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  • 桜鬼の宴 白拍子は恋を舞う
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    1巻550円 (税込)
    平安の世、都では鬼が出没するという噂が立ち、人々は恐れおののいていた。治部省に勤める藤原清継は、そんな世の乱れを沈めるための舞比べの舞人選びを任され、雅楽寮頭の家を訪れる。そこで出会ったのは、夜の桜のようなはかない雰囲気の舞人・尭季だった…。どうしても、自分を舞人に選んで欲しいと清継に懇願する尭季。その熱意に翻弄される清継も、ある日鬼に襲われて、あやうく殺されそうになる。彼を助けたのは、帝の寵愛を受けている美しい白拍子・尾花だった。彼女は尭季に近づいてはならないと清継に忠告するが、彼は聞き入れず、また悲劇が…。何年も花をつけない桜の木の下で鬼が舞う。いったい誰のために――!?
  • 限りある夢 魔術師が愛した人造人間
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    若き科学者フランツは、実は由緒ある魔術師の家系の末裔。不老不死の薬の開発を命じられ、辺境の地に追いやられる。そこで彼を待っていたのは、端正な顔にガラスのような黒い瞳の男性型人造人間。寂しさを紛らわすために人間として必要な知識を教えているうちに、彼に感情が芽生えて…。人ならざる者に恋などできるのか? 不死をめぐる禁断のラブストーリー。
  • かつて救った異世界は 引退勇者、契約社員として王子様と世界を救います
    4.5
    OLの美咲は、ある日帰宅しようと会社を出たところで「姫様!」と、自分を呼んでいるらしい声を聞く。その声の主は、美咲が10年前、異世界に転生して勇者となり、魔王の手から救ってやった王国の仲間、アルフレッドだった。彼がニホンを訪ねてきた目的は、異世界の王国エルディアスと美咲の務めている商社との業務提携を進めること。思いがけない再会に、美咲の胸は熱くなる。それは、エルディアスの王太子・ローラントへの秘めた思いがあったからだ。エルディアスとニホンを頻繁に行き来することになった美咲は、ある陰謀の匂いを嗅ぎつけるのだが…。愛しい男のため、10年ぶりに勇者として立ち上がる美咲の愛と戦いのファンタジー。
  • 貴公子が愛した身代わり乙女 想いは恋文に秘めて
    3.5
    1巻440円 (税込)
    貴族の姫・馨子に仕える白露は、和歌が苦手な姫から、恋文の代筆を頼まれる。優れた和歌を美しい文字でしたためた白露の文のおかげで、馨子と相手の公達・時雅の間で文のやり取りが始まった。ところが白露は、文が返ってくる度、目にする時雅の歌に、次第に惹かれていく。主の恋人に想いを寄せるなど、あってはならないことと、自分を戒める白露。間もなく、時雅から馨子に婚姻の申し入れがあり、彼は馨子の邸を訪れる。ふたりが語らう部屋の隣に控えていた白露だったが、突然、時雅が現れ、文を書いたのは白露だと言い当てられてしまう。想いを心の奥に隠し、主人に仕える白露を、思いがけない運命が待っていて…。
  • 奇跡の歌は南を目指す
    2.3
    ジーヌ子爵家の長女ユーリは、18歳という若さながら祖父の作った私塾を継いで人材を育成し、領地の発展に尽くしていた。しかし、彼女が変声器で声を変え男装していたのは、そういった役目からではなく、美貌を売り物にする母や妹に反発を感じていたためだった。ある日、塾の卒業生が失踪したという連絡を受け、捜索に乗り出す途中で、前国王のシャルルに出会う。彼も知人の次男が駆け落ちしたらしいと聞き、探していたのだ。シャルルはユーリと行動を共にすることになり、彼女の意思の強さと秘めた恋の悲しさに心惹かれていく。やがて二つの事件は一つの結末を迎えるが…。人捜しの旅を続ける若い女性2人と青年3人の思惑が複雑に交錯するファンタジック・ロマンス。

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  • 恋に落ちた金剛石 軟派王子はこじらせ姫に愛を囁く
    4.0
    絹のような金の髪に青い目。絶世の美姫と言われるマリアテーゼは、カレドニア王国の二番目の王女。しかし、残念ながら恋愛には興味がなく、むしろ女が男に養ってもらうためにする“結婚”というものを忌み嫌っていた。そこに現れたのが隣国の王子・テオドルス。女好きの遊び人で、実はマリアテーゼの父から、「恋愛の楽しさを娘に教えて欲しい」と頼まれている。自信満々のテオドルスは、そんな姫などたやすく落とせると軽く引き受けるが、マリアテーゼはなかなか手強かった。そこで、意地になったテオドルスは――。こじらせ姫と軟派王子の恋の攻防は、どちらに勝利が!?

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