香山リカのレビュー一覧

  • 恋愛不安
    中ほどでやや私見に寄り過ぎている感はあるが、読後に自身の過去の心境の原因が恋愛への強迫的な憧れだったと実感が湧いた。
    恋愛している・恋愛によりほぼ完全な幸せを得ている事≠当然、強迫観念の危険さと蔓延ぶりを感じる。
  • 比べずにはいられない症候群
    解決策を教えてくれるというよりは、自分もこんなことを比べているなと思えるようなあるある本のエッセイ集でした。
  • 気にしない技術
    気にしないというより、気にし過ぎないことが
    大事なのではないかと感じた。
    テキトー力も時に必要。
    こうでなければとがむしゃらに前進あるのみでは、
    やっぱりどこかでひずみがでてしまうもの。
    白黒はっきりさせなくても良いことは、それでいいのでは?
    きっちりし過ぎていることで、自分を追い詰めずに
    済むのだ...続きを読む
  • キレる大人はなぜ増えた
    キレる大人の自覚症状あり。戦後まもなくの「もっと自分の意見をはっきり言おう」「自己主張しよう」「自分を大切に」の教えに忠実に従った成果か。キーワードは回答保留、多様性を認める。キレるのはかなりカッコ悪い。そして扁桃体と大脳皮質の戦い。
  • 世の中の意見が〈私〉と違うとき読む本 自分らしく考える
    ○精神科医の香山氏の作品。
    ○自身の考えるSNSやテレビなどとの向き合い方を中心に、「考えること」について考察した作品。
    ○著者の医師としての分析は面白い。
  • 堕ちられない「私」 精神科医のノートから
    テーマとしてすごーく大切なことを書いているけど、どうにも著者の香山さんの表現が追い付いていないように感じた。
    でも、わたしもこれとおなじようなことを最近ずっと考えていて、ほんとうに、いまのひとたちは堕ちることができないくらいに努力とか成長とかいう目標を刷り込まれているように感じる。
    「ちからを抜くた...続きを読む
  • 「むくわれない生き方」を変える本
    4.5くらい?
    薄々わかっていたことを明快に語ってくれた感がある。何はともあれ第5章は覚えておきたいと思った。
  • 堕ちられない「私」 精神科医のノートから
    こうしなければ、いけない。こうでなければ、いけない。自分探しをしないといけない。確かに、自分が好きでやっていることなのか、それとも、やらされていることなのか、分からなくなる時があります。

    本書は、気楽にいこうよ!と言う感じの本。具体的な処方箋と言うよりも、香山さんの元に訪れる患者などの具体例を見せ...続きを読む
  • 比べずにはいられない症候群
    そして、この「過剰適応」はそれをする人にとっては、たいへんなストレスになります。
    このように本当はただの幻でしかない「やりがい」がどこかにあるはず、と信じてそれを求めて右往左往したり、「あの人はそれを手に入れてる」とうらやましがったりする、というのはむなしいことです。
    だからいま「やりがい」を感じて...続きを読む
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート
    仮説思考=ゴールから逆算して考える。
    単純な考えだが、なかなか実践出来ていない。
    脳の特性(働き)から、どう動くかを考える面白い
    発想。脳科学者ならではの提案だと思った。
    色々なアイディアが詰ってます。
    一つ一つ実行に移したいです。
  • 親子という病
    身近にも母娘依存の例が何件もいるので共感しきり。
    共通してるのは父の存在感が薄い(多忙、性格的に)。
    主婦のパワー(余暇)が子どもに向きすぎるのかしら?とも考えた時期があったけれど、きっとそんな単純なことでは無い。
    いちばん身近な例は叔母と従妹なのだけれども、長年見て来て最近強く思うのは、叔母の「認...続きを読む
  • 世の中の意見が〈私〉と違うとき読む本 自分らしく考える
    2014年の56冊目です。
    香山リカという名前がペンネームだと初めて知りました。
    でもその名前を使うことで自分を使い分けているということでした。確かに香山リカという名前で病院に勤めていたらそこの精神科は大変なことになっているでしょうね。ある意味勤務医として仕事をするためには必要な使い分けなのかもしれ...続きを読む
  • 弱者はもう救われないのか
     「弱者切り捨て」のグローバリズムに席巻された新自由主義の潮流の中で、「自由と公正を柱とする福祉国家」のモデルは崩壊してしまうのか。

     「弱者にやさしい社会」が失われつつあることを危惧する著者が、精神科医としての実体験も交えながら「『神なしのヒューマニズム』は果たして可能か」「なぜ、弱者を救わなけ...続きを読む
  • きびしい時代を生きぬく力
    頑張りすぎず、どうしても譲れないところは負けないようにする。

    村木さんと常岡さんの精神力の強さ、
    置かれた状況から楽しいことを見つけようとする前向きさ、カッコいい!
  • 弱者はもう救われないのか
    香山リカさんの実力が垣間見えたような、そんな感じ。
    いつものふわっとゆるく、やさしいメッセージをくれる本とは一味違う。タイトル、目次を見ても、そんな感じは最初からしていたけど。
    前半はいまの日本がどのような状況にあるのかを書いていて、後半から「他者を救う意味」というところを宗教や哲学の立場から検討し...続きを読む
  • 就職がこわい
    若干対象とは違ったかもしれないが、とりあえず働いてみる、とか、自分にしか出来ないことはない、とかは同意する。
  • スピリチュアルにハマる人、ハマらない人
     高校時代の友人が突然「私にはオーラが見える」と言い出した。友人であるがよく分からない人だったから、私はすごく懐疑的になる一方、共通の友人はすんなり信じてしまったようだ。その違いは、どこにあるのか。この本を読めばわかるかも知れない。そんな期待を胸に手に取った本である。

     様々な文献から引用しつつ、...続きを読む
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール
    「ふつうの幸せを手に入れる10のルール

    生まれた意味を問わないの章
    職場でわたしがいなけりゃダメだと思うことはそれなりに満足感があるしやりがいも持てる。しかしわたしの代わりがあってうまく機能していくとわかったならそれはそれで軽い落胆みたいなものを感じるかもしれないけど肩の力が抜けてラクになる。なる...続きを読む
  • 親子という病
    親子の依存と支配と反抗と。
    P43 自殺の危険の高い人は、家族の中で「取り替えのきく子ども」という役割を与えられている、というのだ。
    P66 親にとっては子どもの難しい時期に苦しむ中での一瞬のうさ晴らしとなり、子どもの側にとっても親が受け入れられない時期に「本当の親じゃないのだから」と自分に言い聞か...続きを読む
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール
    とても大切な、うまく言葉で人に伝えられないものの考え方が書かれていて、納得できたり、はっとしたりした。今の心の状態を反映してか、ものすごく苦しくなった。たぶん私がいろんなことにしがみついているからなんだろう。なんで生きてる、なんで働いてる、自分は何がしたい?周りから何を求められている?
    考え出したら...続きを読む