香山リカのレビュー一覧

  • ノンママという生き方 子のない女はダメですか?
    様々な事情で子を持たなかった女性達の、葛藤や主張が著者の経験や考えを交えながら書かれています。
    私はこの中でいう子供を持ちたくない、と選択した「ノンママ」に属する。
    今まで一度も子供を持ちたいと思ったことも、子持ちの人生を羨んだこともない。
    そのため第4章の自己肯定できないノンママの部分意外は、実体...続きを読む
  • 50オトコはなぜ劣化したのか(小学館新書)
    昔はかっこよかった「50オトコ」が今の時代、大幅に劣化したとする著者の現代の50オトコの分析といかに生きるべきかの提言をまとめた本。私も本書の対象である50オトコど真ん中おっさんなので、耳に痛い話ばかりだったが、ぐいぐいと読み進めてしまった。同意できるかどうかは別として、アラフィフオトコ、50オトコ...続きを読む
  • 50オトコはなぜ劣化したのか(小学館新書)
    ■精神科の診察室では「どう話すか」よりも「どう話さないか」ということに何倍もエネルギーを奪われることが多い
    ・同じ医者でも精神科医以外の人は「黙って聞く」というのが苦手な人も多い
    ・患者を一番安心させる「共感」の最適の表現
    ■難解な思想書の「シロ難」と「クロ難」
    ・背表紙が白いか黒いか
    ・みすず書房...続きを読む
  • 傷ついたまま生きてみる
    つい生きている間受けてしまう傷について対応や捉え方について最もバランスよく書かれている本だと思う。何よりも読んでいて偏りがない。カウンセリングマインドゴリ押しでもないし、香山さんの偏見のゴリ押しでもない。平易な言葉で書かれていて、繰り返し読みたくなるような本。悩んでいる中高生に貸したくなってしまいま...続きを読む
  • 女はみんな「うつ」になる
    仕事に結婚に育児と女性がうける社会的ストレス、ホルモンによる感情の変化、更年期障害、母親の影響等々、女性がうつになる、もしくはうつと自分で思い込むケースが網羅されている。
  • 比べずにはいられない症候群
    大人の比べ合いの虚しさを淡々と解説する本。就職の話や結婚の話など大卒後に急に現実的になる話題を何をそんなにこんつめて考えなくてもと言ってくれている感じがする本。

    比べ合いにならないための法則5つ
    自分にないものは実際以上によく見える
    比べ合う相手は心の中もハッピーだと思う
    いましか見えない、見たく...続きを読む
  • 世の中の意見が〈私〉と違うとき読む本 自分らしく考える
    周囲が出してくる正論、白か黒かはっきりしろという圧力、そういうものに対して抱く違和感を感じたら読むべき本だと思います。白であっても黒であっても、どちらも正しく間違っていて、本当ははっきりしないほうが良いこともあるということを言ってくださっただけで、私は救われました。
  • 「むくわれない生き方」を変える本
    むくわれないと思うメカニズムが分かった気がして、とても、スッキリした。誰かと比べることで、むくわれないと思う。他人がいると必ず、むくわれないという感情が生じる。むくわれないと思う理由が分かって、今まで、もやもやしていたものが、スッキリした気がする。

    むくわれないと思う事を解消するための考え方だった...続きを読む
  • 恋愛不安
    連絡がないとすぐ不安になるタイプなので、「便りがないのはよい便り」という文章にはっと気づかされ、救われました。
    心を落ち着かせる本としてお勧めです。
  • 「独裁」入門
    自律した生き方を望んでいる様に見えない学生たちに関する記述に始まり、文章の全体の意図を読み取らず、狭い部分を切り出して「短文」で主張を理解しようとする事の危険性、また「短文ソーシャルネットワーク」ともいえるツイッターを多用する橋本徹の傲慢さ、問題点を指摘するに至るという、一冊の中での流れが見事。

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  • 「独裁」入門
    最近、著者の診察室を訪れる初診患者の多くが漠然とした不安感とイライラを訴えているらしい。

    言われてみれば、「不寛容さ」が幅を利かせているような気がする。
    ウラも取らずに公の場で人を名指しで批判する人(それも一般人でなく政治家)、過激な物言いや言葉尻を捉えて非難するなど。

    本(特に新書)ではタイト...続きを読む
  • 悪いのは私じゃない症候群
    悪いのは私ではない症候群について知りたくて読書。

    著者の本はあとがきが面白くまさに内容の要旨となっている。

    悪いのは私ではない症候群の要因が本書で指摘してるものかどうかは別としても確かに例としてあげられているこの種の人たちは増えているように感じる(第7章の田母神氏の例は違うと思うが)。

    心理的...続きを読む
  • 貧乏クジ世代
    私たち世代って、豊かな環境で恵まれて育ったなぁと感謝しつつも、環境問題やら、年金やら、少子化とか上の世代から押し付けられている問題も多く理不尽だよなぁとか考えていた。。。でも、香山さん曰く、80年代は静かな貧乏クジ世代。真の貧乏クジ世代は70年代生まれの人たちとか。
    とにかく、みんな自分って不幸なん...続きを読む
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち
    新書は理論書ではないので、軽く読むのがよい。
    世間で言われている現象の一端をつかむために読む。
    差しさわりがない言い回しで、過酷な問題を避けているのかもしれない。
    内容の判断はできないが、現象の一端をしることはできた。
  • 恋愛不安
    かなり不安定な時期に入っていたときに読んだ本
    あのタイミングで読めて、ほんとに良かったと思った

    自分と同じことを経験している人がいるんだーーと思って
    頭のスイッチを切り替えることができた

    ・・と思う。
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち
    自称うつについて知りたくて読書。

    大連にも東京にも自称うつという人を多数見てきた。うつというキャラ、アイディンティティ、プロフィールとして演じる人たち。同情を集めて、注目してもらい、やさしくしてもらうための手段に利用している(意識的かどうかは別として)。

    その多くが周りのエネルギーをチュルチュル...続きを読む
  • 私はのんびり生きてきた。 最適化社会が不幸を生む
    最適化されない生き方、みんなと同じような生き方はやめよう。
    自分自身に自信を持って生きて行きたい。
    それにしても、この人凄く書いてるね。
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール
    生き方について知りたくて読書。

    勝間さんへの批判本として有名になった本。読んでみるとそれほどでもないっという感想。

    社会人となった2000年以降の社会の動き、トレンドのようなものを知ることができ勉強させてもらった。

    バブル崩壊後の長引く不況、目の前の現実になった社会不安、経済市場主義への支持、...続きを読む
  • しがみつかない死に方 ――孤独死時代を豊かに生きるヒント
    死にそうな体験をすると人生観が変わるというが、確かに、死に対してはずいぶんとイメージが変わったと思う。私の病気で一人暮らしが怖くなった友人はいっぱい居たけど、私自身は逆に腹が据わったというか、覚悟ができた気はする。所詮、死ぬときは独りなんだし。
    あと、葬式は生きているひとが、その人の死を納得するため...続きを読む
  • 「私はうつ」と言いたがる人たち
    全ての社会人に読んでもらいたい本。
    「うつ」とひとことで言っても、いろいろある。

    うつ病セレブ
    うつ病難民

    わかっているようでわかってない
    メンタルヘルスは奥深い。
    でも、もう見て見ぬふりは絶対にいけない。