抵抗線作品一覧

  • 出来高・価格分析の完全ガイド ──100年以上不変の「市場の内側」をトレードに生かす
    3.3
    私は出来高に注目してトレードを始めた。これこそが私の成功の第一歩だったと確信している。本書を読んで読者の方にもぜひその栄光を手にしてもらいたい。 VPA(出来高・価格分析)は、伝説的トレーダーであるリバモアやワイコフが使って、莫大な資産を築いてきたテクニックだ。この100年以上にわたって何も変わっていないVPAを使えば、「スマートマネー」に追随することができるようになる。 これに日本古来のローソク足パターンを組み合わせれば、市場の将来の方向性、価格はどのくらい動くのか、その方向は本物なのかも分かるようになるだろう。 出来高と価格とローソク足パターンの融合によって、今は、アキュミュレーション(買い集め)なのか、ディストリビューション(売り抜け)なのか、売りのクライマックスなのか、買いのクライマックスなのか、新しいトレンドが始まるのか、インサイダーは買っているのか売っているのかなども分かるようになる。 また、出来高を見ることによって、支持線と抵抗線の真の意味が分かり、保ち合いや本物のブレイクアウトを見極めることができるようになる。このほかにも、ダイナミックトレンドとトレンドライン、VAP(ボリューム・アット・プライス。価格帯別出来高)など、新しいパワフルな概念を紹介する。 もちろん、VPAの数多くの実例を詳しく見ていく。株式市場や株価指数、FX市場、先物市場、ティックチャートを使ったコモディティーなど。あらゆる市場で、ティックチャートから時間ベースのチャートまで、さまざまなチャートを使って細かく説明する。VPAがうまく機能することが確信できるようになるだろう。 ■本書の内容 本書には、あなたのトレードにVPA(VolumePriceAnalysis。出来高・価格分析)を適用するために知らなければならないことがすべて書かれている。それぞれの章は前の章を踏まえて成り立つものだ。価格と出来高の原理に始まり、そのあと簡単な例を使って2つを1つにまとめる。本書を読み込んでいくと、突然、VPAがあなたに伝えようとする本質を理解できるようになる。それは市場や時間枠を超えた普遍的なものだ。 ■読者対象 必死で成功を目指している人、トレードがストレスに満ち、感情的にしかトレードできないで悩んでいる人――本書はそんなあなたのためのものだ。本書を読み終えるころには、こういった感情は一切なくなっているだろう。あなたの意思決定はすべてシンプルなロジックと良識に基づいて行われるため、自信がつき、感情を排除してトレードできるようになっているはずだ。市場の次の動きを素早く簡単に、かつ自信を持って予測できるようにもなる。成功は自信から生まれるもので、富は成功によってもたらされるものだ。感情を排除してトレードできるようになれば、投機家であれ、投資家であれ、どんな市場ででも成功を手にすることができる、もちろん、FXトレードも。本書は、16年以上のトレード経験を持ち、このアプローチを毎日使っている者によって書かれたものだ。つまり、あなたはこのアプローチを実際に使っている者から学べるということである。 トレードでは主だったインディケーターは2つしかない。1つは価格、もう1つは出来高だ。どちらも1つだけでは弱く、何も教えてはくれないが、2つを一緒に使えば最強の組み合わせになり、絶大な力を発揮する。VPA(出来高・価格分析)のパワーを知れば、なぜこんな素晴らしいものを今まで使わなかったのだろうと思うはずだ。 VPAを使えば、市場が動く前に市場を読むことができるようになる。これを知れば、あなたは驚きのあまり愕然とするだろう。そして、あなたは真実に気づく。2つの簡単なインディケーターを使うだけで、市場の次の動きを予測するパワーと知識を手に入れることができるという真実に。 一言で言えば、VPAは市場のDNAを知る手掛かりを与えてくれるものだ。その素晴らしいパワーを手に入れたあなたは、自信を持ってトレードできるようになり、感情とストレスからは永久に解放される。あなたはトレードを楽しむことができるようになる。なぜなら、シンプルなロジックと出来高および価格のパワーによって、市場が次にどう動くかが分かるからだ。
  • 17時からはじめる東京時間半値トレード ──勝率50%の分岐点こそが相場の原点
    完結
    4.0
    相場は、「上がる」「下がる」が予測できれば当たるもの、と一般的に考えられています。しかし、本当にそうでしょうか。 例えば、ブレイクアウト。「抵抗線や支持線を突破したらエントリー」と考えていたとして、実際にその場面になったらどうでしょうか。本当に、エントリーできますか。エントリーできたとしても、思惑と反対に動いてしまったことはありませんか? 確かに、相場に予測は必要です。しかし、それ以上に考えなければならないことがあります。それは「どうポジションを作るのか」です。予測があたってもうまくポジションが作れなければ、良い結果を残すことは難しいのです。 半値押し&半値戻しは「正しい形」 そこで、紹介したいのが半値押し&半値戻しの概念です。半値というのは、文字通り、「買い」と「売り」が拮抗している売買勢力分岐点です。五分五分です。ということは、この地点での動きだけに注目して、この地点から跳ね返されたほうにポジションが取れれば、それは、その時点での正しい動きについていったことになります。簡単に言うと、次のようになります。 ◎買い相場の定義:売買勢力分岐点で買われたら買い相場(半値押し+下ヒゲ出現) ◎売り相場の定義:売買勢力分岐点で売られたら売り相場(半値戻し+上ヒゲ出現) ◆半値線と17時からの値動きに注目して「正しい形」を実現する手法が「半値トレード」 まず、半値押し&半値戻しで見るべきものは「半値線」です。ここで言う半値線とは「過去52本分のローソク足の半値」と「東京時間の高値安値の半値」を指します。「過去52本分のローソク足の半値」については、一目均衡表の先行スパン2(1時間足&5分足)を参考にします。 「東京時間の高値安値の半値」については、その当日の東京時間(9~17時)の高値安値の半分のレート(値段)を参考にします。 以上の半値線に、「17時から」という要素も加えます。半値線タッチとの絡みのあとでロンドン時間の方向にポジションを取る基本パターンや、頻度は少ないですが、東京時間の方向にポジションを取る例外パターンがあります。 正しい売買をしたいならば、この型になるまで待つことです。「待つ」ことが、あなたを正しい売買に導くことになります。 【本書を読んでほしい人】 ◎「上がりそうだから買う」「下がりそうだから売る」を繰り返してきた人 ◎シンプルで、かつ、正しい手法に興味のある人 ◎サラリーマンなど、昼間の仕事が終わってからでないとトレードに集中できない人 ◎新しいトレードアイデアを検討したいと思っている人 アンディ 専業トレーダーとして生計を立てる。運営するブログ「アンディのFXブログ」で、日々のFXトレードに関する売買手法を執筆。東京時間で一目均衡表やもぐら叩きと名付けた手法で多くの投資家を魅了する。営業マン時代、日本で一番と二番の仕手筋(投資家)から大口注文を受けるなど、その確かな投資眼には定評がある。「週刊SPA!」「YenSPA」(扶桑社)、「ダイヤモンドZAi」などで紹介されている。
  • 巷の株入門書でもわからなかったあなたに
    -
    そもそも投資の必要性ってご存知ですか? 投資は私たちの将来を守る大事な「武器」です。 投資を行う際の道具の一つである「チャート図」を読みながら、株取引の基本、リスクの取り方など、 経済ニュースや紙面だけじゃわからないことが多い、というあなたのための「とっかかり」となる1冊です。 【著者プロフィール】 原 彰宏 株式会社エスピーウェイ 代表取締役 一般社団法人あんしんLifeコミュニティ 理事 CFPR日本ファイナンシャル・プランナーズ協会認定  一級ファイナンシャル・プランニング技能士 独立系FPとして活動。異業種経験から、総合的に経済、企業をウォッチ、金融出身でないことを武器に「平易で」「わかりやすい」言葉で解説、をモットーに各地で活躍。 経済情報誌「ら・ぽーるマガジン」発行(毎週月曜日)  http://p.tl/tJYL ブログ http://p.tl/N2IF 【目次】 1. 株取引の基本  株式投資は未来への投資!! 2. 株取引の基本  株式取引の収益の得方 売却と配当金 3. 株取引の基本  株式取引に必要な資金 最低取引株数とミニ株取引 4. 株取引の基本  株選びのコツ まずは株式投資に馴染もう 5. 株取引の基本  株選びに必要な “物差し” ここだけは押さえておこう 6. 株取引の基本  指数を買おう 株選びでなく、株式市場全体に投資  7. 株取引のツール「チャート」そもそもチャートってなに? 8. 株取引のツール「チャート」チャートから何を読み解くのか 9. 株取引のツール「チャート」トレンドライン(斜め線) 10. 株取引のツール「チャート」抵抗線・支持線(水平線) 11. 株取引のツール「チャート」窓(ギャップ)をつかもう 12. 株取引のツール「チャート」価格の上限を探ろう 「M」の波形 13. 株取引のツール「チャート」価格の下限を探ろう 「W」の波形 14. 株取引のツール「チャート」いろんな波形があります 15. 株取引のツール「チャート」最後は勇気 「えいやぁ~」も重要 16. リスクの考え方 リスクをどうとらえるかが大事 17. 最後に 「目指せ!! 1億円!!」 <付録>始めてみよう、証券会社に登録!! ※impress QuickBooksシリーズは出版社のインプレスが、「スマホで読むための電子書籍」として企画しています。

    試し読み

    フォロー
  • フィボナッチトレーディング
    完結
    4.0
    本書はフィボナッチ級数の数値パターンに基づく実績ある方法を使い、トレードで高値と安値を正確に見定めるための新たな洞察を提供する。本書の知識やツールを身につければ、フィボナッチ比率の水準を使ってどのように相場のトレンドを判断すればいいかが分かる。それに従って相場の波を予測すれば、利益を最大化し、損失を限定する方法を学ぶことができる。 先駆的なテクニカルアナリストであるキャロリン・ボロディンが生み出したこの新しい手法によって、転換点を十分に前もって予測し、損切り注文の上手な置き方や、重要な支持線と抵抗線を正確に見分けられるようになる。100を超えるチャートや図解によって好奇心がかき立てられるこの強力な処方箋には、主な要素が4つある。 ●方法論フィボナッチ比率を使った時間と価格の分析によって、リスクの定義と目標の設定 ●トレーディング計画セットアップ、仕掛けと手仕舞いの変数、資金管理が定義された確固としたトレーディング計画の作成 ●前向きなトレーディング心理相場の駆け引きの85%を占める成功への適切な考え方の提示 ●規律専門家のヒントやアドバイスに従って、うまい投資計画の実行 イタリアの数学者レオナルド・デ・ピサによって有名になったフィボナッチ級数は、自然界で広く見つかるもので、建築家や整形外科医など多くの人が「完璧な」美的釣り合いを達成するために使う黄金比を持っている。著名なテクニカルアナリストであるキャロリン・ボロディンは、フィボナッチパターンの研究が株式市場や先物市場やFX市場で一層の利益を上げるための極めて有効な方法としていかに役立つかを、この画期的な手引書で明らかにしている。 マーケットで自然に生じていて、利益率が最高になるトレードを可能にするセットアップがある。本書は、それを見分けて利用するための信頼できるツールとすっきりした説明をひとまとめにして与えてくれる。本書では、フィボナッチ比率に基づいたユニークなトレーディングの方法論や、著者自身が現実に経験した市場分析やセットアップが手に取るように分かる。そのため、この実践的な本は自分で投資方法を決める投資家にとって非常に貴重である。 各章に詳細なチャートや洞察に富む図を完備した本書には次の特長がある。 ●重要な支持線と抵抗線を決定するための頼れる手引きであり、それらを使って利益を最大にし損失を限定するための専門的なアドバイスも得られる ●かなりの利益を生み出す相場の転換点を、十分に前もって予測するためのフィボナッチ比率による分析を段階を追って説明する ●フィボナッチ比率による分析で、最適な損切り注文を置く位置の貴重なヒントを提供する ●フィボナッチ比率の関係によって、いかにしてトレーダーの指針を作ることがきるかを、よく現れるパターンに基づいて明らかにする。 この実践的な手引書は、4段階の処方せんを生き生きしたものにし、本番で直ちにそれを使えるようにするための、実際のトレードの状況、セットアップ、トレードのシナリオが豊富に詰まっている。
  • ボリンジャーバンドを使いこなせばFXはカンタンに稼げる!その2
    3.0
    分かりやすく、入門書にも必ずというほど紹介されているテクニカル「ボリンジャーバンド」。 本書は、前書「ボリンジャーバンドを使いこなせばFXはカンタンに稼げる! 2019年最新版」に続き、FXにおけるボリンジャーバンドの使いこなしに焦点を当てた第2弾です。 本来のボリンジャーバンドは、σなどのパーツを抵抗線や支持線として使われていないことは皆さんご存知でしょうか ボリンジャーバンドの本来の機能、なぜσで反発するのか?標準偏差はどこまであてになるのかなどなど…。 投資家たちの意見を元に本来の使い方から現在の使い方を比較検討し、さらに稼ぐ投資家たち6人のボリンジャーバンドの捉え方や稼ぎ方を実戦を通して徹底解説します。 FX初心者はもとより、脱初心者で稼ぐ投資家になりたい人にボリンジャーバンドでラクに勝てる方法を伝授します。 目からウロコの使い方を知ることができます。 目次 ・ボリンジャーバンドの本来の使い方 ・ボリバンを使って大きく稼ぐ現役のFX投資家6人 ・ボリンジャーバンドの今の使い方を今一度把握する ・ボリンジャーバンドの本来の使い方を学ぼう 第1章 ボリバンの使い方の何が間違っている? 第2章 ボリバンをどのように使えばいいのか 第3章 稼ぐ投資家のボリバン手法 山田幸一さんの手法/小池加奈子さんの手法/羽生英二さんの手法/依田唯香さんの手法/石川正一さんの手法/田口優斗さんの手法 第4章 シチュエーション別パターン分析 柳生大穂 1986年3月生まれ。金融や歴史を中心とした書籍・ムックなどを製作する編集プロダクション「バウンド」所属。FXや株、投資信託などお金系中心のムックや書籍などを執筆・編集を行う。これまでの過程で100人以上の投資家や識者に取材。 著書は「FXで稼ぐ人のテクニック」「FXメタトレータースターティングガイド」「投資2.0 ~投資型クラウドファンディング入門~」「FXメタトレーダーベストテクニック」「ボリンジャーバンドを使いこなせばFXはカンタンに稼げる! 2019年最新版」など多数。
  • マーケットのテクニカル百科 入門編
    -
    アメリカで50年支持され続けているテクニカル分析の最高峰が大幅刷新! チャート分析家必携の名著が読みやすくなって完全復刊! 数量分析(クオンツ)のバイブル! 初版刊行から50年以上たってもまだ版を重ねている本書は、チャートによる株式市場のテクニカル分析に関する書物の最高峰という輝きを依然として失っていない。本書の初版以降に出版されたテクニカル分析に関するほぼすべての書物は、本書から派生したものといっても過言ではない。長い時の試練にさらされてもまったく色あせない本書の愛読者は数百万人を超える。大幅に刷新されたこの第8版は、マーケットがどのような局面にあろうとも、株式のチャートパターンから利益を上げる方法をしっかりと教えてくれる。これはまさに株式投資のタイミングを見極める「バイブル」の最新版とも言えるだろう。 本書のなかに詳述されているエドワーズによるダウ理論の実践的なアプローチをはじめ、反転・保ち合いパターン、トレンドラインおよび支持・抵抗圏の利用法は、個人投資家にとって非常に価値ある売買ツールである。一方、マギーが自らの実践をもって立証した株式売買の戦略と戦術は、真の売買シグナルを決定する最も有効な基礎となるものである。 目次 第1部 テクニカル分析の理論 第1章 株式の売買と投資に対するテクニカルなアプローチ 第2章 チャート 第3章 ダウ理論 第4章 ダウ理論の実践 第5章 ダウ理論の欠点 第5.1章 20~21世紀におけるダウ理論 第6章 重要な反転パターン 第7章 重要な反転パターン(続き) 第8章 重要な反転パターン――三角形 第9章 重要な反転パターン(続き) 第10章 その他の反転パターン 第10.1章 潜在的な重要性を持つ短期パターン 第11章 保ち合いパターン 第12章 ギャップ 第13章 支持線と抵抗線 第14章 トレンドラインとチャネル 第15章 メジャートレンドライン 第15.1章 21世紀における平均株価の売買 第16章 商品先物チャートのテクニカル分析 第17章 第1部の要約と結論としての解説 第17.1章 21世紀のテクニカル分析とテクノロジー 第17.2章 投資分野の拡大
  • ワイコフメソッドの奥義 需要と供給が目で見てわかるチャート分析法
    -
    成功するトレーダーの感じ方や直感の身につける! トレードのための「鍛えられた判断力」はどうすれば身につくのかについてリチャード・ワイコフが調査を始めたのは何十年も前のことで、彼のメソッドは市場の状況の変化に応じて改良が重ねられてきたが、本質的な内容は初期のものと何一つ変わっておらず、今でも世界中のトレーダーの関心を集め続けている。 本書の著者であるデビッド・ウェイスはリチャード・ワイコフのトレードメソッドの権威としても知られ、この分野で40年以上の経験を持つトレーダーであり、マーケットアナリストでもある。ウェイスは、ワイコフの仕事の背景にある原理をいかに利用すればよいのかについてよく理解し、それを駆使して効果的にトレードを行っている。本書は、今日のボラティリティの高い市場で優位に立つためにワイコフのテクニックをどのように応用すればよいかを詳細に分かりやすく示したものだ。 本書のテクニックはワイコフのアプローチをもっと近代的な視点から見たもので、魅力にあふれ、使い方も簡単である。本書ではチャートやウエーブチャートを論理的に解釈し、これから起ころうとしているトレードをどのように見つけるかを提示する。本書のチャート例を学習すれば、市場が市場について語ることを読み取ることができるようになり、いろいろな転換点を見つけることもできるようになるだろう。ページをめくるたびに、あなたの学習速度は速まっていくはずだ。本書のトピックは以下のとおりである。 ・買いや売りの努力(出来高)とリワード(値動き)の比較 ・終値が値幅のどの位置で引けたかが意味するもの ・上昇スラストや下降スラストの弱まり、支持線や抵抗線を抜けたあとにフォロースルーが発生するのか発生しないか ・価格とトレンドラインやチャネルや支持線・抵抗線との関係(この関係を読み取ることで、価格と出来高のストーリーはより鮮明になる) ・出来高を伴う試しや、価格の上昇・下落速度が加速する「垂直」領域を見つけること このほかにも話題は満載である。 本書では、ワイコフのオリジナルのテープリーディングツールを、ボラティリティの高い今日の株式市場や先物市場に合わせて改良したものも提示されている。もちろん、改良版も日中の値動きや日々の値動きに適用することが可能である。 ワイコフの分析に関して言えば、チャートを読む世界は白黒はっきりしたものではなく、グレーの世界である。凝り固まったアイデアに執着するよりも、心をオープンにすることが重要である。本書はこの目標を達成するのに役立つはずだ。本書を読めば、成功するトレーダーの感じ方や直感をどのようにして身につければよいのかや、ワイコフのメソッドを今日のダイナミックな市場に合わせて改良する方法も自然と分かるようになるだろう。
  • ワン・グッド・トレード ──シンプルな戦略に裁量を加味して生き残れ
    4.8
    プロップファームでは「普通の人が普通の戦略を使ってトレードしていた」!! 「トレードする銘柄」はそのときそのときに1つあれば十分 システムと裁量の絶妙なサジ加減で、デイトレードは今も儲かっていた! ついでに、システムトレードのカモり方教えます! プロップファーム(トレーディング専門会社)はいまや米国の株式取引全体の50%から70%を占めると言われている。プロップファームがウォール街のほかの会社と大きく違う点は、顧客を持たないことで、会社の共同経営者と従業員のためにのみトレーディングを行っているということである。つまり、会社が顧客というわけだ。プロップファームの利益は、会社がその会社のトレーダーに賭けたお金からのみ生み出される。トレーダーが間違えれば、会社は損失を被り、トレーダーが正しければ、利益を得る。プロップトレーディングの世界は精神的にも心情的にも厳しいが、良いトレード銘柄を見つけ、タイミングよく利食いし、損失を限定するという極めてシンプルな戦略さえ理解していれば、得られるものは大きい。 本書では、著者のマイク・ベラフィオーレが友人と共同設立したプロップファームの内情を明らかにしながら、プロップトレーディングの問題点や成功するトレーダーと退場するトレーダーの違いを解明していく。彼の会社で開発したスキルや戦略をどう活用すればトレーディングを成功へと導くことができるのかは、本書を読み進めていくうちに明らかになり、個人トレーダーにとっては大いに参考になる。 プロップトレーディングの世界を紹介しながら、プロトレーダーの成功の秘訣と、著者がこれまでのトレーディングキャリアを通して学んできた市場に関する重要な教訓を、いろいろなタイプの人物を例に取って示していく。彼らの一部は成功しているが、多くは退場していく。彼らの成功例や失敗例は個人のトレーダーにとっても貴重な教訓になることばかりである。また、レンジ相場からのブレイクアウト、支持線・抵抗線プレー、揉み合いパターンなどの簡単で分かりやすいトレーディング戦略も豊富に紹介されている。 もっと重要なのは、トレーディングを成功に導くために不可欠なスキルであるにもかかわらず見落とされることの多いスキルの説明だ。これらのスキルには、1市場を常に監視しながらトレーディング機会を見つける、2規律に従ってトレードを執行する、3リスク・リワード・レシオを考慮したうえでの合理的な賭け、4トレード資産の適切な管理――などが含まれる。 また、システムトレード全盛の時代にあって、システムにすべてお任せではうまくいかないことを実践のなかから会得したベラフィオーレのプロップファームは、裁量をどのように加味すればよいのかについてや、さらに、システム特有の欠点を突いてシステムトレーダーから利益をかすめ取る方法まで編み出している。 優れたトレーダーになるには、「規律」「トレーディングのセットアップを記載した分厚いプレーブック」「豊富なトレーディングスキル」が不可欠だ。本書では、個人トレーダーにも必須のこの3つのスキルを身につける方法が詳細に分かりやすく示されている。

最近チェックした本