言葉のあや作品一覧

  • 英語のあや――言葉を学ぶとはどういうことか
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    ★“日本人の英語”から見えてくる言葉の真実 日本人が書く英語に固有の味とは? 外国語能力のリアルな経済価値は? 最近の外国語教育論争の争点は、実は二百年も昔からのもの? ネイティブ・スピーカーの限界とは? 日本人が犯しやすい英語の間違いとは? 言語は失敗でこそ学べる? 日本語に堪能で、翻訳や辞書編集に長年携わり、“日本人の英語”を見つめてきた米国人が、二つの言語の狭間でこそ知り得たことを綴った。 【目次】 まえがき I 日本語の味、英語の味─文体、文法、そして作文指導   コラム ことばのくも「ネイティブの限界」 II 科学英語から考える  1. コミュニケーションの基本として、相手が何を知っているかを考慮する  2. the は相手が知っていることを表す  3. the は常識を表す  4. 冠詞が必要な時と不要な時  5. 冠詞と関係節  6. 「相手が知っているかどうか」と情報の流れ  7. 科学英語の書き言葉と話し言葉  8. 英語での口頭発表の準備  9. 同じように見えても同じではない英語と日本語  10. 英語らしい英語を書くコツ  11. 相手に配慮した英語表現   コラム ことばのくも「ザ 中国人」 III 言語の狭間で考える  1. 言葉の蹉跌  (失敗へのこだわり / 辞書の失敗(その1) / 辞書の失敗(その2)―unlookupables について / 意味の流れ / 言葉の海に溺れて)   コラム ことばのくも「ネイティブ・バッシング」  2.言葉の価値  (馬鹿の言葉 / 言葉のコスト / 言葉不況 / 怒りの言葉 / 上機嫌な起源)   コラム ことばのくも「外国語学習の害」  3.言葉のあや  (飾り気のない言葉 / 歩道の上にも)   コラム ことばのくも「クラスルームの言葉」 Ⅳ 言葉ってどこが面白いの?
  • カムイの言霊 物語が織り成すアイヌ文様
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    人生を美しくするカムイの物語は、アイヌ民族が語り継いできた生命と自然の真理。 神(カムイ)と自然と人間(アイヌ)が混然一体となって織り成されたアイヌ文化は、様々な詩や物語などに編まれ、口承により受け継がれてきた。山本多助エカシによる意訳詩のほか、アイヌ・モシリの創世神話、ヒグマなどカムイが語る昔話も多数掲載。アイヌ口承文化の「聞き手」から「語り部」となったチカップ美恵子が贈る、「カムイの言霊」。 【目次】 はじめに——雷神の歌 第一章 大地の鼻(岬) 第二章 ウラリ・オマ・ナイ 第三章 対極からのメッセージ 第四章 時代を越える精神世界 第五章 湿原は物いわぬ語り部(歴史の証人) 第六章 素晴らしい太陽神の国土 第七章 水の坐(ペ・ソ)を彩る川 第八章 暮らしは大地の恵みから 第九章 オヤコッはメルヘンの世界 第十章 お告げはカムイの意思 第十一章 美幌の寓話 第十二章 マ・シュ、摩周岳と小島 第十三章 マ・シュ・ト 第十四章 数字の六は語り言葉のあや 第十五章 サスイシリ・永遠 第十六章 天災地変を語り継ぐ 第十七章 羆神の情愛 第十八章 アイヌ民族の死生観 第十九章 美しきアイヌ・モシリ 第二十章 カムイの言霊 おわりに——地球は水の坐(ペ・ソ) ぬくもりの記憶  植村佳弘 【著者】 チカップ美恵子 1948年釧路市生まれ。アイヌ文様刺繍家。油彩画、アニメーション彩色を経て、アイヌ文様刺繍作家に。 著書に『風のめぐみ』(御茶ノ水書房)、『アイヌ文様刺繍のこころ』(岩波ブックレット)、『アイヌ・モシリの風』(日本放送出版協会)、『月のしづくが輝く夜に』(現代書館)、『森と大地の言い伝え』(北海道新聞社)。共著に『first fishu:first people』(ワシントン州立大学出版)、『山姥たちの物語』(学藝書林)。 2002年第6回女性文化賞受賞(高良留美子創設)。2010年死去。

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