あらすじ
日々を「善く生きる」ためには何が必要でしょうか? その良い手立てとして、歴史から学ぶという方法があります。わが国には、読む人に感動と憧れを抱かせる生き方を示した人物が沢山います。自分が優れていると思う人を、素直に真似していくこと。これが「善く生きる」ための一番の近道になるのです。本書は、現役の中学校教諭が子供たちに、偉大な先人たちの感動的なエピソードを「道徳の教材」として語りかけた七十話を収録。私たちの祖先が、何を大切に思い、何に情熱を傾け、何に自分の身を捧げてきたかを伝えています。「牢獄でも学び続けた吉田松陰」「全財産をなげうって農村の復興に尽くした二宮金次郎」「ユダヤ人難民にビザを発給し続けた外交官・杉原千畝」「五十六歳から独力で書き始めた徳富蘇峰の『近世日本国民史』百冊」「世界を感動させたある潜水艇事故――佐久間艇長の遺書」など、人生の本当の価値とは何かを説いた“魂の授業”を再現!
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Posted by ブクログ
「道徳」というタイトルだけ見ると、ちょっと抵抗感をもつ人もいるかもしれない。が、本書は歴史上の人物を題材に、「美しく生きる」とはどういうことなのかに焦点を当てている。70の話の中には、きっと自分の生き方を見直すきっかけになるものが見つかるでしょう。
Posted by ブクログ
「なんで勉強なんかしなきゃならないの?」この問いに対する答えを見出すことのできない子供たちは、勉強を押し付けられる苦悩の日々を悶々と送っている。
「なんで国語を勉強するの?」この問いに対する答えは、国語の厚い教科書の中には載っていない。
「なんで数学を勉強するの?」この問いに対する答えは、数学の教科書で学ぶどんな公理・定理を用いても、導きだすことはできない。
では、なぜ私たちは勉強しなければならないのか。その問いに対する答えはどこにあるのか?
その答えは、この本の中にある。
Posted by ブクログ
自分の子供に読み聞かせよう!と心に誓う。それくらいに感銘を受けたし、繰り返し読むことに耐えうる本こそ良書だと実感できた本でもある。
歴史上の人物の話がたくさん紹介されていて「生き方の手本」となる人物を知り憧れ近づこうとする気持ちを養う道徳教育の大切さを改めて確信できた。やっぱり道徳は教科にするべきだ!あと武士道も!
「日本人の道徳は武士道からきている」 新渡戸稲造
「心優しく美しい日本人の心の華は、武士道である」 ロシア人宣教師ニコライ