森詠 - 講談社文庫作品一覧

  • 雨はいつまで降り続く(上)
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    元M新聞サイゴン特派員の矢沢建彦のもとへ、シェーというベトナム人から一通の手紙が届いた。ベトナム戦争当時、戦闘中に死んだはずの友人でジャーナリストの叶吾郎が生きているというのだ。叶の行方を探すため、矢沢は急遽バンコクへ向かうが、ベトナムに潜入した矢沢に暗殺者の手が迫る……。ベトナムに生き、愛し、闘った男たちへのレクイエム。<上下巻>
  • 午後の砲声
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    1巻660円 (税込)
    パレスチナ解放勢力とイスラエル軍がきびしく対峙するレバノン南部――日本人ジャーナリスト峯元彦は、PFLPのコマンド隊の軍事行動に参加。銃弾の飛び交うベカー高原、火を吹くカラシンコフ自動小銃、轟く対空砲火……。戦争の悲惨さと人間解放の困難さを目の当りにした峯は、それでも戦火の中で真の自由と解放を獲得する道を探し求めた。戦火のレバノンで戦う男たちの革命と愛の讃歌!
  • 冬の別離
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    定年直前の老刑事は、他の刑事たちが犯人の現在の愛人宅を張り込んだのに対し、犯人に棄てられた昔の恋人宅を張り込んだ。男を待ち続ける女の部屋からは、美しいピアノ曲「冬の音楽」のメロディが流れ続けていた。はたして犯人はどちらの女のもとへやってくるのか? 若者たちの心の傷を鮮烈に描く作品集。殺人犯の男を待つ女の愛、老刑事の執念……。ときめきと哀しみの青春像。凜とした季節を描く! <『冬の音楽』改題作品>
  • 吉原首代 左助始末帳
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    分別盛りの真面目な男衆が四十両もの大金を持ち逃げした。病持ちの女房のためか、積もり積もった借金のためか。始末を命じられた左助は地道な聞き込みで男衆を見つけるが、狡猾な同輩に先を越されてしまう。首代が守るべくは正義よりも廓の利。左助は情と掟の狭間で葛藤する。文庫書下ろし新シリーズ!

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