あらすじ
産経新聞「週間ベストセラー」コーナーに掲載されました!
脳の仕組みに合った覚え方さえできれば、
天才的な記憶力を発揮したり、
英語であれば楽々単語を覚えたりすることが誰でも可能なのです。
TOEIC満点の著者が初公開。英単語を身につける、自由に使いこなす。
英単語を覚える時に、こんなことをしていませんか?
・気合いと根性で繰り返し覚える
・ひたすら書いて“手で覚える”
・語呂合わせに頼る
また、英単語をせっかく覚えても、こんな結果になっていませんか?
・単語を覚えても結局英語が話せない
・TOEICスコアは上がったものの、英語力は相変わらず
・覚えては忘れ…また覚えてのイタチごっこ
・覚えることが多すぎて、英語が嫌になった
・しばらく英語から離れていたら、すっかり忘れてしまった
英単語を頑張って、必死に覚える必要はない!
脳の仕組みを知り、脳が覚えやすいやり方で学んでいけば、誰でも簡単に英単語が身につく。
TOEIC満点の著者が初公開、英語に特化した記憶の本!
■目次
●Chapter1 英単語が自然と覚えられる心構え
・頭の悪い人なんて存在しない!?
・「覚える」のは、実は簡単
・「覚えられない」のではなく「忘れてしまう」だけ!
・脳は何の努力もなしに覚えられる?
・長い情報を無理やりに覚えようとしていませんか?
・覚えたからといって放置してはダメ?
・脳はとっくに記憶している
・まとめ:脳科学に基づいた記憶の仕組み
・覚えたい情報を長期記憶に入れるコツ
・気づかないうちに、順番で覚えてしまっていませんか?
・スペル(つづり)を覚えるためにトレーニング
・目には見えない「意識」が大きな影響を与える
・
●Chapter2 使える知識を身につけるための効果的な覚え方
(大人は「丸暗記」してはいけないイメージを掴めば、圧倒的に記憶に残りやすくなる ほか)
●Chapter3 ボキャブラリーを“増やす”
(大前提となる、最も重要なつながり受け身の英語学習から今こそ卒業しよう ほか)
●Chapter4 ボキャブラリーを“深める”学び方
(「偏り」を解消しよう日本語訳を覚える人、イメージを掴む人 ほか)
■著者 西澤ロイ
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
【概要】
・頭の良さや年齢は関係なく、脳の仕組みや英語の性質を理解して覚えれば、天才的に英単語を覚えられる~というキャッチフレーズから始まる。
・エビングハウスの忘却曲線の話。
・覚える対象を脳に「大事なもの」として認識させる。その為には忘れる前に繰り返し「思い出す」ことが必要。
・エピソード記憶(ストーリーを作成)で覚える事のすすめ。
・覚える英単語に興味をもつ、もしくは、興味のある分野からそれに関する英単語から覚える。
・自分で英単語ノートを作り、覚えたい単語は別途、想起のための単語カードで覚える。
・語呂合わせや、語源で覚える、等のそれぞれの方法についての著者の見解が述べられている。全体的にメリット、デメリットが述べられている。
【感想】
・本書で推奨されている記憶方法は、簡単かもしれないが、決して楽な方法ではない。根気強く努力していく必要がある(何度もコマメに復讐する、脳が記憶するまで書く、等が推奨されている)
・本の中で推奨される「単語カードを自分で作る」について。
この本が推奨する、上記に書いた内容とこれに関しては、個人的には効率が悪いと思った。例文等も、自分が興味を持ったものを全て自力で探し出し、そしてノートに書き加えろとのこと。
確かに初めは興味をもった事柄に触れてやっていくので、楽しいし勉強した気になる。しかし、人によってはかなり時間がかかる事に気づくだろうし、それのせいで面倒臭さが勝ってきて、このやり方では長くは続かないと思う。
そもそも時間のかかるやり方は、継続的に勉強する人にとって大敵。ほとんどの人は働きながら勉強していたり、学校に通っていたり、時間が無い人が大半。他にやる事、勉強すべき事がたくさんあるのだから、これだけに大量に時間を費やすのは非常に非効率かと思われる。
自分としては、少しくらい辛くても、英語に頻出する単語を研究されつくした単語帳で、しっかりと勉強・暗記していった方が、テストでも資格試験でも英会話でも役に立つと思うし効率的だと思う。結果が出やすい→継続しやすい、というのが持論。
・語呂合わせや語源で記憶する方法について、著者の私見が書かれているが、どれも納得いく内容であったし、単語がどうしても覚えられない方や、勉強の仕方が全然わからない方にとっては、総合的にはプラスになる本だとは思う。