あらすじ
なぜ人の気持ちがわからない人は結局、損をするのか?
なぜ人間は効率やお金を重視しない行動をとるのか?
義理「業績を上げたければ、社長が入社面接でウナギを奢ろう」
嫉妬「社内の給与格差を大きくすると、かえってやる気は下がる」
幸福感「きっちり分業して喧嘩の少ない夫婦は、幸福度が低い」
ロジカルで合理的な人がはまる落し穴が見える!
ビジネスでも家庭でも使える最先端経済学の教え
一見、不合理な人間行動を、気鋭の経済学者が「共感」「信頼」「嫉妬」「利他」「幸福感」に注目してデータ分析する。
【推薦の言葉】
「こんなに面白く、人情味あふれた分かりやすい経済学の本は読んだことがない。
本書の内容を誰かに話したくなる人が続出するだろう」大竹文雄
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
経済学の雰囲気と少し距離があるような書名だから、たとえどうでもよく思ったとしても目につく。そういう一冊として読み始めて、経済学の本というか、心理学というべきなのか、いややはり経済学なのか、非常にその際を行く。読み物としては悪くない。
それでも読み進めているうちにふと思うところがあった。テレワークの時代。人が人と物理的に離れて、それでも同じ目的のために活動するこの時代に、本書の居場所はあるのだと。
人が人との心が離れないように、そんな思いが続くのである。