あらすじ
人はそのステージごとに、必要な考え方とやり方が違います。
ステージが変わるときに「それまでうまくいったやり方」を捨てられるかどうか。
それが、人生を切り開き、心地よく生きていく分かれ道。
――そう説くのは、文字通り「行列のできるコンサルタント」として、経営者からエリートビジネスマン、主婦まで、幅広い依頼者たちから絶大な信頼を集める、椎原崇氏。
中卒でパチンコ店に入り浸るうちに、パチプロの師匠を得、多いときで月に200万円を稼ぐプロ時代を経て、飲食店経営で成功を収めたという異色の経歴の持ち主。
「人生のステージ」が激変するなかで、自身はもちろん周囲の成功者たちの「成功」と「心の幸せ」の相関を、独自の手法で徹底的に研究した椎原氏。その中で編み出した「自分の人生の本当の目的を知るコンサルティング」が、「一度受けただけでまさに人生が一変してしまった」と口コミで話題を呼び、今では「受けたくても受けられない伝説の個人コンサルティング」と言われています。
人は、今までうまくいったやり方を変えるのはむずかしいもの。でも一方で、「このままのやり方では、理想とする目標地点には届かないかも」という思いを抱く人も多いのではないでしょうか。
ステージを変えていくために、あなたがいま「捨てるべきもの」「見きわめるべきこと」「武器とすべきもの」は一体何なのか?
読めばそれがわかり、霧が晴れるように目の前の視界が開けること請け合いです。
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Posted by ブクログ
久しぶりの星5!
新世代の自己啓発本、新しいパラダイムに向かっているこの社会を生きる上で大切なことを教えてくれている。
読み始めていて浮かんだのは、シルクドソレイユの話。
サーカス低迷期に今までのサーカス概念を全てひっくり返すところからやり方を考えていった手法を思い出した。
「空気を吸うように出来ること」は天分を見つける上で重要な視点だ。
進化→辛化→深化→真化の4サイクルも今の自分にとても響いた。
自分の葛藤や悩みに名前をつけて客観視する方法は、当事者研究のそれとほとんど重なる。
サーカス再建の話も当事者研究もそれぞれ知っていたが、それはその場限りの話でなく自分にも転用できると感じられたことが大きな収穫だった。
ひと通り自分のフィールドで成功を果たし、さらに自分らしく生き生き進んでいきたい、という人にはうってつけの一冊。
『たいせつなのは、影響力が大きくなればなるほど「自分の感覚を中心に生きる」という意識なのです。』
Posted by ブクログ
この本での主題は3つ。
①今うまくいっていることが正しいとは限らない。成長の足かせになることもある。
②捨てることは大事だが、自分らしさは捨ててはいけない。
③人は常に成長していて、スランプも成長の証。
うまくいかないとき、その原因が、自分がいいと思った拘りや、手放せない自分の経験であることが多い。
人は何かを習得しようとすると、どんどん専門的になる。
専門的になると、こだわりが生まれ、さらにそれを磨き、スキルアップしようとする。
ただ、上に行けばいくほど必要となるのは、スキルではなく、「あなたらしさ」だ。と筆者は説く。
インターネットが普及し、知識などの平均値がどんどん高くなっているように感じる今、このことがより強く実感するようになってきている気がするのは私だけだろうか?