あらすじ
読売新聞「ヨミドクター」(9/9)、日刊ゲンダイヘルスケア(9/4,5,6,10)、
サライ.jp(9/8)、東洋経済オンライン(9/14)で紹介され反響続々!
推定患者数240万人超!
NHK「あさイチ」でも特集され話題!
■こういったことで悩んでいませんか
・聞き間違いが多い
・音は聞こえるのに、言葉が聞き取れない
・横や後ろから話しかけられると聞こえない
・うるさい場所では相手の話がわからなくなる
・電話で相手が何を言っているかわからない
・話している人の口元を見ないと理解できない
・「ちゃんと聞いているのか」と注意されることが増えた
・複数の人が話していると何を言っているのかわからない
・画面に字幕がないと意味が理解できない
・仕事でお客さんの注文が聞き取れない
それは、もしかすると、
聴覚情報処理障害 = APD
A = Auditory
P = Processing
D = Disorder
のせいかもしれません。
APDの特徴は、
音としては聞こえているのに、言葉として理解できない、
というもの。
もう一つの特徴は、
普通の聴力検査をしても異常が見つからないこと。
そして、耳鼻科医のなかでもまだまだ知られていない現実があります。
そこで、本書では
★自分がAPDを抱えている可能性があるか、簡易的に確認できるチェックリスト
★聞き取りをよくするためのさまざまなツールや工夫
★仕事選びや診断書の利用などの生活の質を向上させるためのヒント
などをご紹介します。
よりよい毎日を実現するきっかけになることを願った1冊です。
■目次
1 APD患者さんの声
・会議の議論が聞き取れなくて議事録がとれない―――会社員Aさん
・部下の質問が聞き取れない―――WEBデザイナーBさん
・音は聞こえるのに話し声が聞こえない―――演奏家Cさん
・マスクをした医師の話がわからない―――歯科技工士Dさん
・機械の音がうるさく会話に苦労している―――臨床検査技師Eさん
・電話が聞き取れず質問に答えられない―――電話オペレーターFさん
・WEB会議で相手の話がわからない―――外資系勤務Gさん
・車の中で聞き取りができない―――救命救急士Hさん
・倉庫内の指示が聞き取れない―――倉庫会社勤務Iさん
・聴力検査は問題ないのに聞こえない―――会社員Jさん
2 APDとは何か?
3 APDであるかを確かめる
4 APDの関連疾患
5 APDの聞こえづらさをラクにする
6 APDとどうつきあい生きていくか
■著者 平野浩二
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
妻がこの症状に覚えがあるとのことで、一緒に勉強するために購入。話を聞く限りこの症状に間違いはなさそうで、一緒に暮らしていく上で早めに理解が出来て良かったと思う。
Posted by ブクログ
とても読みやすかったです。具体的な場面やそのチェックリストがあるため、子どもの(小学校教員をしています)姿がいくつも思い浮かびました。そういった特性があることに気づかれず、「ちゃんと聞きなさい」「さっきも言ったでしょ」と言われている子どもは多いと思います。具体的な対処法はわかっていないとのことでしたが、支援が必要であると気づく一つの指標にはなりうるのではないかと感じました。
Posted by ブクログ
APDについて詳しく解説した本は既に何冊か出ている中で、世間一般に広く知らしめる目的で書かれている入門書。症状や判定法、そして(治るものではないので)ラクになるための対策が簡潔に書かれている。症状が似通っているだけに、難聴者にとっても世間(職場)と向き合う上で示唆の富む内容になっている。