竹田津実作品一覧

  • キタリス・ウーと森のお医者さん
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    竹田津実さんは、獣医師として長年、動物の治療に関わってきた。法律上は、野生の動物を勝手に助けてはいけないことになっている。しかし、怪我などをした野生の動物が「森の診療所」に持ち込まれた場合、竹田津さんはそのまま放っておくことができず、治療や看病をしてやり、森に帰すようにしてきた。「ウー」という名前をつけられたキタリスの子は、最初は竹田津さんの前でおびえていたが、次第になつき、森に帰ったあともまた戻ってくるようになる。ある時は、竹田津さん目がけてヤマグワの実を落とすなどといういたずらをしたり、またある時は、散歩についてきたり……。ウーも次第に大人のキタリスへと成長していき、命がけでライバルと闘うまでに……。本書は、お人よし獣医師のことが大好きなキタリスと竹田津さんとの心の交流を紹介しつつ、生命の不思議や凄さを伝える。小学校中学年以上を対象にした、「心のノンフィクション」シリーズの1冊。
  • 獣医師の森への訪問者たち
    3.0
    九州で生まれ北海道の家畜診療所の獣医師となった著者。赴任した60年代、北が自然の情報発信地として注目され始め、研究者や学生の集まる場が必要となる。オホーツク海近くに家を借り“倉庫”と名づけた。倉庫には、キツネ、モモンガなど野生動物から、ユニークな人間たちも来て……。人間と同じように対等に動物とも付き合うを信条とし、旺盛な好奇心とやさしさで大自然を見つめた写真&エッセイ。
  • 北海道小清水「オホーツクの村」ものがたり
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    “キタキツネの獣医”で知られる著者が、1978年に地元・小清水町の農民たちと始めた、自然環境保全、40年の活動。100年の森をつくる──今と未来の自然と人とのかかわりを問う。

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