小説 - PARADE BOOKS作品一覧

  • 居場所が無い もうひとりのなつか
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    幼いころから、皆といても独り温度が違うと感じていた。なつかの身に起こる出来事ひとつひとつに、何を感じ、どう考えるのか。これまで描かれなかった「なつかの心の声」が全編に響き渡っています。 自分のことをいちばんに愛してくれている養父母、おじいちゃん、良一先生、百合奈、ユースケ、老人、そして実母の存在。長い反抗期を通りぬけた先に、なつかがたどり着いた「自分の居場所」とは。
  • 魚の日
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    氷の首飾りがもうすぐ地球を水の惑星に変えるだろう。 海洋哺乳類に変身する選ばれた子供たち。 新人類に産まれ変わった少女を海へ送りだす、ある一家の愛憎と離別のドラマ。
  • 嘘のない心で
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    1巻815円 (税込)
    「嘘のない心でいよう いつも笑顔のそばに 僕はいたい」 まっすぐな芯の強さと優しさゆえの脆さが読む人の心を打つ57編の詩集
  • 歌集 幸せはいつもこわれそうなの。
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    「愛する人を素直に愛し続けて欲しい」というメッセージが三十一字に結実された、はじめて短歌に触れる方にもおすすめのやさしい歌集。 少女時代に恋をして過ごし、大人と呼ばれる年齢になり愛を知り、愛にやぶれて。気がつけば自分を生み出してくれた高齢の両親との別離を経験しはじめている、70年代生まれの方々は特に刺さる内容。
  • ザ・ビリヤード 或る尻軽八十路男の半生譚
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    1巻1,320円 (税込)
    ビリヤード球のように横から斜めから当たって幸運な方向へ誘ってくれた球がいくつもあった。本書の中で考え行動した事柄すべてが、原一夫という人物をあらわしている。 ……僕の半生も妻を筆頭にいい人達と、いい機会に巡り合えた面白い人生であった(過去形が妥当だろう)。奇異な結婚、迷える子羊の浮気、民芸品輸入、家の二軒新築、喫茶店経営、ステンドグラス工房開設、脳溢血発症、身障者、絵、黄色い糸等々、スケールは小さかったが思い付くままに好きな事をやった。結果、半身不随の病禍という過分なお釣りも支払った。(本文より)…… やりたいことを見つけなければ、と焦らなくても時と運が来れば必ず出合える。その時に興味を持ったことは他人や家族の目を気にせず挑戦するのがモットー。失敗も財産だ。 「この一冊、クソジジイが放った尻軽八十路男の半生譚」この言葉どおりの生き様を綴った私小説である。
  • 新聞少女
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    こんなこと起こるはずがない。でも起こるかも知れない。 10代、20代、40代。男性目線で描かれた3つの恋の物語。 通り過ぎる瞬間に少し目を上げ、相手の顔を見て驚いた。(え!女の子?)―「新聞少女」 今まで見たことのない風景、これまでの日常とは違う世界が見たかった。―「忘れられない旅」 「君の言葉は私に届きました。君の気持ちは受け取りました。ありがとう」―「伝えられた言葉」
  • 時代遅れの恋人たち
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    1巻770円 (税込)
    35年来の男友達。 将来を共にする機会もあったかもしれないのに。 選ばなかった未来。 選ばなかった関係。 60~80年代の名曲が2人の心地よい距離感を彩る 「時代遅れの恋人たち」。 「ただ、あの人の手のぬくもりをずっと覚えているだけやよ」 心を病むことでしか全うできなかった愛―。 精神科病院への入退院を繰り返す叔母と過ごした日々を描いた「時の過ぎゆくままに」も同時収録。
  • スタスタと杖なく歩く夢を見る
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    夢なくてなんでこの世が面白い、夢あらば知恵も力も湧いてくる、羽布団しまうことなく夏兼用……。幾つになっても新しいことに挑戦し続けるアグレッシブな八十八歳が、日々の出来事や気付きを面白可笑しく詠んだ一冊。スマホやネット通販を使いこなす姿には、驚きとともに誰もが尊敬の眼差しを向けるでしょう。同世代の共感を呼び、若い世代には夢と笑いを与える……!?人生自由で楽しく、小さな変化や喜びを感じながら生きることの幸せに気づかされる、ほのぼの自由律俳句集。
  • はだしの王子様
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    1巻1,100円 (税込)
    時はバブルがはじける前後、転勤族の一家が初めて自分の家を持とうと、家探しをするところから始まる。 なぜ戸建ての家?それはペットを飼いたいから。 最初は理由付けに過ぎなかったが、シャム猫・マムを迎え、家族揃ってその可愛さに夢中になる。 平和な幼猫期は短く、マムは自由に目覚め外猫生活を獲得していく。自然大好き・猫族への好奇心も旺盛。自由を満喫する代償に厳しく辛い思いをたくさんしながらも、頑張って外に飛び出していく。 そんな彼を何とか少しでも守ってやりたいと、マムのお母さんとして近所に探しに出るが、私を見つけると走り寄ってくるのが又何とも可愛い。ご近所の人と親しくなれたり、猫社会事情が見えてきたのも、マムのお陰が大きいだろう。しかし外猫生活の代償は大きく、ついにはウイルス感染という事態に。 それからのマムは、まるで人間の模範になるような大人として、私たちの愛情と尊敬を一身に集めつつ、4年後に最後の日を迎えたのだった。
  • 光を射抜く 瞬時の輝きを求めて
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    2002年、秋葉原――主人公と同じ介護福祉士、弓道二段の著者が贈る「愛と平和」の物語。家族、友達、恋人、同僚、出会ったすべての人。なつかしい昭和・平成の時代を背景に、愛と平和にたどり着くために社会の問題や暗さにも言及した、著者の半私小説。主人公・友輝の成長と共に、世の中へ一石を投じて、メディアの在り方を問いた感動の物語。
  • ひまわりは路地裏の太陽
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    1巻1,320円 (税込)
    何者でもない全ての若者へ―!! フリーター、実家暮らし、先の見えない毎日…… カフェの女神を振り向かせるため、伝説の営業マンの教えのもと、シュンの闘いが始まる。 この世で咲く全ての花に必ず日が当たっている! 日が当たらなければそもそも咲いてなどいない! そうだ! 僕にも必ず光が差すはずだ! 差しているはずなんだ! 日の当たらない奴なんかこの世にいるもんか! (本文より)
  • 服を纏った白骨
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    東京動物公園オオカミ放餌場で、オオカミによってバラバラに噛み砕かれた着衣の白骨遺体が見つかった。 その後、秩父地方の大橋の袂でも服を着た白骨遺体が発見される。 一方、医師免許を持つ弁理士の羽生絹は、偶然落とし主不明のボイスレコーダーを披露。そこには集団自殺に参加する自殺志願者の男女五人と、自殺志願を装って参加したルポライター、聖職者の計七名の会話が録音されていた。 自殺志願者たちは、イジメなどの辛い境遇から、そろって死後は幸せなアニメや映画の舞台に生まれ変わりたいと話す。だが聖職者が彼らの自殺を止めようと説得し、全員が自殺をやめると言い出した。 その内容を聞き、これが白骨遺体事件の被害者の会話だと推理した絹は、レコーダーに残された謎の地名「レッドマウンテンストーン」を手掛かりに、警察と協力し、医師及び弁理士の知識と並外れた推理力を駆使して次々と謎を暴いていく。 なぜ彼らは服を着せられたまま白骨と化したのか。集団自殺首謀者の目的は単なる「ほう助」か、それとも。 謎が謎を呼び、張り巡らされた伏線によって最後の黒幕が判明したとき、明かされる意外な真実、訪れる悲劇とは?
  • フライング・プラム
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    1巻550円 (税込)
    西果ての都トーノミア~配流の才人が見た遠の朝廷の物語~ 時は今から千年ほど昔。王と貴族が治める国イコクのヘーアンの都で、中流貴族で学者の家系のプラム家に生まれたドーシンはその類まれな頭脳と誠心により朝廷で第二大臣の位に昇りつめるが、政敵に陥れられ無実の罪で遥か西方の島キュウコクのトーノミアへと左遷される。トーノミアでドーシンを待ち受けていたのは、窮乏を極める厳しい謫居生活だった。だが地元の少年ソータを始めとする様々な人々との出会いによりドーシンの暮らしぶりは徐々に変化をとげ、やがてキュウコクを揺るがす大きな歴史の渦に飲み込まれてその運命を変えて行くこととなる。
  • 雪女の時空方程式
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    洋画家の歌楽は、旅行先の高山で偶然入ったラーメン店で、旧友川東とその妻文絵に遭遇する。 35年前、歌楽は雪のように白い肌をした芸者雪野に出会い、出世作『雪に生きる女』を描いた。 その雪野こそ、あの頃と変わらない美貌を保つ文絵だった。 文絵の絵を描いて欲しいと頼まれた歌楽は、夜中に包丁を持った川東に襲われる。なんとか逃げた歌楽は、絵の文絵の顔が鬼の顔に変わっているのに気づき凍り付く。
  • ララぼうとルルぼうと青光クリスタル
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    自分はダメだという想いを抱え、縮こまって生きていたララぼう。自分の内側にいるもう一人の自分ルルぼうと出会い、ララぼうの心の風景は少しずつ変わっていきました。 今回のお話は、宝の山にある青光クリスタルを取りに行くことになったララぼう。 キーワードとふたつの歌を頼りに、道を自分で見つけなければいけません。 頭ではなく、感覚を使うのがコツ。 はたして、ララぼうは、青光クリスタルを見つけることができるのでしょうか? 今回のテーマは「直感を働かせる」です。 ララぼうとルルぼうシリーズ第4作目。
  • 永遠の虹
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 平和と笑顔にあふれた世界を取り戻そうと奮闘するタヌキの物語「虹をかけるアス」を収録した3部作。みんながしあわせに生きるために必要なことはなんだったのか…?平和を願い奔走するアス、イベ、ハテの三人と一緒に、あなたもその答えを探してみましょう。
  • マスコミバスターズ
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    1巻1,056円 (税込)
    過熱する取材・報道が遂に悲劇を起こした!! 実話をもとに社会派ミステリー小説 「殺した? 誰が殺した? そうだ、母は殺されたんだ・・・」 レポーター達のマイクが伸びる。 「そっとしてくれたらこんなことには……」 「お前達が母を殺したんだ!」裕喜の指がカメラに向けられた。 「お前等をみんな残らず……ぶっ潰してやる!」 その言葉通り、マスコミは失墜する事態となったが、 マスコミ被害を追うフリーライター折原跡美が行き着いた真相とは…。 インターネットは普及し始めたものの、SNSがまだ一般的でなかった2000年代初頭、テレビのワイドショーや芸能週刊誌、スポーツ紙といったマスコミは、現代よりも強い影響力を持つ一方、過剰取材や誤認報道など多くの問題を引き起こしており、まさにモンスターだった。 フリーライターの折原跡美は、大学時代に先輩である吉祥院裕喜の母親がマスコミ取材に追われ自殺した事件をきっかけとして、マスコミによる被害をテーマとした取材を続けていた。 数年後、吉祥院裕喜を中心に起きた現代の「シンデレラ」「ロミオとジュリエット」騒動。それに振り回され、過熱していくマスコミ各社。 ついに悲劇は起こり、マスコミは世間から責任を糾弾され、誤認報道続きで信頼を失い、テレビの視聴率も雑誌・新聞の売上部数も急降下する事態に。 マスコミ被害にあった人々による復讐劇を描いたエンターテイメント作品。

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