【感想・ネタバレ】暗黒の羊のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

前作『強欲な羊』を凌ぐ、緻密に組み立てられた暗黒連作短編集。
オカルトめいた“羊目の女”の因果が再び絡み廃洋館を訪れた者に牙をむく。
三話目の、家にいる男は夫ではないと怯える妻に助けを求められた場面が一番背筋がゾクゾクしたなぁ。どちらを信じていいのか分からない第三者の怖さ。
全容の分からぬ気味悪さに襲われながらも一気におもしろくエキサイトしたのは「不寛容な羊」。あの人たちの正体が判明した時点で「キターッ」と心が叫び、とんでもない絶望で終わっているのにスカッと気持ちは晴れやか。巡り巡った復讐でもあるからだろうか。

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2020年05月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

5篇の短編集

羊目の女の噂は絶えることなく続いている。女たちの黒い感情が求める限り。
それぞれの話は、前作をも抱え込み、絡み合い、もつれ合いながら、またあの羊目の女の洋館へと繋がっていく感じ。
しかし、過剰な承認欲求やらスケープゴートやらストーカーやら、、、生きてる人間の恐ろしさよ。
とりあえずこの本を読んで調べた言葉は「因果応報」「善因善果」っと。

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2024年06月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前作「強欲な羊」はホラー要素強めだったけど、今作はサイコ・サスペンス強め。
「不寛容な羊」が凄く良い。

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2023年10月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

炎上する羊
タイトルが秀逸。火災と荒れるのと掛け合わせてたのね〜良い。最初は久々の読書だったので入り込めなそうだったけど気付いたら世界観に入ってた。長さがちょうど良くて読み終わって一息つきながら停車駅見たらちょうど降りる駅でびっくり。アナウンス全く聴こえなかったから電車で読書は危ない。今年初授業普通に遅刻した(最悪)
どんでん返しもありきたりではあるけどあっさり騙されたので何も言えません。何でもかんでも繋げようとしてる感じというか、桐生と穂乃果が浮気してて桐生が家まで来て穂乃果を奪いにくるのはちょっと雑かなと。桐生くらいの浮気男なら別に不倫の形でも穂乃果と隠れて付き合い続けるような気がするんだよな〜ご飯だって別に独り身になる桐生の家で作って貰えば良いし。あと飲み物に毒を盛られてて〜って穂乃果じゃなくてそっちか!と思ったけどもペットボトルに毒を入れる人もそれに気付く人も絶対に毒物経験者なので草、雑。ただのサラリーマンじゃねえな。しかも桐生側もずっと毒を盛って来た相手からもらう飲み物を普通に飲んでんじゃないよ。馬鹿すぎるだろ。バレないように毒を新しいペットボトルに集めて「これあけてないよ〜」って普通に渡すのも犯罪経験者の嘘のつき方で草。
→あー違うか、毒はスムージーだけか

暗黒の羊
また主人公犯人パターンか、すごく面白いけど結末があっさりすぎてパッと脳内変換できない。もっとしっかり書いても良さそう。

なんか集中して読まなかったからかもだけどどんどん下がっていった。最初が1番面白かったけどどんどん三輪さんの書き癖?みたいなの分かってきてしまってダメだった。終わり方が好みじゃなかった。悔しい。短編小説は読みやすくて良い。

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2022年01月13日

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