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はるこさんすごいです
いやー面白かったです。
はるこさんの作品は好きで、でも買ったことはありませんでした。どれも面白そうで悩んじゃって決められず。
この作品は分冊版の無料で少し読んでみて興味がわいて、単行本として3冊だし買ってみました。
正直、治春さんの性格がよくわからず、最初はイラッとして、買って失敗したかなと思いましたが…さすがはるこさんすごい。一気に読んじゃいました!
私自身、都会育ちですが田舎での生活、特にアウェーな農家での生活を経験したことがあるので、めちゃくちゃみどりちゃんの気持ちがわかって、共感できるところがたくさんありました!!でもそれで暗くなるだけでなく笑えたりするのがはるこさん作品のいいところ。
クセのあるキャラも出てきて、結局みんないい人たちだし、最後には赤ちゃんもできて?幸せいっぱいで素敵でした!
スピンオフ作品もあるようなので、さっそく買います!笑
農村社会で恋を味わう
いやー、1巻辺りを読んでいた頃は、治春はひどいヤツだなぁと思っていて、先を読み進めるか迷ったが、結果的には良かった。何回も読み返すほど。
農村社会は良く言えば皆んな家族のように知っていて、家は鍵をかけないような大らかな環境だ。反対に、狭い人間関係やしがらみが嫌で若者は都会に出て行ってしまう、外から来た人も簡単に去って行ってしまう。外からやって来た人が旅人の内は良いだろうが、長期滞在しようものなら、アウエー感は折々に感じられるだろう。
その農村社会でずっと生きてきて、外から来た人を好きになってしまう治春と、都会の社会生活に疲れて農村にやってきた美鳥、互いの視点から見た互いの姿がよく描けてる。個性あふれる外野もよく絡ませて、絡ませて、ややこしくなり、複雑な味わいの出来上がり。
結局、治春が一番自分に正直にシンプルに生きているのかも。最後は甘々で安心した。
よかったよ~!
マジでどうなることかと心配した!
でも、ホントに大切に想ってくれていたんだね!
ふたりの出会いも運命だったのね?
よかった!