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  • 愛姦虜囚
    完結
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    大正七年。大戦の景気に乗って急成長した嬉野紡績に勤める久瀬は英語の能力を買われ、社長である嬉野子爵の個人的な通訳の仕事を引き受けることになった。訪れた子爵の瀟洒な館。そこで久瀬は跡継ぎのひとり息子・圭一と出会った。18歳はとうに過ぎているはずなのに、どこか幼く少年めいた不思議な魅力で久瀬の心を捉える圭一。いつしか圭一に乞われるまま、久瀬は足繁く館を訪れるようになっていた。それから二年。凋落は突然やってきた。嬉野紡績が倒産。子爵は自害し館も人手に渡って…。そんなある日のこと。久瀬の長屋に、行方知れずとなっていた圭一が…。躊躇うことなく久瀬は圭一を迎え入れ二人の同居生活が始まった。だが圭一のもつ魔性の色香に、娼館・蔭華楼の「蛇」こと佐伯も気づいていて…。妄執のミステリアス大正浪漫。
  • 生き神を攫う
    完結
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    大戦の影響で好景気が続く大正時代半ば。不動産業を営む榎本は工場建設用地である山奥の森を訪れた折、ひっそりと佇む祠を見つけた。ほんの好奇心からその中を覗いた榎本が目にしたものは、ひとり絵を描く美しい青年の姿。抜けるように白い肌、肩まで届く銀色の髪、そして鮮やかな赤い瞳。弓弦と名乗る、この世ならざる美貌の青年に誘われるまま、榎本は彼と体を繋げてしまう。あどけない笑顔や言動とは裏腹に、弓弦の体は熟れた果実のように甘く蕩け、榎本を底なしの快楽へと導く。弓弦を東京に連れ帰り、自分だけのものにしたい――制御できない灼けつくような想い。共同経営者の塩崎の困惑をよそに、弓弦を己の邸に住まわせることにした榎本。弓弦への執着は次第に常軌を逸したものになっていき……。妖しく艶めく大正エキセントリック浪漫。
  • 四獣王の花嫁 1巻〈僕を呼ぶ声、『鏡界』への召喚〉
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    現世を邪な気から守る異世界、『鏡界』。そこへ召喚され、四獣の霊体を身に宿した四人の王たちと契り、『麒麟』を産む器になる運命をもつ少年・小夜。獣王たちのやさしさに触れ、小夜は少しずつ身も心も委ねてゆく……。務めを重ねていく中で、いずれ一人を伴侶として選ばなければならないことに心が揺れはじめる小夜。そんな時、小夜たちの運命を変えるさらなる試練が舞い込んでくる――。 異世界に召喚された少年・小夜と四人の獣王が紡ぐ、異世界求婚ファンタジー!! (この作品はラルーナ文庫『四獣王の花嫁』(発行:シーラボ)を分冊、再編集しコミックノベル化したものです。)

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