【感想・ネタバレ】現代の戦略のレビュー

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Posted by ブクログ

現代の戦略
 日本語版序文

 まえがき

 イントロダクション 拡大し続ける戦略の宇宙
  質問
  1. 戦略の理論と実践は互いにどのような作用を及ぼすのか?
  2. 防衛準備と戦争における複雑さの増加は、戦略にとってどのような意味を持つのか?
  3. 戦略はなぜこれほどまでに難しいのか?
  4. 戦略と戦争には多くの次元があるが、この中の一つか複数における優越性により勝利をもたらすことができるのか?
  5. 20世紀において戦略で変わったことと変わらなかったことは?
  6. 20世紀の戦略の経験は、21世紀に起こり得ることを教えてくれるのか?
  いくつかのアプローチ
  20世紀のすべて

 第1章 戦略の次元
  定義
  戦略の次元
   人間と政治
    人間
    社会
    文化
    政治
    倫理
   戦争のための準備
    経済と兵站
    組織
    軍事行政
    情報とインテリジェンス
    戦略の理論とドクトリン
    テクノロジー
   戦争そのもの
    軍事作戦
    指揮
    地理
    摩擦、偶然、不確実性
    敵
    時間
   なぜ戦略は重要なのか

 第2章 戦略、政治、倫理
  戦略家たち
  政治と戦争
   危険な要点主義
   政治目標は変化しやすい
   政治と戦争の間の対話は困難である
    文化間の衝突
    相互無知
    それぞれ異なる責務
    戦略は難しい
    一つの好例:イギリスと「大陸へのコミットメント」(1905~1915年)
  倫理の力:もしくは吠えない犬
   倫理は簡単だが、単純ではない
   さらに規制された世界での「野蛮さへの進化」とは?
   戦争犯罪、もしくは戦争における犯罪とは?
   地獄への道は最新テクノロジーによって築かれて使用される
   結局「正しい行い」が得になる
  戦略的倫理

 第3章 戦略家の道具:クラウゼヴィッツの遺産
  インスピレーションについて
  クラウゼヴィッツと現代の戦略
  クラウゼヴィッツの後継者は?
  「戦争論」の強み
  「戦争論」の限界や弱点
  圧倒的なクラウゼヴィッツ

 第4章 現代の戦略思想の貧困さ
  なぜ後継者がいないのか?
   「偉大な指揮官」の欠如
   過度な複雑さ
   戦争とはそもそも「問題」?それとも「条件」?
   才能ある人物の欠如
   「古典」はすぐに熟成されない
   クラウゼヴィッツこそすべて
   戦略の蓄積は重要か?
   緊急だがそれほど重要というわけではない
   部分的理論と総合理論
  戦争と戦略の総合理論は必要か?

 第5章 コンテクストとしての戦略文化
  アイディアと行動
  戦略は普遍的だが、文化的である
  文化は現象であり行為である
   戦略行動は文化を越えることはできない
   逆境も文化を無効にできない
   戦略文化は行動のための指針である
   戦略文化は相対的に有利な状態を示すもの
   戦略文化は障害にもなり得る
   戦略文化は様々な形で種類分けすることができる
    (安全保障コミュニティー全体の)国民性
    地理
    軍種、部署、兵器、そして機能
    単純さ・複雑性
    世代
    大戦略
  戦略すべての次元が文化的である

 第6章 戦争の「窓」
  戦略史
  戦略経験への様々なアプローチ
   コミットメント、範囲、狙い
   規模
   強度
   スタイル1:正規・非正規
   スタイル2:消耗、機動、統制
   大戦略レベルの手段
   環境
   戦場、政治地理、そして地政学
   参戦者たちのアイデンティティ
   参戦者の性格
   兵器
   時期
   継続期間
   クラウゼヴィッツの「カメレオン」

 第7章 戦略経験に見られるパターン
  全体論的な視点
  いまだに残る議論 その一:消耗VS機動
  いまだに残る議論 その二:攻撃VS防御
  戦略史の解釈:相互補完的な年代記
   「不整脈」的な大規模紛争の繰り返し
   三つの産業革命
   「総力戦」の興亡
   有用性、正統性、そして軍事力の統制
   通常戦の軍事的有効性
   軍事における革命(RMA)
  拡大する還流

 第8章 戦略の文法 その1:陸と海
  古典的な戦略と新たな地理
  最も重要なのは地上である
  マハンは(ほぼ)正しかった

 第9章 戦略の文法 その2:空、宇宙、そして電子
  空の翼:スマッツの呪い
  軌道へ:軍事における革命(RMAs)、宇宙、そしてサイバー空間
   RMAとその周辺では何が起こっているのか?
    第一学派:サイバー戦争、もしくは戦略情報戦
    第二学派:情報主導戦・極端なビジョン
    第三学派:情報主導戦、デジタルの覆い
    第四学派:エアパワーが本物の革命
    第五学派:スペースパワーが本物の革命
    第六学派:安全保障、政治、もしくは戦略における革命
   「デルタV」:最高地の側面
   サイバー空間の「反地理」
  変化の中の継続性

 第10章 小規模戦争とその他の野蛮な暴力
   仮想戦争と現実の暴力
  小規模戦争と戦略理論
   実践のためのアイディア
   政治が支配する
   特殊部隊と非通常的な思考
   政治目的とゲリラ的精神
  暴力的な世紀

 第11章 核兵器を再び考える
  振り返って見る
  必要性がものを言う世界
   1. そこまで「絶対的な兵器」ではなかった
   2. それでも戦略史は続く
   3. 軍事バランスと軍事競争
   4. 核武装をした相手国
   5. 作戦遂行面における視点
   選択肢の欠如

 第12章 戦略史における核兵器
  クラウゼヴィッツと「爆弾」
  核時代
  世界政治
  核兵力と核戦略
   立証不能:証拠の問題
   現代の戦略研究
   影響についての疑問
   慎重さが勝った場合のゲームのルール
    数字上の安全性
    残存性と効果を確保するための多様性
    統制への投資
    攻撃目標設定
    神は細部に宿る
   最後の手段
  それでも続く戦略
  その他の大量破壊兵器についてのあとがき

 第13章 永遠なる戦略
  質問の再検証
  危険なゲームは続く:20世紀から21世紀へ
Oxford University Press「Modern Strategy」 1999年10月

訳者あとがき 奥山真司

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2023年04月23日

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