感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ウクライナ侵攻の後、気になって購入。10年以上前に読んだ『ロシア市民』同様にサクッと読めた。平和にぬくぬく暮らしてる日本人全員、特に政治家に読んでほしいな〜、もはや政治家に期待してないけども。日本以外の海外、特にロシアは性悪説で動いてるってことを思い出させてくれる。
とんでもないタイトルだけど、中村先生は結局ロシア人をすごく好きなんだよね。可愛さ余って憎さ百倍的な感覚なのかな。
著者の体験ベースだからこそリアルで、ロシア社会の実態に踏み込んでいて、面白い。そしてたまに書かれる皮肉やブラックジョーク、ユーモアで思わずにやりと笑ってしまう。
ロシアでの選挙のからくり、相変わらずなのね。独裁って恐ろしい。こういう国と民主主義国家との違いを義務教育で教えてほしい。教養としては大学で学ぶのでは遅いなと、卒業して社会に出て子どもを持ってから感じる。
他国との関係について踏み込んだ記載があった。特に北朝鮮労働者についての調査を試みた部分が興味深かった。国連の制裁措置とロシアの対応(国連の制裁措置に従って朝鮮労働者を減らしている、という報告)の実態を垣間見ることができた。
国民感情ベースではロシアって印象薄くて、最近ではもはや仮想敵国の地位(敬意を持って)を中国に奪われた感すらあったのでは。でも今回のウクライナ侵攻で、改めて日本人のロシアへの不信感が高まったんじゃないかな。
そんな時に、ロシアには市民1人1人がいて、政府があって…という、ロシア社会の実情が垣間見えるような、ロシア市民の事情を少し理解できるような本かと思う。
Posted by ブクログ
昨今の、ロシアのウクライナ侵攻の状況をみて興味を持って読み進めた。
暗殺事案、オープンな選挙等々、我々日本人からすると理不尽な事だらけのように思える。
しかし、ロシア人はそれを受け入れて暮らしているのだろう。
プーチン支持、ウクライナ侵攻支持は、実際のところ如何程か、興味深いところだ。
ロシアから噓を込められて
大変面白く読ませて頂きました。まるで推理小説を読んでいるかの様な緊迫感もあり一気読みで楽しませて頂きました。
著者の文章表現力が素晴らしく、まるで映画でも見ているようなリアリティーさに溢れていて退屈させません。
素晴らしく滑らかな文章なので手紙、作文の書き方の参考にもなると思います。特に句読点の使い方には改めて勉強させられました。
中村逸郎先生を改めて見直した次第です。
時、まさにロシアのウクライナ侵略が勃発し、毎日悲痛なニュースが飛び込んでくるたびに真っ赤な嘘つきロシアに大変な怒りを覚えます。
誰か早くプーチンを暗殺して下さい。ウクライナの人々が可哀想でなりません。
もはや北方領土なんてあんな嘘つきロシアから戻るわけないでしょうから。
Posted by ブクログ
大学時代の講義がひたすらに懐かしい。
逸郎先生のロシアの話はいろいろ違いすぎて面白くて、この本でもまさに。
ロシアにいるロシア人とは、できるだけ約束しないでおこうかな…と思った
Posted by ブクログ
今テレビ、YouTubeで大人気の63番目の男中村逸郎先生の話題の著書を読み終えました。
つくづく日本人に生まれてきてよかったと思う。少なくともロシア人として生まれなくてよかった。
もう笑うしかない嘘みたいな話の連続ですわ。
#中村逸郎
#ロシアを決して信じるな
Posted by ブクログ
ロシアのウクライナ侵攻により一体ロシアとはどのような国なのか、ロシア人の思考はどうであるのか知りたくて本書を読んだ。
騙される方が悪いとするマインドは日本人には無理だなと感じる。繰り返される理不尽な会話、とりあえず嘘から始まる約束などロシアに対するアレルギーとなりそう。
印象に残ったのは、ロシア人自ら「ロシア人のいないところが、いい場所」と自虐するところ。悲劇とも喜劇とも感じられた。
国境を接する国の一つであり、ご近所とは事を荒立てたくないものだ。地政学的に日本は面倒ばかり。
Posted by ブクログ
ふと思い立ってロシアについて知りたくなった。とりあえず軽く触りでよかったので新書を物色。
少し思った内容とは違ってたけど、なんとなく雰囲気は伝わった。
小学生の頃BCLをやってて日ソ友の会には何度か手紙を送ったことがあった。世界のことなんて何一つ知らない頃、なんとなくソ連は嫌いじゃ無かった。
その影響か、今でもロシアに対してそんなに悪いイメージはない。
でも、知識が増えるとどう感じるのだろう?
次はもう少し歴史的なことを書いた本を読んでみよう。
とりあえずこの本を読み、なんとなく自分がロシアに対して「なんで?」と思うような事は感じることができた。
Posted by ブクログ
隣国なのに、「謎めいていて、実情が良くわからない」という印象がある、ロシア。
そのロシアについて、刺激的なタイトルの新書が発売されていると知り、読んでみることにしました。
著者は、モスクワ大学に留学経験があるという、大学教授。
本書は、「ロシアの核ボタンが押されたことがある、という情報がある」という、驚くべき内容から始まります。
その序章と終章の他に、ロシアという国、そしてロシア人について、著者の経験を踏まえて書かれた10章で、本書は構成されています。
全体を通して、日本人読者が驚くであろう、ロシアという国・ロシア人の不思議な側面を、紹介する内容になっています。
特に印象に残ったのが、21世紀になっても起きている、むしろ21世紀以降に多く報道されるようになった、ロシア関連の毒殺事件(未遂も含む)について。
なぜ毒を使うのか、なぜ、命が助かる場合もあるのか?不思議に思っていたのですが、本書を読んで、理解することができました(共感はできませんが)。
もっと掘り下げて書いてほしいな、と思う部分もありました(「偽プーチン」説など)。
ですがあえて、浅く広く書くことで、ロシアという国を日本人に理解してもらいたい、という意図で書かれているのだろうな、と受け取りました。
読み物として楽しめる内容なので、ニュース等で報道されるロシアについて、「何でだろう」と疑問を感じることがある人は、一読して損はない一冊だと思います。
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Posted by ブクログ
私がロシアに対するイメージは二枚舌。長年ロシアと関わっている作者の本音を拝読し、やっぱり!と感じた。おもてなしの心が強すぎるおばさんの話。その日を生きることが大変で、人をだましてでも自分に利益があるように行動を起こす人の話。そんな国にずっと関わっている著者は、なんだかんだ言ってロシアを愛しているのだろうなと感じた。