【感想・ネタバレ】早稲田ラグビー 最強のプロセスのレビュー

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Posted by ブクログ

本当に強い組織は、個人を成長させる-。11年間、学生日本一から遠ざかっていた早稲田大学ラグビー蹴球部をわずか2年で復活させた監督が、組織を甦らせたプロセスを語る。

監督が代わっただけでこうも変わるものなのか。低迷の続いた早稲田ラグビーを2年で復活させた舞台裏が緻密に描かれ、ラグビーあるいは大学スポーツに限らず、おそらくビジネスの世界にも通用するようなことがいくつも述べられている。上井草のグランドに植えられたピンクの山茶花のエピソードは、全く知らなかっただけに胸にしみた。
(A)

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2021年01月06日

Posted by ブクログ

ラクビー経験者で早稲田大学のラクビーが好きな自分としては、今年の大学選手権優勝は興奮し格別な感動を味わった。就任2年で今年の優勝を勝ち取った相良監督の初の著作。
大学ラクビーでは長いこと帝京大学の覇権が続いていて、早稲田大学がかなり苦戦していたのも知っていた。が、本書を読むとそれが表層的な理解であったことがわかる。
「早稲田ラグビー」の伝統が薄れていることを感じ、ゲームに、そして練習に取り組む姿勢や心構えを学生たちに説く相良監督。彼のすごいところは自分がわからないところを理解し認め、他のコーチや学生たちに任せたということ。それが学生時代に主将を務めていたときの経験から導かれていることも示される。
なんという謙虚さ。そして冷静さなんだろう。ラグビー好きな人にはもちろん読んでほしいが、組織論としても示唆に富んだ内容だった。

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2020年09月19日

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