香山リカのレビュー一覧

  • 逃げたっていいじゃない


    全てわかってくれる彼氏が欲しいと思う女性は
    精神的に問題がある。
    女性を助けることで男性の尊厳が保たれるわけだから、
    女性を救いたいと思っている男性もある意味病んでいる


    という言葉が印象的だった。
  • イミダス 現代の視点2021
    当時意識することのなかった問題や、時期を経て現在どう表面化しているかという議題について改めて触れるにはちょうどいい媒体。
  • 「発達障害」と言いたがる人たち
    生きにくさや周りと上手く行かないことに発達障害という診断を付けてもらいたがる人と、漠然とした診断基準で安易に診断を付けてしまう精神科医がいることに驚く。確かに、何もかもうまくいかない人にとって、それが発達障害のせいであると分かれば気持ちが楽になることも多いのだろうが、その診断を求めて、ドクターショッ...続きを読む
  • 親ガチャという病
    トレンディなキーワードを切り口に有識者が語る。親ガチャ、無敵の人、ルッキズム、キャンセルカルチャー、反出生主義など。読めばバランスの取れた意見が多く、一つ一つはあっさりとした内容だが、考えさせられる。

    室井佑月が、性的搾取という言葉に対し、同性間でも意見が分かれる事を書いている。グラビアやホステス...続きを読む
  • 明日がちょっと楽しみになるコツ 友だちのひみつ
    小学生時代の自分に『心配しないで、大丈夫だよ』と声を掛けてあげたいと思っている精神科医の香山リカが、その大丈夫だよを、頭の中が友だちのことでいっぱいの今の小学生に向けて書いた。

    全部で7章で、各章が見開きの2ページを使って細かく進められる。その2ページで大事なことは、黄色いマーカーがしてある。時々...続きを読む
  • 10代のうちに考えておくこと
    「○○してみない?」とやさしく問いかける言葉は、10代の子供たちを見守る大人たちへの問いかけでもある。本書を読むと如何に現代社会が分断と非多様性に満ちているかがわかる。大人の価値観を押し付けられ苦しむ子供たちに「色々な考え方があっていいんだよ」と教えると同時に、分断を廃し多様性を担保するのは大人(親...続きを読む
  • 「発達障害」と言いたがる人たち
    文字通り、「発達障害」と診断されたがる人のメンタルについて精神科医の香山リカが分析した一冊。

    精神病の診断はウイルス性疾患などと違い、明確な境界線がないので難しいと感じた。
    また逆に、病気と認定されて安心したい側の気持ちも理解できるので、より対処が難しいと感じた。
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート
    1番印象に残ったことは、
    「なりたい職業」より「やりたいこと」を重視した方がいい。「なりたい職業」だけを考えると、なること自体が最終目標になってしまう。
     何かの「立場」を目指すんじゃなくて「やりたいこと」を優先する。そうすると、仕事の幅が出てくる。やりたいことを実現するための仕事は、何種類もある。...続きを読む
  • ノンママという生き方 子のない女はダメですか?
    周囲が子育ての時期を迎える中で感じていた息苦しさの理由はこれかと分かった気がした。自分だけはいつまでも自分の味方であり続けたいですね。
  • 女はみんな「うつ」になる
    自分自身が育ってきた環境を振り返ってみて、うつになりそうな対応をされていたと思いました。やっぱりなぁと。そして高齢化に伴い、いつまで経っても母親からは解放されないと感じている人も多いのでしょうね。解決するのは難しいし解決策が書いてある本ではないけど、読んで気分はすっきりしました。
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール
    P128
    仕事に夢を求めない。
    「生きるため、パンの為に働いている」というのでも十分なのではないだろうか。
    人はパンのみにて生きるにあらず。しかしパンなしでは愛の実戦も夢の実現も不可能なのも、また事実だ。
    深い意味はなくとも仕事をし続けるのは、それ自体で結構意味のあることなのではないか。

    これを...続きを読む
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート
    各項目必要なことを書いた後に、そのためにはという事が書いてあるため内容を理解しながら自分の考えと照らし合わせ手読み進めることが出来た。
    今までな気づかなかった考え方やそのためにはどういうことが必要なのか、ということを考えるきっかけになりました。

    またイラストも書いてあり読みやすいと思いました。
    ...続きを読む
  • イミダス 現代の視点2021
    世の中のことにとても疎いので読んでよかった。


    印象に残ったワード「全体主義」「差別」「ファシズム」「水道法改正」「種苗法改定」「カジノ」「歴史修正主義」


    コロナ禍だからこそ伝えたい「自由」と「権利」と「多様性」
    p19「自由や多様性を守る」ということは、(コロナ禍で)マスクをしない人も、バー...続きを読む
  • 執着 生きづらさの正体
    恋人や親子間など人間関係における執着から、現代ならではのSNSやジェンダー、成長に対する執着まで、どれも「分かる〜〜」となった。
    現代人なら一つは共感できることがあるのではないでしょうか。
    最後の章ではしっかり執着から解放されるためのプロセスが書いてあるのでご安心を。
    自分自身がそうですが、結局あれ...続きを読む
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール
    精神科医として長年臨床の現場で働いてきた著者が現代の世の中で「当然」として考えられていることにそれってホントにそうなの?と疑問を呈するようなエッセイのようなもの。

    系統立てられているわけでも、原因-結果系が書かれているモノではないので、何かを深く学び取るのは難しいかもしれないが、そういう考え方って...続きを読む
  • すぐに実行できるのに誰も教えてくれなかった考える力をつくるノート
    読みやすい。そして著者が錚々たるメンバー。いろんな人に悩みのアドバイスをもらっているような気分で読める。
  • 弱者はもう救われないのか
    困ってる人がいたら、傷ついている人がいたら、助けたい、なんとかしたいと思うのは当たり前で自然なことじゃないですか、という結論。
    大道廃れて仁義あり、を思いだす。
  • しがみつかない生き方 「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール
    ふつうの幸せを取り戻すための基本ルール=「しがみつかない」という心や姿勢。
    納得できる内容が多かった。
    人生はっきり決められることばかりではなく、曖昧なことが多いし、それでいいというところに安心感。
  • 比べずにはいられない症候群
    向上心がなくて、他の人と比べてしまう時に、向上心があるから偉いわけではないと言うことがわかりました。向上心がなくても、時間を持て余してだらだら過ごすのも悪いことじゃない。
  • 母親はなぜ生きづらいか
    なぜ育児は女性が中心なのか疑問だったが、歴史的な流れだったと知ることができ整理ができた。
    (武士の時代では教育は父が中心。戦争の時代に男性は戦力、女性は家庭内でという役割分担を政府が強制)
    イエ制度から、個人の努力で仕事を得られる時代となり終わらない子育てが始まる。
    シングル女性も子育て中の主婦も私...続きを読む