【感想・ネタバレ】ヴェリタス【電子限定特典付き】のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

▼あらすじ
某国の対外国特殊諜報機関に所属するシャノン・ベルツは容姿、頭脳、技能、どれをとってもトップクラスのエージェント。
そんな彼がある任務のために潜入することになったのは、世界のVIPを会員に持つ巨大な秘密結社───〝ヴェリタス〟
とある古城で開かれるという人間をペットに見立てた〝擬似ペットショー〟に〝ペット〟として潜り込んだシャノンは、検査と称してカラダを探られ、奥まで弄られて───…!?

***

真行寺ツミコ先生の作品を読むのは『リヒテンシュタイン博士の華麗なる日常』ぶり。
実はたまたま買った雑誌にこの作品が掲載されており、それからずっと気になっていたお話でした。

世界観は物凄く好きです。ダーク&耽美って感じで雰囲気も洋画っぽくてワクワクしましたし、ストーリーも読み応えがあって面白かったです。
ただ、いかんせん話がちょっと分かり辛いんですよね。
説明も決して多いとは言えないし、謎の部分が多過ぎて少なくとも1回読んだだけでは作者さんの好きなものを詰め込み過ぎてとっ散らかった印象になってしまっているとマイナスに思いました。
ただ、少し時間を置いて読み返してみると、不思議な事にこれはこれで面白いと思えると言いますか、逆にこれだけで終わらせるには勿体無いなって思ったんですよね。
元々設定や雰囲気は最高に良いので、シリーズ化して作中に散りばめられた伏線をきちんと回収し、ストーリーに厚みを持たせたらかなり化ける気が…。

因みにこの作品を読んで私が一番吃驚した事は、現在のシャノンは犯罪組織のボスになっているということ。
このお話はシャノンが諜報部員だった頃のお話で、いわゆる過去編らしく他社の読み切り作品(単行本未収録)のスピンオフ的な存在らしいです。
通りで最後のお話が意味不明だった訳だわ…と思わず苦笑い^^;
カバー裏の補足説明を読むまで頭の中はてなマークだらけだし、最後に出て来たベイビーなんててっきり別人かと思いました(笑)
(どうして幼児退行してるのか凄く気になります…)

まぁ、世界観が好みなだけあって最後まで楽しめたのは確かですが、恋愛要素はないし、エロも9割モブ姦というある意味珍しい一冊なのでモブ姦や愛の無い話が苦手な方には合わないかもしれません。(私もどちらかと言えばモブ姦は苦手な方なんですが、シャノンが割り切っているのでこちらも割り切って読む事が出来ました。)
でも、ベイビーがその内シャノンの相手になるのかな?って予感はします。
まぁ、少なくとも幼児退行したままじゃ無理ですが…(笑)

ベルガの件だったり、ドクターの正体だったり、気になる点も幾つか残っているのであまりすっきりとはしませんが、雰囲気は十分楽しめたので評価は満足の★4です。

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2020年03月24日

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