あらすじ
「毎日こつこつ勉強」「若いうちでないと身につかない」・・・こんな「常識」は全部ウソ!
帰国子女でもなく、留学経験もないのに10言語(英語、中国語、ドイツ語、エスペラント、スペイン語、フランス語、ロシア語、朝鮮語、イタリア語、タイ語)をマスター。総合商社で活躍したのち、現在は英語教室を運営する著者が効率的な語学習得のコツを大公開。
そのメソッドをいくつか紹介すると・・・
◎ゆっくりコツコツ積み上げるのは最悪の勉強法! 将棋やゲームのルールを憶えるつもりで、一気に外国語の「主要キャラ」(基本文法と基本単語約300)を憶えてしまおう。
◎単語帳はつくるな。文脈から切り離して単語を暗記しようとしても、あなたの脳が反乱をおこします。相性のいい単語と「2語つながり」で記憶するのが賢い記憶法。
◎聞き流しを続けても進歩はない。初期段階で言葉のリズムや雰囲気になれるためには有効だが、慣れたら方針を変更すべき。
独習のための図書案内も収録。英語をつかって仕事をするビジネスマンから、受験英語に悩む学生まで、ためになるノウハウが満載!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
著者は英語だけでない語学の達人。総合商社にご勤務とのこと。
単なるノウハウものではなく、読み物としても大変面白い上に内容は硬派。世の中にはすごい方がいるものです。
しかし、一般人の私たちにとっても外国語習得に当たってとても参考になるアドバイス、情報が満載。そしてその指摘は中国語をかじって、韓国語は仕事でも使えるレベルまで何とか身につけ、現在英語と格闘中の私の経験からもとても腹落ちするものばかり。実践しなくては!
かなりの好著。
※但し辛口の箇所あり注意。
※それと、書名と内容はミスマッチです。内容は英語学習に限りませんし。
Posted by ブクログ
語学好きの商社マンが語学学習の極意を大公開!工夫次第で、語学力は各段に向上する。語学学習に止まらず、韓国人のメンタリティについての記述も興味深い。
Posted by ブクログ
「英語学習の極意」というタイトルですが、著者は英語のみならず中国語、スペイン語、フランス語、エスペラント語など数多くの言語を習得し、現在も多くの言語の学習に取り組んでいる「語学のエキスパート」です。また、言語習得の研究者ではなく、ビジネスマンとして数多くの言語で世界中の人々との折衝をおこなってきた経歴の持ち主で、本書でも著者が体当たりで獲得してきた語学学習のテクニックが語られています。個人的には、句動詞の重要性にあらためて気づかせてもらったという点で、有益だったように思います。
語学学習をテーマにした新書は各社がこぞって出版していますが、本書は何とも「文芸春秋」らしい内容です。言語を学ぶということは、それを用いている人々の日本や日本人に対するイメージを直接目にしたり耳にしたりする機会が生じるということであり、みずからのイメージとの差異に気づくということでもあるのでしょうが、そうした生々しい内容にも言及されているので、そうした点が気にならないという読者であれば興味深く読めるのではないかと思います。