弁護士・南郷次郎シリーズ作品一覧

  • 悪魔の系図
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    ご存じ、南郷次郎弁護士。女好きの彼は、飲み屋で知り合った若い女の住むアパートに同行した。が、女が麻薬常習者であることが分かって南郷はそのまま帰ってしまう。翌日、その女の変死の報せを受けた。女は越後で有数の資産家、若月家の三ツ児姉妹の次女であった。――町の九割の土地を持つ若月家の惨劇の幕は開いた!
  • 上を見るな
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    南郷次郎は刑事弁護士。親友の懇願で九州島原半島の虻田の津へ向かう。当地の名門・虻田家の複雑な相続問題解決のためだ。途端に事件が! 有力相続人が落石で頭を砕かれ、程なく次の有力者も金槌で頭を割られる。犯人は「上」を狙う癖らしい。死者は四人に……。親友の生命も危ない。危機の中で南郷の勘が冴えた。
  • 殺意の絆
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    東京深川のマンションで発見された男の惨死体には右腕がなく、自らの血で満たした浴槽に浮かんでいた。人形造りの名門、鼓家の左近である。別室からは、水天宮への奉納人形絵葉書に認められた予告文が見つかった。〃羅生門〃で鬼の片腕を切り落とした渡辺の綱の絵柄だった。南郷次郎弁護士は謎を追うが、新たに四通の予告状が!?
  • 屍蝋の市場
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    南郷次郎弁護士をめぐって、病死、転落事故死、服毒死、溺死……と、一見自殺とも思える、奇怪な事件が続く。そして、黒い魔手は、ついに彼の助手、金丸京子を、那須温泉の岩風呂の中で、裸体の急所にローソクを立てて浮かべた……!? 人間競馬、壁への正体、古美術鑑賞と、怪しげな催しで、快楽を追う秘密クラブの謎を追う!
  • その灯を消すな
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    奥日光の近くに、純血の乱れを怖れて、よそ者に限りなき憎悪をいだいている平家村があった。弁護士、南郷次郎は、その平家村に縁のある旧友、那須正彦から遺産相続についての相談を受けた。しかし、その手紙を受け取ったとき、那須はすでに死んでいた。南郷は、神秘と怪奇に包まれた平家村に起こった連続殺人の謎に挑む。
  • 冥土の顔役
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    南郷次郎弁護士の事務所にストリッパーの朝路マリが飛び込んで来た。彼女のアパートで愛人の三木賢一が大怪我をしているという。三木は贈賄で逮捕され、保釈の身の上で、この日南郷に弁護を依頼して来た。現場に急行したが、男は息絶えており、南郷は殺人現場に閉じ込められてしまった……!? 汚職事件を扱う傑作ミステリー!
  • 夜の指揮者
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    東京から奥伊豆に乗り入れの決まった私鉄の用地買収にからんで、かつて満州を荒しまわった馬賊の頭目、去来老人の持つ広域な土地と、莫大な財産を狙う悪の触手……まず最初の犠牲者は、密室の浴室で発見された女性の半裸絞殺死体。そして第二、第三の殺人事件が!? 南郷弁護士が密室連続殺人の謎に挑戦!

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