【感想・ネタバレ】おじいわんソーヤのレビュー

あらすじ

おじいちゃん犬だから、おじいわん。一緒に時を重ねていく、幸せと、せつなさと。「昔飼っていた犬に似ている」と人に言われる、懐かしい顔の白い犬、いま16歳のソーヤは、10歳でうちに来て、家族になりました。 ツイッターで静かな人気を呼ぶ、 飼い主(@goen0414)の日々の写真と言葉。 イラストレーター髙籏将雄とデザイナー川名潤とのコラボで、小さなフォトブックができました。 忘れていた大事な何かを思い出させてくれる1冊です。【目次】おじいわんと散歩/おじいわんにも花/おじいわんとセーター/老犬のかたち/少しずつ老いていくということ/保護犬を迎えて/ともに暮らす日々、ささやかな幸せ

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Posted by ブクログ

老犬の愛おしさは死ぬまで生活を共にして初めて分かると思います。溌剌と駆け回っていたのにいつの間にかとぼとぼと歩き、まつ毛や鼻回りが白くなり、目がしょぼしょぼして目ヤニが出て、あばらが透けて骨っぽくなって、背骨が浮いて見えてきて。そして昔は色々な事に好奇心丸出しだったのが、いつの間にやらこちらをいつも気にして、関心が家族に向けられているのがひしひしと感じられるんです。
そんな飼い犬の最後を家族全員で見送る事が出来た時の事を、この本を眺めていて思い出しました。
おじいわんっていい言葉だなあ。老犬っていうと悲しい気持ちになるけど、ほんわかした気持になる素敵な造語です。
ソーヤとってもかわいいです。この切ない系の顔が余計に切なさを煽りますねえ。近所でもおじいわん、おばあわんを散歩させているのを見ると優しい気持ちになります。
保護犬が最後まで幸せでいられた記憶として、途中で飼う事を投げ出した人々に読ませてやりたいですが、そんな事よりも眺めてほんわかする方が似合っている素敵な本です。

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2019年06月18日

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