あらすじ
日本初の女性報道写真家の笹本恒子さんは、103歳になったいまも、講演や執筆、写真展で現役のフォトジャーナリストとして活躍中。96歳で年齢を公表した際に、高齢にもかかわらず元気はつらつの現役カメラマンだということに加え、マッカーサー元帥の撮影で「エクスキューズ・ミー」とダメ出しをした武勇伝で話題の人となった。本書は、100歳でベストドレッサー賞を受賞したり、今年4月には「世界一受けたい授業」に出演してウイットに富んだお話をしたりと、皆を驚かせている笹本さんに、いつまでもチャーミングでいられる秘訣と人生で大切なことを教えていただく本。100歳の時、脚と腕を骨折し、一人暮らしからついにケア付きのホームへ移りリハビリに励む日々。晩酌にワイン10ccをかかさず、笑顔ほど強い武器はないといつもニコニコ、素敵だな好きだなと思った人にはドキドキしながら電話をかける、など、いくつになっても豊かに生きるヒント満載。
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Posted by ブクログ
食べたいものを食べて、ときめいて生きてきた笹本さん。人も運も明るい方に集まるものなのですと書いてある。その通り強く明るく生きているのがわかる。戦争時にどう生きてきたかも書かれている。まだお元気でいられるそうで嬉しい。長生きすることに不安を感じていたが、楽しいかも?と思えた。
Posted by ブクログ
昨年107歳で亡くなられた報道写真家の笹本恒子さんの自伝エッセイ集
丁寧なわかりやすい表現、あたたかな言葉で綴られていて引き込まれて読みました。
激動の時代を生きてこられた人生の教訓を平和ボケしている現代人にしっかりと読んでもらいたいです
Posted by ブクログ
フォントも大きく読みやすいのであっと言う間に読み終わりました。
日本初の女性報道写真家、御年103歳になられる笹本 恒子さんの事を
恥ずかしながら本著で初めて知りました。
全十一章 どの章もシンプルで解りやすい言葉で綴られているので
若い方でもすんなり心に入って来ると思います。
「第八章 時代を目撃して来ました」では著者の経験した戦争、事件などが綴られています。
長く様々な時代を生きて来た著者だからこそ、感じる思いが要所要所に表現されていて、説得力がありました。
笹本さんの様に、いつでも笑顔を絶やさず、好奇心とときめきを持って強くしなやかに生きていけたらと思います。