【感想・ネタバレ】日本木造校舎大全のレビュー

あらすじ

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私たちを懐郷へと誘い、温もりで包みこんでくれる。
気品ある美しさと人間味。「木の学び舎」の記録。

心の原風景にあるような古い学校たち。
縁ありし人たちの記憶や愛着を宿しながら、
「木造校舎」は静かに優しく佇んでいる。

かつて不登校だった若者が、全国各地の木造校舎を訪ね、
写真に収めてきた。その数、15年間で1200校余。
彼の旅はまだ終わらない。

【主な内容】
■プロローグ
・花輪小学校 ・浦里小学校 ・遷喬小学校

■時代で見る木造校舎
・明治初期 ・明治中~後期 ・大正 ・昭和初期 ・昭和中~後期

■あの頃過ごしたあの空間
・教室 ・廊下 ・特別教室 ・階段 ・トイレ/手洗い場/下駄箱
・体育館 ・校庭 ・校門

■木造校舎のある風景
・春 ・夏 ・秋 ・冬

■校庭の住人 二宮金次郎

■その後の木造校舎
・木造校舎とのお別れ ・生まれ変わった木造校舎

■コラム
・平成に建てられた木造校舎 ・みんなの作品 ・標語/目標/校訓
・道具や備品 ・花壇 ・校庭の遊具 ・校庭のオブジェ ・プール

……etc.

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

かつてあった、今も現存する、懐かしい木造校舎を紹介。
〔プロローグー懐郷への誘い〕
〔時代でみる木造校舎〕
〔あの頃過ごしたあの空間〕
〔木造校舎のある風景〕
〔その後の木造校舎〕
巻末リスト:掲載学校一覧。参考文献有り。
全国を15年以上巡って出会った、約1200以上の木造校舎から、
179校を紹介しています。それは日本の近代史の一面。
近代化の波に和洋折衷の労苦、独特の和と洋は建築に携わった
人々の誇りが込められています。
そして多くの子どもが学び、心と夢を育まれた、場所。
大事に扱われた痕跡が多く残る、大切な、場所。
だが辛苦は襲う。災害、解体、焼失、廃校の悲しみ。
再利用で残り、人々の集う場所となる校舎もある。
そして何よりも現役の校舎で残ることは、喜び。
カラー写真なのに、何故かセピア色に脳内転換してしまうのは、
ノスタルジーと既視感の成せることか?
校舎だけでなく、残る学校備品の数々が、何とも懐かしい
心地がしました。黒板の絵、掃除用具・・・思い出よ永遠に。

0
2021年05月12日

Posted by ブクログ

新校舎をわざわざ木造で建てる学校も最近ある。それだけ木造の手触りの温かさが見直されているということだろう。この本の木造校舎の写真の数々を見ると、いい知れない懐かしさに魂を持っていかれる感じだ。時代ごとや教室・廊下・特別教室・階段・トイレ・手洗い場・下駄箱・体育館・校庭・校門のように場所別、季節ごとというように提示の仕方に工夫があっていい。校訓・標語や遊具・オブジェ・二宮金次郎像なども取り上げられていて、これまた面白い。ああ、あったあったとうなづくこと必定。

0
2021年05月01日

Posted by ブクログ

時代による造りの違い、エリアごとの雰囲気、各学校の写真
どれも尊い…(´ω`*)

明治大正では洋風だったらしいが、昭和中期の自分らの学生時代は、WW2後でシンプル機能的な内部木造&外部モルタルになったとの事

広い木造階段が好きだったなー

0
2024年03月11日

Posted by ブクログ

「木造建物にはなんとも言えない温かみが宿っている」、そんな記号的にも感じる表現がしっくりくる写真の数々が、ページをめくるたびに目に飛び込んできました。
自分の出た学校は木造ではなかったのに、どの校舎にもとてつもなく懐かしさを感じる不思議。

富山県南砺市の南砺福野高校の校舎の美しさにひとめぼれ。

0
2017年05月05日

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