あらすじ
フルーツマニアな店主が問題解決!?
フリーのネイリストとして毎日奮闘している里菜、二十六歳。親友の麻衣と、彼女の恋人のことで言い争いをしてしまい落ち込んでいた日の仕事帰り、裏通りで一軒のフルーツパーラーを見つける。無表情でクールな眼鏡店主の守屋は、フルーツのことになると突然饒舌になる大のフルーツマニア。そのうえなぜか法律に詳しく、麻衣が巻き込まれそうになっているトラブルに、法的な問題があると指摘。里菜は事態を打開するヒントを得て─。
美味なるスイーツで客の心を癒す『宝石果店』は、憂鬱なお悩みも解消してくれる!? フレッシュで甘いお仕事ラブコメディー!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
フリーでネイリストをしている主人公が、たまたまみつけたフルーツパーラーで無表情メガネ店主と出会ってからの春夏秋冬。
季節のフルーツをつかったスイーツがとても美味しそうで弱ってしまった。季節ごとに主人公の周りでは憂鬱な出来事が起きるも、無表情メガネの一言でスッと解決してくれるので安心感がある。あっさり甘い読後感。
Posted by ブクログ
きちんと忠告をした友人、退職した職場の上司とも良好な関係が築けているのは、主人公が真っ直ぐだからだよね。嘘から始まった二人の関係だけど、毎回一時間以上一緒に行列できるって、どう考えても相性は完璧だと思う。
Posted by ブクログ
出てくるフルーツのスイーツが美味しそうでお腹が空きました(大抵の作品で言っている)
守屋さんの見た目に反してのフルーツ愛が凄い。
ついでに里菜への接し方が他の女性とあからさまに違うところがもう笑う。
しれっと名前呼び、しれっと褒める、ブリザード対応の消滅の早さなどなど。
まあ外から見ている人間としては、あれで何で付き合ってないんだという状況でしたから。
(そもそも偽恋人を頼むことも多かったし)
守屋さんの経歴が経歴なので、結婚詐欺や契約解除、ご近所トラブルなどを法律関係の知識から解決するところも。
ただ解決というよりはアドバイスに近く、大体が主人公たちが介入する前に終わっていたり、被害者本人が決心していたりと、少し肩透かしを食う場面も。
事件解決そのものにそこまで影響していないというか。
ご近所トラブルに関しては、いや流石に解決簡単すぎるだろうという気もしたし。
まあフィクションですので細かいところはいいとして、もう少し主人公二人が事件解決にがっつり関わってもよかったかなと思います。
探偵にしては守屋さんがズバっと解決するわけでもないので。
ミステリ要素については、ネタは面白かったですけど、主人公たちの関わり方に少し疑問が残りました。
ネタはいいのに……