうも気に入らないのですが・・・。

    それはさておき、本書は、
    女性のうつ病、あるいはうつ病に類似の症状、及びその要因等について、女性のライフスタイルや身体的特徴、社会における女性に対する偏見等をを十分に考慮に入れた上で、網羅的かつ的確に説明がなされた好著だと思う。

    ...続きを読む
  • いじめるな! ――弱い者いじめ社会ニッポン
    すごくためになった、私には。
    わかっていたけれど、「(学校の)先生だからって全員の子供に等しく愛情を注げるわけじゃない」っていうのを言ってくれたっていうのは大きいと思うよ。
    その上で「仕事として子供たちに関わっていくことはできる」という。
    なるほどって思いました。
    あと、儒教的考え方って意識していな...続きを読む
  • 就職がこわい
    香山リカさんは女性誌などの連載などを昔から読んでいて
    今回もまた的をいたことを言ってくれてました

    親との自分との関係に疑問を抱くきっかけもくれたし
    就職をどう捉えたらいいかも分からせてもらえた

    とても現実を見据えていてシビアな分析をされている
    さすがです
  • 就職がこわい
    まさに今の気分にぴったりのタイトルに惹かれてしまいました(笑

    さすが著者は精神科医だけあって、現代の若者の心理を的確に捉えているなと感じました。

    著者が最近の若者の傾向として挙げている、自分の中にある無駄に低い自己評価と、無駄に高いプライドに気づかされました。

    さらに、面接=人格の審査ではなく...続きを読む
  • スピリチュアルにハマる人、ハマらない人
    この香山リカさんって前からテレビとかラジオで見たり聞いたりしておもしろそうな人だなって思ってたけど、本を読んでみるとなるほどやっぱりおもしろい。
    この冷たい視線が、好きな人にはほんとたまらないと思う。

    スピリチュアルブームを通して見る現代の社会について、
    科学的正当性を求めるハードルが低くなってい...続きを読む
  • 親子という病
    日本において家族という存在はなんと尊いものとされてきたんだろう。知らず知らずのうちに環境や社会通念の中で親子の意義を定義づけられていることを痛感させられる1冊。生きづらいなーなんて思っている方に一度読んでいただきたいかな
  • 貧乏クジ世代
    ちょうど自分と同世代の人々について著された本です。

    「第2次ベビーブーマー」や「団塊ジュニア」という言葉がほぼあてはまる
    70年代生まれ、いま20代後半から30代前半我々を「貧乏クジ世代」と
    揶揄するむきもあるそうです。

    確かに、この世代は生まれたときからオイルショック、受験戦争、就職
    氷河期と...続きを読む
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち
    この本では「うつ」が社会的に市民権を得たことで理解を得、病気休暇ののちのポジションについても結果的に希望が叶う例もあると言及している。一方で「うつ」と診断されたら、職を失う状況もなお多くある。格差がここにも広がっている。

    「うつ」の多発については「悩みを悩みとして抱えることができずに、すぐに気持...続きを読む
  • いじめるな! ――弱い者いじめ社会ニッポン
    『いじめ』はいろんなところで問題になっているにもかかわらず、それについて、共感できる書物も意見も少ないのが現実です。
    いじめの構造なんて説明されても、実際被害にあってる人の救いにはならないので、いつも歯がゆい思いばかりしてきました。
    自分のつたない言葉では表現できないけれど、なにかが確実に間違ってい...続きを読む
  • 親子という病
    読みやすい。
    なかなかの名著です。
    「病」という表現が強烈なので
    びっくりするが、
    内容は、精神科医からみた実例がたくさん。
    説得力がある。
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち
    うつに対する普段から思っていた疑問を
    専門家によって明文化・整理された
    という感想をもった。
    よみやすい。
    現代社会の状況を報告したのみ。
    どう改善していくかは課題としたように
    よみとれたが、
    専門家が冷静に鬱をとりまく社会を
    淡々と分析しているのが面白い
  • スピリチュアルにハマる人、ハマらない人
    私は後者です
    圧倒的に後者の立場です

    だからこの本を手にとって読んだのでしょう

    オーラとか
    前世とか
    来世とか
    うんぬんかんぬん
    信じません

    目に見えるものしかなかなか信じない私は
    今この世の中のマイノリティなのかしら

    だってよくパワーストーンとか手首につけてる人よく見るもの


    この本によ...続きを読む
  • 〈じぶん〉を愛するということ 私探しと自己愛
    ほんとうの自分って?
    自分らしさって??
    自分探し??

    …こんなの考えてる人にいいかも。

    この本を読んで私はやっと気付いた!
    私が探していたものは
    “本当の私”
    なんかではなく。
    “誇大化した私”

    目に見えない、間違った『自己愛』を脱するために。
    これからさき、『等身大』の私で生きていくために...続きを読む
  • 〈じぶん〉を愛するということ 私探しと自己愛
    「アダルトチルドレン」「シンデレラ症候群」という言葉の意味を、
    ずーっと勘違いしていたことに気付かされました。
    お恥ずかしい。

    いろんな形の「私探し」「自己愛」の動機を80年代カルチャーに持って行くのはちょっと強引な気もしますが、
    とても文章がやさしくわかりやすくて、勉強にもなりました。
  • 〈私〉の愛国心
    今の日本の状況を精神科医の立場で分析してある。
    「まえがき」と「あとがき」を読むと、なぜ彼女が発言を続けるのかがよくわかる。
    そうなのかと思える部分が多かった。


    作成日時 2006年11月02日 05:47