あらすじ
「アフリカの水がかくも長く私を手玉にとるとは想像もできなかった」――幼い頃『少年ケニヤ』を読んで、アフリカに憧れた著者。獣医師となって初めてケニアを訪れ、サバンナの匂いを嗅ぎ、桃源郷を知った。それから通い詰めること四十年。野生動物を撮影するサファリ体験、現地の誇り高き部族との交流、影を落とす奴隷売買の過去…。アフリカを知れば知るほど、魅力と謎は深まっていく。愛してやまない逞しく個性的な人々と動物たちへの思いを綴る写真エッセイ集。
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Posted by ブクログ
アフリカの水を飲み過ぎて、世に言うアフリカの毒に体のすみずみの細胞まで侵食された
1937年生まれの竹田津先生の写真と文章。
表紙の血走った目で殺気ビシバシのカバの写真の迫力が凄い!
「どうぶつさいばんライオンのしごと」が
牛疫というウイルス病がアフリカに蔓延した時にライオンに救われた事がベースになっていたなんて、知らなかった。
「人喰鉄道」には書かれていなかったライオンの真実の姿、身体が弱ったライオンには捕食できる弱いどうぶつが人間だった、とは。
ヌーの集団出産で分娩後排出される胎盤は肉の塊で4キログラムもあって、捕食者たちに提供された貢ぎ物、知らなかった。
あーあアフリカ!
ワイズミューラーの雄叫びを聞いたような。