香山リカのレビュー一覧

  • 弱者はもう救われないのか
    困ってる人がいたら、傷ついている人がいたら、助けたい、なんとかしたいと思うのは当たり前で自然なことじゃないですか、という結論。
    大道廃れて仁義あり、を思いだす。
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール
    ふつうの幸せを取り戻すための基本ルール=「しがみつかない」という心や姿勢。
    納得できる内容が多かった。
    人生はっきり決められることばかりではなく、曖昧なことが多いし、それでいいというところに安心感。
  • 比べずにはいられない症候群
    向上心がなくて、他の人と比べてしまう時に、向上心があるから偉いわけではないと言うことがわかりました。向上心がなくても、時間を持て余してだらだら過ごすのも悪いことじゃない。
  • 母親はなぜ生きづらいか
    なぜ育児は女性が中心なのか疑問だったが、歴史的な流れだったと知ることができ整理ができた。
    (武士の時代では教育は父が中心。戦争の時代に男性は戦力、女性は家庭内でという役割分担を政府が強制)
    イエ制度から、個人の努力で仕事を得られる時代となり終わらない子育てが始まる。
    シングル女性も子育て中の主婦も私...続きを読む
  • 親子という病
     息子は母への幻想を抱き、娘は母に支配される。だから娘にとっては、「母がしんどい」ことが起こる。とても納得できた。
     また、母という存在は、子供を無条件に愛するものという〝幻想〟が、多くの母子を苦しめてきたのだと感じた。親子であろうと、愛せないことはある。その事実を知ると、心が楽になって、親とも肩の...続きを読む
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール
    特に意味とか目指さずに、淡々と生きていく。
    そういう足元の大切さ。

    「とりあえず自分に与えられている仕事、役割、人間関係に力を注ぎ、何かがうまくいったら喜んだり得意に思ったりすればよいし、そうでないときには悲しんだり傷ついたり、また気持ちを取り直して歩きだしたりする。そんな一喜一憂を積み重ねながら...続きを読む
  • 気にしない技術
    同著者の看取りに関する本を積読?中なのだが
    本のタイトルに心奪われた。

    読んでいくとなるほどの連続。
    そのなかでも健康に縛られて、トレーニングや食事にこだわり過ぎる事に対する指摘はドンピシャで痛い。
    もっと早く出会えていたら、過去の自分に読ませてやりたいくらい。
    あとは暗ければ暗いほど、明るい演技...続きを読む
  • オジサンはなぜカン違いするのか
    この本はとても説明が丁寧でかつ配慮があって、納得できるものであった。ただ、ここで挙げられているオジサンは、この本を読んでも「自分は違う」と受け取って、改善はされないのだろうと思う。
    反対に、もともと十分気をつけている人は、本書を読んであらためて気をつけるだろう。
    そういう意味では、オジサンになる前の...続きを読む
  • 「発達障害」と言いたがる人たち
    タイトルからすると、精神科医の香山リカさんが、この診断名を求める人を批判的に書いている物かと思うが、そうではなかった。
    '大人の発達障害'が注目されるようになったのは、ここ数年の事だが、それに伴って増えている受診者とそれらを取り巻く世間の風潮などについて、医師の目で興味深く語られている。

    アスペル...続きを読む
  • オジサンはなぜカン違いするのか
    香山リカ先生の文章が結構好きなのでオジサン街道まっしぐら(笑)の40代の僕が読んでみました。本書では、一応オジサンの定義を『50代以降の男性』としているので僕はまだぎりぎりセーフです(笑)。

    結論的にいうと、オジサンが何事においても優先していた価値観は今の時代にはまったくマッチしていないということ...続きを読む
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール
    著者の言いたいことはよくわかるが、一部スッキリしないところもあった。「頑張りたくても頑張れない多数の人々」を肯定しているが、すべての人々を擁護すべきかどうかはまた別の問題ではないだろうか。他人や組織への甘えから抜けられない人も多い割合で存在している。勝間さんほどの結果を出すことは無理だろうが、そこそ...続きを読む
  • 女性の「定年後」
    定年後にやることに恋愛が入っていて、羨ましいのともういいやと。まだそういう気持ちになれたらよかろうとは思うのだが。
  • 「むくわれない生き方」を変える本
    なかなか研究上を結ばないのは、環境のせい私私の能力のせいばかりではなくて、私が現場で10分、満足しているからなのだ
    今のままでいいんだと気づけただけでも私は十分に報われたのではないかと思っている。
  • 女性の「定年後」
    年齢的にそろそろ先のことが気になっていて、この本の題名にとても惹かれて読みました。
    たしかに、今の自分世代は親の時代よりも明らかに違う、それでも年齢が若いわけではなく、50歳は50年生きてきたのだと思う。
    まだまだやれることはあるし、やりたい事もあるので、そう思ったその時が一番若いのだから、色々やっ...続きを読む
  • 「発達障害」と言いたがる人たち
    近年自分自身を発達障害ではないかと疑い始めていることもあり読んでみた。

    ・発達障害を取り巻く環境、これまでの経緯などが易しく書かれていて読みやすい。

    ・発達障害の概念が精神科医でさえ難解だと感じるほど複雑なものであり、定量的に「あなたは発達障害だ/ではない」と決定できるようなものではないらしい。...続きを読む
  • 比べずにはいられない症候群

    男性でも色々と気づかされる本

    この本は、女性の視点で書かれているので、男の私には、初め違和感がありました。
    しかし、女性をそのまま男性に置き換えて読めるところが多いと気づきました。
    また、女性から見た人生観や結婚観などは、男として大変参考になりました。
    私には、毎日電話で職場の愚痴や親への不満を言ってくる友達がいて困ってい...続きを読む
  • フェミニストとオタクはなぜ相性が悪いのか 「性の商品化」と「表現の自由」を再考する
    フェミニズム的な価値観を多少なりとも持ちながら、オタク(二次元やサブカルチャーを好む人という意味でのオタク)でもある女性には、ジレンマがあるんじゃないだろうか。
    AKBや美少女アニメのような「ロリコン文化」を(異性愛者でマジョリティに属する)男性に近い目線で好み、そこにいる女の子たちを値踏みしたり、...続きを読む
  • 気にしない技術
    プロローグの内容が、自分ならずっと気にしてしまいそうだなと思う例だったので筆者に感情移入しやすく、非常に読みやすかった。
    凹んだ時に読みたい本
  • ノンママという生き方 子のない女はダメですか?
    やっぱりね、ノンママは生きづらいよ。なんでだろう。なぜ、そんなに動物的でなくてはいけない。本能に従って産めるの?私にはわからない。だから、生きづらい。ノンママより独身の方がずっといいと思えてしまう。
    この問題に、男性はどう関わるのか。ママの穴はノンママが埋めろっていうのは、納得できないよ。誰が負担す...続きを読む
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート
    快感だと思うことが能力を最大限に引き出す。無意識状態がアイデアを生む(風呂場など)。1意欲×2体験→ひらめき、3睡眠→記憶の整理整頓と歪み補正、4居場所→安全基地、この4つがチャレンジを生む。行動し、出会い、気づき、受け入れることで成長する。
    仕事には、依頼者の都合だけでなく、「自分の思い」をのせる...続きを読む