【感想・ネタバレ】星降る島のフットボーラーのレビュー

あらすじ

大西洋に浮かぶ七つの島で構成されたフットボールリーグに加盟するエストレージャFC。北斗七星のような形をした列島リーグの南端に位置するアルマンド島にあるこのチームに入団した星野遥也(ハル)、15歳。一癖も二癖もある仲間たちと共に順調に成長を続けるものの、過去の因縁からエストレージャに魔の手が伸び、チームは存亡の危機に立たされる。はたしてハルは、チームと列島リーグの未来を救えるのか!?ファンタジック・フットボール小説。

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Posted by ブクログ

サッカー実況でこの人を知らないのはモグリと言われても仕方がないです。倉敷保雄さん。落ち着いた語り口と、節々に散りばめられた造詣の深さ。海外サッカーをみていれば絶対に聞いたことがあるはずです。
そんな倉敷さんがサッカー小説を書くということで、これは読まずにはいられない。

熱血少年サッカーでした。
血というと、ジャンプ漫画のような印象を持つかもしれないけど、近しいものはあると思う。やはり、燃える根幹は努力・友情・勝利にあるのだな、と再確認です。
読む前は、戦術論マシマシになっているのかな、と思っていたのですがエンタメとしてのサッカー、フットボールというものを熟知している方だというのをわすれていました。あーだこーだ詳細を言う前に、楽しむべきことを忘れてはいませんか、という初心を思い起こさせてくれました。
もちろん、深い知識からくる描写もあるけども、まずは楽しむことが大事だということです。

まだ何者でもない少年が、何者にもなれる原石を持ち、未来への輝きを煌めかせる。
たまらないね。

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2024年01月07日

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