【感想・ネタバレ】「森の演出家」がつなぐ森と人―五感を解き放つとっておきの自然体験のレビュー

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Posted by ブクログ

会社の研修で著者の話を聞く機会があったため、著作を読んで予習。著者は奥多摩の森を拠点に森や食を通じた自然体験をプロデュースする仕事をして、最近は企業研修や婚活にも活用されているという。森林は昔から好きで(嫌いな人はいないと思うが)、横浜に住んでいた頃は「こども自然公園」やあちらこちらの「市民の森」を頻々と散策に出掛けたものだが、東京に越して以来、なかなか近場に森がなく、森林浴からは遠ざかっていた(いつぞや高尾山に登ったくらいか)。

森と釣り好きが高じてそれをそのままビジネスに、毎日楽しく暮らしているのかと思っていたのだが、著者の話を実際に聞くと、行政との様々な交渉や地元市民との調整など様々な仕事をこなしていて、まあ楽な仕事なんて無いんだなぁという感想。最近は「ダーウィンが来た!」「鉄腕!DASH!」「ヒルナンデス」など様々な TV 番組に出演しているらしく、いろいろお話を聞かせていただいたのだが、ここ 40年というもの TV をほとんど見ていない自分にはまったく価値が判らず、残念であった。

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2022年12月17日

Posted by ブクログ

 先日、仕事旅行社の仕事体験で"森の演出家"土屋さんに半日、お世話になりました。
 その土屋さんが、東京最後の野生児と呼ばれた過去、今の仕事に行きつくまでの道筋、さらには自然に関わる森のプロフェッショナル達を集めた未来構想までを記す。

 ご一緒したときに、植物や鳥の知識量がものすごいのに、全く知らない初心者の自分にも、分かりやすく教えていただいた。
 その知識はどこから来たのかというのは、この本を読んで知った。
 ずっと野生児だったのか、土屋さんは。

 仕事旅行の体験後に、アウトドア好きとしての自分の得意分野は何だろうと振り返ってみた。
 植物や鳥の知識、バーベキューとかの人が楽しめそうな知識は全くない。
 得意なことは自転車野宿旅。
 15年も野宿やってれば、地図見て人に知られず一夜を過ごせそうな場所はだいたいわかる。
 そして滝。
 自転車メインで滝巡りして百名瀑をまわった奴は、そんなニッチ旅したのは日本に10人もいないのでは。
 
 こんな得意分野。
 ...ニッチ過ぎる。

 さて、最近のコロナ騒動で、家からほとんど出られない。
 2年前の上田住んでたころは、家から歩いて5分で千曲川の河川敷で読書してただろうし、朝10時に起きても車で30分も走れば山に登れたし。
 東京の真ん中は何でもあるように見えて、何にもない。
 ワンルームに籠っていると頭おかしくなる。

 この状況がいつまで続くかわからないけど、早く収束して森に行きたい、山に行きたい、チャリンコ乗りたい。

 って、本の感想になってないけど、定期的に自然に踏み入れるとバランスが戻ることは間違いない。
 それに、何か突発的にいいアイディアが頭に浮かぶのも、たいてい山歩きか自転車乗ってるとき。
 自然の効能はスゴいことは確かなことですね。

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2020年04月19日

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