【感想・ネタバレ】暴力のレビュー

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Posted by ブクログ

暴力の思考枠組をアーレント、シュミット、フランクフルト学派から整理していく。暴力の問題について考えるのに最適な入門書である。本シリーズ巻末についている文献表もありがたい。

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2014年05月05日

Posted by ブクログ

[ 内容 ]
暴力の世紀としての20世紀の経験は、私たちに何をもたらしたのか。
その歴史に浮かび上がるのは、近代そのものに内在する暴力の姿である。
私たちの文明に潜在する暴力は、グローバル化が進行するなかで、近代世界システムを変容させながら世界を席捲している。
理性に刻み込まれた、近代の逆説としての暴力を根源的に問いなおす。

[ 目次 ]
1 暴力の政治学―戦争と政治をめぐる思考(生の政治と死の政治―近代国民国家と暴力;限定戦争と絶対戦争―主権国家体系と暴力;脱領域化と再領域化―グローバル化と暴力)
2 暴力の弁証法―暴力の臨界をめぐる思考(法の支配と法の暴力―秩序と暴力の弁証法;自己保存と自己融解―理性と暴力の弁証法;敵対関係と闘技関係―友愛と敵対の弁証法)
3 基本文献案内

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[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2010年06月06日

Posted by ブクログ

わかりやすくてよかったです。昔々、アドルノを原書で読むなんて授業に出たことをうっすら思い出したけれど、思い出しきれず。ともかくも、暴力といったって、肉体的なものや、精神的なものや、政治的なものや、個人間のものや、国家間のものや、男女間、親子間といろいろあって、それの表面を撫でる、問題に深くコミットする前に読む手引書としては便利だと思う。このシリーズ特有?で、最後に読むべき本リストもあるしさ。ただ、何が正義で、何が悪かは状況次第でいろんな意味の「暴力」はなくなんないなとまた思った。

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2011年09月03日

Posted by ブクログ

暴力を、政治の範疇の外に置いて考えるのではなく、政治の根底に据えてそれと真摯に向かい合おうという姿勢には学ぶ所が大きい。理性と暴力を対置させるのではなく、しかしその中で対立や葛藤との調停を考えていくこと、これは様々な場面で考えられるべき事柄である。

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2009年10月04日

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