あらすじ
市場が飽和し淘汰が進む介護業界で、
創業以来右肩上がりの成長を続ける会社社長の著書。
業界内外問わず、視察も多い。
・経営理念はまねしてつくる
・3年ごとに事業の柱を1本つくる
・決断は適当でいい。早いことが価値
・飲みの会多さが会社の強さ
無駄をそぎ落としたシンプルかつわかりやすい会社経営のノウハウを公開する。
株式会社武蔵野・小山昇社長推薦。
財務諸表で見るのは1カ所だけ。
社員教育は“ザル”でいい。
経営計画はマネしてつくる…これだけ押さえる36のポイント。
とにかくシンプルで結果が出る画期的な経営入門書。
この本は、これから会社を創業する、
あるいは創業してから日がまだ浅い社長さん向けに書かれた経営書です。
ベテランの経営者の方や大企業の社長さんにとっては、
絵本のような内容かもしれません。
レベル的には、足し算、引き算、掛け算程度でしょう。
でも、最初はそのくらいで丁度いいのです。
膨大な社長の仕事の中で、これだけは押さえておきたいというものと、
実際に体験したことに絞らせていただきました。
■目次
1 「ヒト」の章
採用は社長の勘と妥協。入社したらあきらめて教育する
新卒は来ない。ポスティングで中途採用
社員教育は“ザル”でいい
幹部は「早いもの順」で登用する。「いる」ことが大事
社員教育をすると社長の時間ができる
誰でもできて会社が強くなる教育「環境整備」
PDCAサイクルを回す超簡単な取組み
仕事で使う言葉の意味をそそろえよう
離職防止に効果大! コミュニケーションは質より量
社長の肝臓の強さが会社の強み
ミスばかりする人は来世できるようになると信じる
社員を叱るのは尊敬されるようになってから
いい会社、いい職場なんてない
ほか
2 「おカネ」の章
会社を起こしたら、すぐ借り入れ
借りたお金は「もらったもの」
借りられるなら借りられるだけ借りる
ほか
3 「社長」の章
マネでもいい。経営計画書は今すぐ作る
これは失敗!!経営理念をマネてしまった
創業当初の社長は「何でも係」
ほか
■著者 小井土まさひこ(コイドマサヒコ)
株式会社こもれび代表取締役。株式会社K・サポート代表。群馬県甘楽郡出身。
同志社大学卒業後、外資系製薬会社に13年間勤務。
医療法人の立ち上げにかかわり、2009年、株式会社こもれびを創業。
弓道四段、EGIJ認定アソシエイト
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本一やさしい経営の教科書というタイトルにひかれて購入
今までのビジネス書とは、一味違う、「本当の実践?」理想と現実を直視した内容で
かかれており、良い意味で「これくらいでもよいですよ」と言われた気がしました。
経営者の集まりの2次会で実際こうだよって教えてもらえた気がしました。
自営業で少人数でやっている私にとっては大いに勉強になりました。もう少し肩ひじ張らず、目の前の現実を見ながら精一杯経営を行っていきたいと思う本でした。
Posted by ブクログ
創業期の採用は社長の勘だけが頼り。採用したら教育する前提で。
エマジェネティックス=青は分析型、緑は構造型、赤は市や甲型、黄色はコンセプト型、に訴えやすい。
社長が一人で勉強していてはダメ。
社長の仕事は未来創造業務。具体的には経営計画書の作成。
環境整備は社会人の筋トレ、すべての基本。
上司とスタッフのサシ食事。昼に1対1で食事する。
2~3年に一度不定期に異動する=現場の雰囲気が改善される。上司とそりが合わなくても我慢しようと思える。
社長が社員と飲食の機会をつくることは大切。意思が伝わるパイプ作り。
こちらが何か言ってもすぐ忘れる、聞いても理解しない。これが普通。何回も言う。怒らない。
30年後に会社の価値観が浸透した幹部を作ろうとしたら新卒を採用するしかない。新卒の採用は覚悟が必要。
明るく素直な人、が使用基準。保護者に会社の説明に行く。
キャッシュは月商の3か月分持つ。
経営計画書を作る。うすっぺらでも真似事でもいい。年に一回発表会を開く。経営計画書の中にダビンチコードを埋め込む。みんなよく読むようになる。
経営者が本来すべきことは5年先の会社の存続。社長が今の仕事をいかに手放せるか。